内面世界を拡張させる
- とらよし
- 4月12日
- 読了時間: 10分
実力社会で生きる
・社会功績の始まり
子供が持つ影響力には「親からの支援」がベースにあるの
が現代社会の在り方。ただ、親がその「影響力の使い方」
を知らないばかりに、ほとんどのご家庭では子供が社会人
になったタイミングでその影響力を「放棄する」事を余儀
なくされる。その理由のほとんどが「自分で働けるように
なったのだから支援を打ち切る」というモノだが影響力は
そんなに簡単には広まらない。何度もトライ&エラーを繰
り返して自己実現を繰り返さなければ成功には辿り着けな
い事はマズローのお話でも出た事。
・企業での実績
子供達が社会人になって仕事に就く目的は「会社内で自身
が持つ影響力をいかに広めるか」に尽きる。ただ子供時代
から拡大させてきた特技や習い事は会社内では意味をなさ
ず、社会人になった時に今まで培ってきた影響力を手放す
お子さんも多いだろう。それでも子供時代にやってきた事
の功績は大人になっても残っているのが必然で、社会人に
なった事でこれを手放すと「会社で褒められる為に働く」
という社畜人生が幕を開ける。企業の目的は「会社が社会
にどう認められるか」がメインであり、社員はそれに対し
てどれだけ実績が残せるかにかかってくるからだ。メイン
ストリームはあくまで「社会」であって「会社」でない事
を教えておこう。
・起業家はどうだ
ではそんな「会社」から抜け出してメインストリームでも
ある「社会」へ単身飛び出した起業家はどうだろう。企業
内での実績は主に「売上」がメインであり、その根底には
「商品」という売るモノが既に存在している。しかし看板
も何もない起業家には、その売るモノがない。ならば必要
になってくるのは「商品」か、子供時代にこそ大活躍した
「影響力」のどちらかが必要になってくる。「何かある」
と感じる心は正にその影響力を増大させる為のキッカケに
過ぎないが、そのキッカケがなければアナタが個人で影響
力を持つタイミングは永遠に訪れない。
老後の仕事を創る
・成功が始まり
世間の流行りは「事業を波に乗せる事」と「事業売却」が
メインになっている。資本主義に則ればそれは確かに至極
真っ当な「売り抜けゲーム」であり、知らない者が損する
(犠牲者の)上に成功が成り立つシステムだが世の中には
それ以外の勝ち方はあまり知られていない。ほとんどの人
は「億単位のお金」を持つ理由を自分で知らないし多くの
人はお金の事を「何でも好きなモノ買える券」だと勘違い
している節があるからだ。実は「投資」と「教育」は非常
によく似ているとこのサロンでは考えられていて事業成功
は教育の始まりに過ぎないと考えている。だからこそ成功
した成り金は10年先で没落していくし「投資が大切だ」
と繰り返し書かれるのはその為だ。
・セミリタイヤとは
通称”不労所得”が得られるセミリタイヤに至るまでお金の
投資を続けるのであれば、そこには最低1億円の投資額が
必要である事は既に表沙汰になっている事実だ。この金額
は売上でもなければ利益でもなく、投資としてアナタの手
から「手放しても大丈夫な額」だという事を忘れてはなら
ない。つまりはその額を投資できるプレイヤーは、年収の
3割がその額に相当する計算になるのだから後は計算して
みると良い。この金額を実現する為にアナタが時間当たり
で得られる金額を割り出してみると「時間と金額が比例し
ない」事に簡単に気付けるだろう。であればアナタはどう
やってそれを実現しようか。
・回収金を投資に回す妙
とは言え、投資額がその金額に達するまでに「上昇気流」
が発生する事は確かだ。それがどのタイミングになるのか
は明確ではないが、投資が「複利計算」で行われる事を鑑
みれば1億円を貯金してからポンッと投資するスタイルで
ない事ぐらいは容易に想像が付く。だからこそ少額投資の
NISAが流行るキッカケを生み出したが、これはある程度
の金額(収入の3割)がほぼ永久に手元に入らない状態で
