人の熱意を理解する
- とらよし
- 2024年12月29日
- 読了時間: 11分
ファンと生徒の違い
・楽しい事
一昔前の起業塾のイメージは堅苦しいか暑苦しいイメージ
しかなかった。そんな雰囲気がイヤで飛び出した人もいる
かもしれないが、昨今のビジネス塾は楽しい雰囲気を前面
に押し出したコミュニティが多い。ただ楽しい空間という
のは「それ単体」を起業塾として成立させるのが難しい事
も確かで、お金を払って遊んだから東大に合格した話など
聞いた事がない。楽しい雰囲気はあくまで「楽しい雰囲気
を価値として提供できる」事が前提で、公園や遊園地のよ
うな設備運営でないのならそれはタレントやお笑い芸人と
同じ商品棚に並ぶ事に等しい。楽しい雰囲気を使って仕事
をしたいのであれば、テーマパークや誰かのバックボーン
を使って便乗させてもらうプレイヤー事業にするか芸能人
顔負けのトークスキルを身に付けるしか勝ち目はない。
・好きな事
「好きな事をビジネスにする」というのは、このサロンの
最終形態にも掲げられているが、自身のアイデンティティ
を前面に出すスタイルは一方通行になりやすいが故に誰も
欲しがらないという環境をいとも簡単に生み出す。だから
こそ一般的には「ニーズに応える」事がセオリーになって
いるのであり、そこを狙えば認知されやすい安心感を得る
代わりに「寡占状態」を失う事になる。だからこそ楽しい
からは遠ざかるのは当たり前である一方で、そこにどうし
ても楽しいを盛り込みたいのであれば「楽しい場を創る」
方に尽力してはどうだろう。ただし自身が楽しい人になる
と競合は一気に大物が相手になってしまうリスクを孕む。
・外向的発信が可能なカテゴリ
ジャンルはどうあれ継続的な寡占ビジネスを合理的に考え
た時、最終的に辿り着くのは「教育ビジネス」になるだろ
う。サロンやセミナーなど方法は多種あれど、そこに興味
を持たれる為にはユーザーに「その結果、どうなるか」を
示す事が重要な課題になってくる。それを踏まえた上で何
かのプレイヤーは「自分が出来るかどうか」でしか価値を
判別できない事が多い為に他人に教えるという事に無理が
出てくる。一方でマネージャーは研究体質になる事が多い
ので外部に関心を与えるのが困難になる。内向的な発信は
どうしたって言い訳がましく、そのままでは周囲に影響を
及ぼす事が難しいので、そこに「楽しい場」を融合させる
事が課題となってくる。
無知の果てに
・始まりの人
何を隠そうボクの最終学歴は「高卒」で、しかも工業高校
という就職高校の為に高校卒業と共に就職するのは普通の
事であった。企業に就職すると、世界はその企業の世界観
でしか見る事ができず、一気に視界は狭くなってしまって
広い視野を保つのはなかなかに難しい。一般企業では仕事
の内容は既に決まっている事が多く、薄給である代わりに
仕事の難易度は低い。仕事は上司から与えられ、どこまで
覚えられるかという記憶の勝負でしかないからだ。企業が
「どうしてこの世に生まれたのか」も知らなければ理念や
ビジョンも見なくて良いのが高卒の役割で、これを大卒が
管理するというのが一般的な企業体系の在り方になる。
・この世界に入った人
そこから抜け出すにはかなり思い切った行動が必要になる
だろう。今まで全く読んでこなかった書籍と向き合う事に
なるし「できるから」やってたスマホゲームなどやってる
時間などなくなる。とは言え、一番のネックは「誰に付く
のが正解か」になるだろう。起業塾の先生達は講義は開い
てくれても「アナタの悩み」にジャストに答える答えなど
持ち合わせていない。だからこそ依怙贔屓が蔓延するのが
当たり前だったし、癒着と忖度だけで回る階級社会という
のがこの世界の常識だ。ただ、その環境は既に企業の中で
誰もが体験している環境であり、何も問題解決しないので
あれば何も個人起業にこだわる必要など無い。
・予想される未来
先生や師匠が何も教えずに「生徒や弟子が自分で考える」
というコンセプトは一見素晴らしいように聞こえる。ただ
それは先生が正解を持っている時にのみ通用するやり方で
あって、正解のないこの起業の世界でそれを実践してしま
うと「師匠や先生は怠惰なままで良い」というジレンマが
生まれる状態になる。問題の答えを出すのが生徒や弟子な
のであれば、わざわざ先生や師匠が答えを持っている必要
がないからだ。これが一般的に「詐欺だ」と言われている
コミュニティの正体であり、これが成り立てば「搾取する
事だけを目的にした先生っぽい人」に、優秀な生徒や弟子
が栄養分を全て提供する構図になってしまう。ならばその
先にアナタが思い描く明るい未来はあるか?
