コミュニケーションを鑑みる
- とらよし
- 2024年9月14日
- 読了時間: 10分
情報の取捨選択
・情報には種類がある
世の中の情報は大きく分けて「ミクロな情報」と「マクロ
な情報」の2つに分けられる。ミクロ情報は「個」に特化
した詳細な情報の事であり、マクロ情報は「集団」の在り
方をカテゴリごとに分けたような扱い方をされる。どちら
も大切な内容を含んでいる為に情報自体に正解も不正解も
ないが、インプットとアウトプットの話をする時にこの違
いは大きな障害となって現れる。どちらにでも受けられる
ようにする為には視点の切り替えが必須になる。
・地質学者になってみよう
こうした「情報の捉え方」というのは、従来あまり言語化
されてこなかったモノ。その理由は文章化する事で一気に
イメージが湧かなくなるからに他ならないが、例えば自分
が地質学者になって考えてみると少し理解が深まる。世界
の山々を調べる内に富士山の歴史に辿り着いたのであれば
「世界の山々との違い」を基に、富士山にフォーカスした
意味をストーリー化できるが学者を目指して以来「富士山
しか知らないヤツ」が他の山々を語れる理由は一切ない。
成り立ち方も違えば扱われ方も違う他の山々は最早「山と
は呼ばない」なんて言い出すかもしれない。
・アナタが得る情報
インプット情報をミクロに収集してしまうと「正解が1つ
しかない」狭い井戸の中でのヒエラルキーに準じた制度に
縛られる事になるだろうし、逆にアウトプット情報を外部
向けにマクロ情報へ展開したのがキャッチコピー。ならば
仕掛ける側が出すアウトプット情報は、最終的にはマクロ
情報を狙う事になるがインプットする情報が1つのミクロ
だけでは視界が狭すぎる。だからできるだけ沢山のミクロ
情報をマクロ的に捉える必要があり、その試験運用の一環
としてこのサロンでは「全員がオンラインサロンを開催し
て入り合えば良い」としている。
時代のピント調整
・フォーカスとは何なのか
ビジネスの世界でなくともよく使われる「~にフォーカス
する」という言い回しがあるがこれは決してズームアップ
する事だけを示唆したワードではない。本来このワードが
示すのは「焦点」であり、ピントを合わせる為にはズーム
したり引いたりする作業の事を総称してフォーカスと呼ん
でいるに過ぎない。これは情報社会でも同じ現象で扱う事
ができて、例えば起承転結を考える際には上下左右の概念
から「奥行」に見方を変えれば「転」にフォーカスさせる
事も「結」にフォーカスさせる事も自由自在に出来るよう
になる。
・疑ってかかるという姿勢
この意識変革が必要な理由は、正解も前例もないようモノ
を自身のアイデンティティに沿ってオリジナルで創ろうと
しているから。誰かの正解を追いかければ、それは難易度
が低い。そこで需要を減らす事でブルーオーシャンを目指
す所にあまり魅力はなくって、それよりもオリジナリティ
で難易度を上げる方がよりラグジュアリーに近いと考える
からだ。だからこそ「自分は正解」ではなく常に自分をも
疑う姿勢は必要で、その為に奥行で見るストーリーの見え
方は理に適っている。
・結局どうすると良いのか
インプットする情報は「自身の目的に沿っているのか」を
フォーカスしてピントを合わせてみる。期待値に価格反映
されるこの業界では、当事者の発信が予想なのか経験なの
かが判断できる事はメッチャ大事。正しい情報の取捨選択
とは常に「自分にとって正しいか否か」で判断すべきで、
これが周囲との差を気にしない心のアンカーとして機能す
ればそれはアイデンティティに則った動き方が出来ている
という確証に変わる。
アイデアの源泉
・仮説と証明
情報にはミクロとマクロがある事は解説済みだが、サロン
記事はミクロ情報がそのほとんどを占める。その理湯は、
過去の偉人達が「正解である」事を証明した文章をボクが
個人的にちょっとマクロ寄りに繋げて再提供しているから
に他ならない。これは「期待値」でも「仮説」でもなくて