も問題なく活動が継続できる「前提条件」が必要で、更に
その先で不労所得が目指せる金額に到達しないのであれば
別の何かに転用する可能性も含めて然りだろう。
2分社会の原理
・チャンスは2種類ある
企業で労働者として働く場合、アナタに訪れるチャンスは
2種類存在する。1つはトッププレイヤーとして勝ち抜く
ポジションと、もう1つはそのトッププレイヤーを支える
スーパーバイザーのポジションだ。当然どちらもその根底
には「企業理念に沿えているかどうか」がネックであり、
個人の欲求をそこに持ち込むと理念の違いからストレスと
して受ける事に繋がる。また近年ファシリテータを目指す
人が増えているのもスーパーバイザーの存在が世間に認知
され始めた影響だろうが、ホラクラシー組織の役割は他に
も多数あるのだから全てを学んでみれば良い。
・忖度に見える実力
では周囲を押しのけて「我が道」を行く王道トッププレイ
ヤーに対し、スーパーバイザーは世間からはどのように見
えるだろうか。パッと見て、その存在はトッププレイヤー
の後ろを補佐しながらついていく事から虎の威を借る狐に
見える事も珍しくない。よって周囲からは「忖度」にしか
見えないというのが特徴だ。ただ、実際そのポジションに
立つ為には「へりくだる」とは無縁の実力主義の世界に身
を置かなければ到達しないポジションだ。これは、単純に
トッププレイヤーが出す高い要求を受けきるスキルが必要
になるからだ。
・アナタはどうか
この「特定の人をサポートする」という役割が忖度に見え
る理由に「メラビアンの法則(人は見た目が9割)」とい
う思い込みがあり、逆算戦略アカデミーでは「避けられる
事象」として捉えている。ここは逆に「人は見かけによら
ない」という諺がある通り、その人がどれだけ「許せない
ポジション」でぬくぬく仕事をしてるように見えても実際
話してみれば大変素晴らしい人だったという事も珍しくな
い。更には自分よりも大きな悩みを抱えて過ごしている事
も見えてくるからだ。ならば今後は「見かけ」をアテにし
なければ良いだけの話で、判断基準はその人が「何をして
いるか」に焦点を絞れば自ずと視野は広がるだろう。
常識との乖離を鑑みる
・管理されるシステム
個人起業家が世間から乖離されてしまうといった仕組みの
原因を作っているのは紛れもなく「管理社会」そのものだ
ろう。ボクらは子供の頃から学校や企業に管理されながら
大人になった事で、自身の自由な思想を放棄する事こそが
社会貢献になると教えられてきた。であれば個人起業家を
目指す為には、まずその管理体制から抜け出す必要があり
逆に自身の自由な思想を思う存分発揮できる場所が必要に
なる。SNSにはこういった独自のオリジナル空間を創れる
場所があり、ここを活用しない手はない。
・抜けるか否かの判断
このように「幼少期の自身に影響を与えたモノ」まで遡れ
れば、アナタのアイデンティティ(自由な思想)がどこに
あったのかを思い出すきっかけになる。管理という世界は
「気付く」事でしか視界が変えられないし、これを映像化
したのが映画マトリクスだと捉えれば、起業家を目指すと
いう事が世間から乖離されるに等しいと気付くのにそんな
に時間はかからないだろう。何かの管理下でトップの座に
就く事は出来るが、その上には絶対に破れない分厚い天井
がある。まずはその「限界空間」から抜け出さなければ、
自身の稼ぎは永遠に青天井にはならない。
・その先で待ち受けるガチャ
ではその状況に気付いたとして、アナタがやっとこさその
閉鎖空間から抜け出したとする。しかしその先で待ち受け
るのは「新たな管理の始まり」になるケースが非常に多く
せっかく自由になっても見渡す限り続く無限の空間で自分
が何をすべきかが見えてこないと、人はその空間の大きさ
に耐えられなくなるからだ。その世界では「向かうべき方
角」を自身で決めなければならず、その方向を決めてくれ
るのがアイデンティティの役目。受動的なまま外に出ると
「管理してくれる人」を探す旅に早変わりしてしまうのは
その為だ。