メンターが見せてくれた世界
・メンターを見つける
起業の世界は簡単ではない。まずはサラリーマンであると
いう常識から出る必要があり、その先で「怠惰な先生」を
見分ける必要があるからだ。この怠惰な先生の存在に気付
けるかどうかもさることながら、その先での指標を探すの
はもっと難しい。これが俗に言う「メンター」を探す意味
そのものだ。こうした存在はかなり希少で、なかなか見つ
ける事はできないかもしれないが、それでも本気で探せば
どこかに存在していて後は脳が引き寄せてくれる。ここで
大事なのはメンターが誰なのかではなく「本気で探せる」
かどうかが課題になる。
・最初の課題はお金
お金の本質を情報として流している人は少ない。口を開け
ば「稼げる」「儲かる」しか語彙力がない人とはさっさと
距離を取った方が良い。お金が一体何なのかが理解できて
いない証拠だからだ。そもそもお金は「価値の交換券」で
あって「何でも好きなモノ買える券」ではない。とは言え
この本質が見えてくればお金の危機に直面するのは当たり
前で、何の価値も見いだせない内から「稼ぎ」に転嫁する
為には価値の無いモノを「空売り」するか、イチかバチか
でギャンブル的にお金を投資してみるかインフルエンサー
のように「誰かの価値を評価する」側に回るしか選択肢が
ない事も確かだ。しかしアナタがやりたかった事はそんな
仕事だったろうか?
・時間はかかるという覚悟
即金を求めたいのであれば、どこかでバイトするか企業へ
就職する方が話が早い。ただ、一般人はスマホゲームする
時間は惜しむが副業にかける時間は無いと考えている事が
多い。即金が手に入らなければそれは仕事としてやる意味
が無いと思いながらも、時間を食い潰すゲームは「やらな
い事」には含まないし、何ならお金まで払ってしまってい
る人もいるぐらいだ。自身のビジネスを本業にするという
覚悟はまず「ある程度時間はかかる」という覚悟を決める
事に等しい。
事業の二つ名
・○○づくり
以前に出した職業カテゴライズ図には、何が価値提供とし
て成立しているのかを基に「○○づくり」という名目にて
括ってある。これが正解かどうかは別として、この図では
仕事の流れ(バリューフロー)が上流から下流へ流れる事
を当然とする一方で実は右から左へも流れるんじゃないか
という仮説がその裏側にある。これが見える化できれば、
自身のアイデンティティに則した価値はどのポジションを
担う人が欲しがるのかが明確に見えてくるだろう。マネタ
イズの第一歩は、自身の見込み顧客がどんなポジションに
いるのかを見極める事にある。
・何を価値として提供できるか
どこかで誰かの仕事を手伝うのであれば、バイトか就職で
事足りるのが現代社会の構図であれば、自分で仕事を創る
為にはどこかに「裸の自分を見せる空間」が必要になる。
そこでは一方的な情報の発信になるだろうし、誰も見向き
もしないかもしれない。それでも、価値提供の学びが数%
でも含まれているのであれば、それはやらない手は無い。
ただしその一方的なアイデンティティの発信はブルーオー
シャンである事が多いので、社会には認知されにくいのも
確か。ここでの打開策はアナタが何を価値として提供でき
のかかが全てを握る。
・登る戦略家の誕生
ボクのプロフィールには「登る戦略家」としての二つ名で
の紹介が掲げられいる。これはガチガチの根暗でコミュ障
な専門研究員でない事を社会に広める為の戦略として非常
に有効な演出になる。他にも「歌うアイスクリーム屋」で
あったり「踊る音楽家」など、自分の専門外の分野をプロ
フィールアクセントに入れる手法は古くからあるが、これ
がとても使える。気を付けなければならないのは「戦略に
長けたクライマー」としてしまわない事だ。こうなってし
まうとメインはクライマースキルになってしまい意味合い
がガラリと変わってしまう。これらの点には十分注意しな
がら、アナタの二つ名を考えてみると良い。
評価経済という指標
・評価経済という概念
この聞き馴染みのないワードは、経済というモノを考える
上で経済評価がどのようにできているかを簡潔に紐解いた
論理で、果ては「国」というモノがどのように形成される