成功者がボクらに対して一体「何をしろ」と言っているの
かを現代風にアレンジした記事であるから。ただし、中に
は仮説で書いた記事も少し混ざっているので、その内容は
本編にて。
・証明を読み解く
宣伝文句やキャッチコピーはあんなにも読みやすいのに、
サロン記事はどうしてこんなにも読みにくいのか。それは
読み方が第3形態の「傾聴」と同じ読み方をしなければな
らないからであり、この読み方で熟読すると人間の脳内は
パンクする。ただ、それは決して悪い事だとは思っていな
くて「パンクする⇒仮眠(うたた寝)」というサイクルは
記憶に刻み込むのに一役買う。普通はそんな覚え方はしな
いが、逆に異端な行為によって「普通のまま」という事が
どういう事なのかが理解できれば、無知の知に一歩近づく
事ができるのだとボクは考えている。成功者を目指すので
あれば普通では到底無理である事をまずは理解しよう。
・アイデアを出す秘訣
何度も言うがこのサロン記事はバックエンドであり広告の
場ではない。だから耳障りの良い宣伝文句も出てこなけれ
ば、期待値も含まない。ただ、そんな研究チックなミクロ
な情報を第3形態の読む姿勢で読めるようになった時には
アナタが思いもよらなかった斬新で新しいアイデアが出る
自分になっている事だろう。普通の人には出来っこない事
をやってのけた人間が得る実績の第1号は「明日の自分に
期待が持てる」という事。言うのは簡単だが、これを本気
で期待して「今夜は寝よう」と決断できる人はそう多くは
ない。普通から離れれば離れるほど、明日の自分が出して
くる斬新なアイデアほど楽しみな事はない。
市場を肌感で感じた事
・ロジカルな宣伝に魅力はない
自身のオリジナルコンテンツを効果的に宣伝する際に多く
の人は「あんな事がいいよ」とか「こんな事がいいよ」と
詳細を説明する事が多い。ただ見た事ない事や、やった事
の無い事に対する世間の反応は鈍感でどう頑張っても最後
には「じゃあ、やってみせて」になる。その一方で抽象的
な表現で説明されると期待感が伴う為に「怪しい」とは感
じつつも妙に納得してしまう事が多い。そしてそんな抽象
表現に用いりやすいのが「楽しい」という雰囲気であり、
それは「最悪価値がなかったとしても楽しめたのであれば
損はしない」というお金リテラシーのない考え方が蔓延し
ている原因にもなっている。
・ペネトレーションプライシング
結局「価値が生み出せない」状況は「最悪価値が見出せな
くても損をさせない」という、苦し紛れの施策に走る事が
多くなり選択肢が極端に狭まる状況を生む。これを如実に
表した表現が「楽しい有料は難しい」であり、本物の価値
を提供するのに「楽しいよ」なんて宣伝文句は不要。では
本物の価値を持つと、どんな選択肢が増えるのかというの
が価格戦略でも出てくるペネトレーションプライシングと
いう「無料公開」の戦略だ。この戦略は「売上度外視」で
無料公開しておいて「市場への普及」にプライオリティを
全振りする戦略だ。正に肉を切らせて骨を断つ。
・どこに影響力のポイントを置くか
何であれモノが売れる時というのは何かしらの影響力が働
いた時だ。では実際お金を動かすのにどんな所に影響力の
ポイントを置くかという答えの1つには「活発」である事
が挙げられる。内容はどうあれ多くの人が賛同して活発に
活動が繰り広げられる状況は、周囲のルサンチマンを生み
やすく人を集めやすい。ならば、自身のオリジナリティを
どうやって活発化させるかに重点を置けば、それはつまり
自身のアイデンティティをどう活発に動かすかを考えれば
良いという事になる。これが価値になるかどうかを真剣に
考えて実践してみよう。
マウントポジション
・マウントの出所
人は何かしらの「力」を持つと、途端にマウントが取れる
ポジションに移行する。その内容は権力や財力、影響力や
支配力など種類は多気に渡るが、そのどれもが誰しも平等
に持てる力ではない故にどれも非常に貴重な力である上に
実力が伴っている事が多い。しかし、問題なのはその力を