乗るか反るか
・売り物の定義
現物販売はともかくとして、無形商品のほとんどは売り手
自身が「欲しいかどうか」を尋ねると多くの場合は買わな
い事が多い。つまり、自分の売っているモノは特に自分が
欲しいモノではなく「提供できる」からという理由で販売
しているに過ぎない。だからこそ「購入する人の心理」を
理解する事無く「売れる手法」に頼らざるを得ない。そこ
に注力してしまえば、小手先の技術で「売れる人には売れ
る」が成立してしまう為、その途端に中身は不要になる。
自身が販売するモノは、あくまで「自分がお金を出してで
も欲しかったモノ」である必要があるのはこの為だ。
・2段階目のガチャをなくす
起業家のペルソナは「自分自身」だけで十分である理由も
ここにあって、例えば「ヤル気満々」で意気揚々と航海に
乗り出した所でアイデンティティがなければその先様々な
「起業塾ガチャ」を引き続ける事にお金を使ってしまうし
ハズレを引いたそのお金はギャンブルと同じでもう2度と
手元には返ってこない。本来ならそのお金は従業員給与や
投資など、別の何かに使えたハズなのに「選択を間違えた
だけ」で一気に失ってしまう。失敗は恐れる必要はないが
「マネーリテラシーが無い」事と「投資と勘違いしながら
失う浪費」では意味が大きく違う。そのガチャは一回経験
すれば十分だろう。
・理念と目標を持つから事業主
こうした概念をまとめていくと、起業に必要なのはお金で
はなく「別の何か」である事が見えてくる。運武天武任せ
で当たりが出るまでお金を出し続けるガチャに「勝ち」は
あれども「成功」はない。自身でビジネスを成功させる為
にはモノや情報を動かす前に「理念」と「目標」が最優先
だという事が見えてくれば、それは即ち「時間の使い方」
に問題がある事に気付くのもそう遠くはない。いつまでも
ガチャを引き続けない為にアナタが未来でガチャそのもの
にならない為にも理念と目標を「目的」に設定しよう。
能動的意思の効果
・MLMから始まった
ボク自身は昔から様々なビジネスに手を出してきている事
もあり、そのどれもが成り立っていない事を痛感する機会
が多かった為かMLMの組織体系が一番強いと感じているが
問題は「組織に入りながらオリジナルを目指す」っという
矛盾したあり得ない状況から抜け出す事を推奨する。その
組織の中で構成員の役割は「販売員」であり、起業家では
決してない。そしてトップの承認を得ながら昇格し続ける
システムなのであればそれは一般企業と同じで絶対に自身
が頂点に立つ事はないからだ。当然だが頂点に立つ人には
承認者がいない。さて、アナタはこの不思議な現象をどう
解決するだろうか。
・受動体質からどう抜ける?
一方で、販売員であれ構成員であれ組織の中に属している
間は「やる事」が決まっているはずだ。それは何かしらの
目的で行う「行動」そのものであり、売上を作る事は頂点
の仕事ではない。資本主義社会が今まで情報を遮断してき
た理由が、こういった事に「気付いて欲しくない」からだ
とすれば、それに気付いたアナタから行動は変えられる。
学校教育で「みんなと同じ時間」に「みんなと同じ場所」
で「みんなと同じ事」をさせられてきたのは一体何の為か
が紐解ければ、アナタが遠い昔にどこかへ置いてきたアイ
デンティティを思い出すきっかけにならないだろうか。
・だけじゃない資本主義の世界
ビジネスにとって「感情」というツールは相手を動かす為
に用いられるモノであって、自身が感情的になれば周囲は
一気に曇ってしまい視界が狭くなる。そしてその反対側に
いるのが「合理性」だ。この2つはどちらかに偏るのでは
なくバランスが重要であるが、感情的な人が合理性に寄る
時は必ず何かしらの問題を伴う。そこに今まで見えてこな
かった問題解決への需要と供給の姿が見えてくればアナタ
が過去に偏るキッカケになったアイデンティティの片鱗が
見えてこないだろうか。




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