のかの縮図表現だ。なぜボクらは原価20円程度の紙切れ
を見て、その紙に1万円の価値があると信じているのか。
100枚束ねても原価2千円ぐらいしか価値の無いモノを
ナゼ100万円があるように見えるのか。これはどこの国
でも同じだがボクらは既に生まれた瞬間から「当たり前」
を植え付けられている。正月に子供にお金を渡すお年玉も
全てはマーケティング戦略の一環であるが、そもそもどう
してその紙切れにそれだけの価値があるのかを説明できる
大人でありたい。
・仮想通貨の正体
仮想通貨は名前の通り「仮想」なので実体が存在しない。
しないが、そんな役割のモノは既に「小切手」や「手形」
のような形で存在している。これは、いわば「約束事」の
ような在り方であり、ポイントや地域振興券とはまた役割
が異なる。つまりどこまでいっても通貨であって、しかも
その通貨はどんな外貨とも交換可能だ。という事は世界中
から「偽造」のターゲットにされるリスクをはらんでいて
ある日突然、誰かのウォレット(仮想通貨口座)の中身が
増えているなんて「見かけ上のダマし」が通用しないよう
ブロックチェーンと呼ばれれているシステムがガッチリと
その役割を果たしている。
・投機目的なら十分機能する
仮想通貨はワールドワイドな通貨として認められてる反面
買い物には使いにくい。実態のない通貨であるので、現物
との交換が成り立ちにくいからだ。この辺りの利便性が見
つけられずに仮想通貨は減退したが、それでも全ての外貨
と交換できるメリットは富裕層からしてみれば便利な事に
この上ないだろう。そういった意味も込めて、仮想通貨は
現在でも人の意思で価値が上下するFXのような「投機」
目的なら十分通用するが、ビジネスの実用にはまだ程遠い
と言えるだろう。
やる事は同じ
・一番難しいビジネスマインド
ボクらはあくまで「仕事」としての個人起業を目指す身で
あり、例えば仮想通貨にあらぬ可能性を吹き込んで投機を
促すギャンブルビジネスは「稼ぎを実現する必要がない」
のだから、作業としては非常に楽に進む。ただ、この方式
で一度でも成功してしまうと心が無くなっていくだけでは
なく、その手法に依存してしまう可能性も否めなくなる。
このサロンで「詐欺の方がよっぽど楽だ」と言っているの
はこの為で、その仕事は楽に稼げる反面未来がなく依存性
が高い「薬物」のような扱いになるだろう。実際の価値を
交換する無形ビジネスは、それほどまでに整合性を取るの
が難しい。
・通貨と同じ価値
現代社会は少し前とは違い、情報に価値を見出すのが難し
くなってきている。Google先生が正解をここまで集めて
しまうまでは、ある程度固まった情報さえあれば既得権益
が簡単に構築できたのかもしれないが、これだけダウトが
あからさまに見えてしまう現代社会で「何かを信じていれ
ばお金は手に入る」といったオカルトちっくな内容は流石
に信用を失ったし成功者がどれだけ「働く時間の少なさ」
を訴えても新規参入者には通用しなくなってきた。結局は
通貨と交換できるだけの価値を創ろうとするとある程度は
「寝ない日々」が続くのはバレてきたし、成功者の現在の
生活サイクルをどれだけ主張しても「それは成功してから
の話」だという事も見えてしまっている。
・通る道は100年前から同じ
成功者が新規参入者を止めたがっているのは今も昔も同じ
事であるが、昔は思い留まってくれていた人々はネットで
正解が見れるのを良い事に「成功者が仕掛けるストップ」
ですら通用しなくなってきた。しかしボクらはそれでこそ
公平な時代がやってきたと感じるべきで、実力ある者だけ
が成り上がり、実力のないモノは成り下がる「実力社会」
そのものだ。方向性の違う努力は確実に報われない一方で
成功者がストッパー先輩として与える助言にも段々信憑性
がなくなってきている事を踏まえると、品質にはどうして
も時間をかけるしか方法はないのだし、成功者がどれだけ
民衆に対して「ゆっくり休め」と言ったとしても聞かない
のが現代起業家の在り方なのではないかと考える。成功者
が、成功者たる所以は100年前から変わっていない。




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