どう使うかだ。何でも自分の想い通りになってしまうよう
な力を持った人は、そのほとんどが私利私欲に走る。それ
はボクら人間が動物である以上、非常に合理的な判断だと
言わざるを得ない。ただ、自身で構築したワケでもなく誰
かから与えられた権利で私利私欲に走れば最終的にどんな
末路が待ち受けているかは、少し考えれば分かる。
・プライドという邪魔者
では仮に「誰かに授けられた力」に溺れてしまった者達が
将来的に訪れる末路はどうだろうか。権力をふるっている
間は「成功者」に見えるかもしれない。誰しもがその人の
言う事を聞き、その人の指示命令に従う。だが忘れてはな
らないのは、その力には「有効期限」があるという事だ。
その力を授けてくれた親元に還元する方向に尽力した人は
その後も成功が続くが、一度その力を暴力的な目的に使用
してしまった人には「別の影響力」が自動的に働く事にな
る。それがコミットメントと一貫性の力。一度、暴力的な
使い方をしてしまった人間は周囲の目を気にして愛徳的な
態度にはなかなか変われない。これがプライドの中身だ。
・テイカー思考との関連性
何かを欲する欲求は人間が持つ自然なエネルギーだ。その
中には当然「力」もあれば「種類」や「量」といった様々
な概念が混在する。テイカー思想はこの「欲する力」が強
い人の思想の総称だが、これを欲しいがままに情報の種類
と量を集めたノウハウコレクターになると、たちまちそれ
を「力」だと勘違いしてしまう事が多い。ノウハウコレク
ター自体は決して悪い事ではなく、情報リテラシーを上げ
るのに最適な立ち位置ではあるが、このポジションは自信
は付いても特に他の何の力も持たない。これを「自信がつ
いた=力を持った」と勘違いしてしまうから上から目線の
なんちゃって講師が続出するんだろう。
自分を疑う態度
・クリティカルな思考
思考論の1つに「結果を疑う」といった思考態度がある。
これは「自らが出した答え(結論)にすら疑いを持て」と
いう格言に近い考え方であるが、この自分を疑う態度とい
うのは何も「自信を失くせ」と言っているわけではなく、
あくまで「情報の種類や量を持っただけなのに力を持った
と勘違いしてないか?」という事に自ら気付く能力を与え
てくれる。何かしらの力を持った者は、その力をより大き
くする為に情報を集めるのであり、決して情報そのものが
力を与えてくれるワケではない事を覚えておこう。
・グローバルマインド
クリティカルな思考を持つメリットの1つにはグローバル
に展開されたインターネットを使った空中戦での勘違いを
避ける効果があり、それは同時に国際的な詐欺師を見分け
る時の、大きなポイントになる。通常詐欺師は「仕事」と
「出会い」なんかを材料に近寄ってくる事が多いが、中に
は国際的な文化の違いから本気で困っている人からの救難
信号である場合がある。これらを最初の一言で「詐欺か」
と片付けてしまうのは非常に簡単だが、それが本当に詐欺
の手口なのか実は単純に困っている人なのかを見分ける為
には少し突っ込んだ話をしてみる必要がある。世界と繋が
る事は、偏見と思い込みによる損益を避ける姿勢から始ま
ると言っても過言ではない。
・色メガネには様々な種類がある
人は基本的に様々な色をつけて世界を見ている。これを外
すのを面倒だと考えているのか、はたまた知らないのは別
として多くの「先生」はこの事実を公開しない。それより
も「自分の色に合った顧客を探せ」と、色メガネを付けた
ままで「メガネを外す」という事をやらない事に設定して
いる事が多いだろう。ただ、それは即ち「自分の勝手な思
い込みによって見込み顧客を逃しなさい」と言っているよ
うなモノで、ただでさえ専門性を持ってレッドオーシャン
から抜け出そうとしている個人起業家にとってその行為は
果たして成功へ導けるかどうかは怪しいところだ。

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