市場を咀嚼する力
- とらよし
- 6月28日
- 読了時間: 9分
決済と承認と情報と
・仕事の時間配分
ROI(Return On Investment)の概念に則れば誰かの何か
のルールに則って行う賞レースは「今を勝つ」には有効で
あるが、その為に未来を縮めていては本末転倒だ。今やる
作業は未来でも有効打にならなければ、定期的に根底から
仕事を変更する必要性に迫られるから。ビジネスの継続に
必要なのは「稼ぎ」でも「儲け」でもなく「継続ができる
自分」である事に尽きる。だからこそこのサロンではお金
よりも時間配分に重きを置くし、アナタの時間を全て使い
アイデンティティを掘り起こす事が遠回りに見えて最短の
ルートだと確信している。何かを売ってお金に換える時間
よりも、後世に伝えるべき「何か」を自身の中から発掘し
よう。それが本当の仕事時間になる。
・圧倒的な情報量
とは言え自身のアイデンティティはそう簡単には見つから
ない事の方が多い。情報に縛られた現代社会では思い込み
による情報遮断が非常に多く、自分が考えたアイデアなど
の個性は「労働者の世界」では何の役にも立たないから。
学校教育のほとんどが労働者育成の為のプログラムなので
あれば、ほとんどの人は幼少期の頃から自分というモノを
心の奥底に封じ込めながら成長する。これらを表層を覆う
思い込みを剥がしていく唯一の方法は「知らない事をなく
していく」に尽きる。その最も手軽で有効な手法が読書で
ある事は言わずもがなだ。
・難関の再来
書籍は往々にして「正解」が書かれている事が多い。こう
した多くの文字に触れる事で、日を追うごとに自身のアイ
デンティティに近づく事は可能だが、今まで散々心の奥底
に溜め込んでいた表層を剥がす為に触れる情報量は、一般
社会に暮らす人々の数十倍に及ぶ。つまりアナタが自身の
アイデンティティに触れる時は、圧倒的な量の情報と向き
合う事に等しい事になる。ならばこれを「情報の発信源」
にしてしまう方がインターネットビジネスでは有効になら
ないだろうか。誰かが止める?関係ない。周りから浮く?
それも関係ない。これが「自分軸を持つ」という事だ。
消化を早める咀嚼活動
・丸暗記の弱点
学校授業でも習う通り、丸暗記は「既に世にあるモノ」を
間違いなく伝えるには最適だ。だから学校の授業で習った
事は「学校でしか通用しない」事を前提にしよう。だから
こそ大学より上に上がれば研究室のような場所にステージ
を移す事になるし、その為の基礎分野として学校教育はあ
る。これを踏まえれば、言われた事や書かれていた事だけ
を丸暗記していたってビジネスは育たない事は明白で自ら
様々な事にチャレンジできる環境こそがビジネスを育てる
場として重宝される事も理解に容易い。
・消化しなきゃ活用できない
ではそんな環境を創る前に、まずは自分がチャレンジャー
になる必要がある。自身のアイデンティティをお披露目す
る場はどこでも結構だが、それは労働者の条件下でも十分
に機能する。であれば働きながら書籍で勉強する事は可能
で、消化する為に「自分研究所」として学んだ事を備忘録
にのこしていこう。一番理解の進む方法は、学んだ事を誰
かに「伝える」事。これがアナタの質問力を上げる効果的
な消化吸収になる。
・解ったー!は大体つもり
丸暗記は既に「答え」のあるモノしか取り扱わない事から
新たなチャレンジが生まれにくいが、新たなチャレンジを
始めてみると、分からなかった事が分かるようになる瞬間
というのは何度でも訪れる。ただ、世の中には「理解はで
きるが実行できない」事が往々にして存在してる為、人は
内容を把握しながらもどこかで止まってしまう事が多い。
これでは本当に解った事にはならず、今度はそれを実行に
移す為の課題へと挑戦する事になる。そして人は、それを
「研究」と呼ぶ。
マインドと時間とお金と
・それぞれのムーン
起業人生を謳歌するには「目的」が要る。しかも起業する
となれば事業看板を自身で背負うという事になるので一生
続けられる事がメリットになる。となればその内容は今に
フォーカスしていては続かないだろうし、この先100年
続く為には「物事の本質」に切り込む必要がどうしても出
てくる。では自分の「親の時代」から何が変わったのか。
子供達の時代はこの先どうなっていくのか。過去から学び
未来へ吐出する為にアナタが掲げるムーンショットは一体
どんなモノになるのか。それ、アイデンティティに聞いて
みよう。
・安定した生活に不必要なモノ
仕事の本質を紐解けば、そこには「効率」の概念がどうし
ても入ってくる。ある程度の仕事と、ある程度の休日を織
り交ぜれば「安定した暮らし」は入手可能であるが、そこ
には当然アイデンティティ(個性)など不要な企業理念に
沿った世界。であれば完全に事業理念に依存する事が出来
れば晴れて安定した生活は手に入るが、アナタ自身の個性
をないがしろにするその働き方は果たして本望だろうか。
老後に企業組織の看板を失った時、お金だけを持った只の
老人が社会でできる事は「散財」しか選択肢がなくなった
りしないだろうか。
・マネーとマインドの優先順位
誰かの創った仕事に依存していると、老後も誰かの仕事に
依存せずには仕事ができなくなる。老後に一定数のお金を
「我慢の苦労料」として貯めておく貯金生活は、今は仕事
のストレスとしてを溜め込み老後にストレスと共に散財す
ればハッピーになるだろうか。そこにはもう既に答えは出
ていて、どこまでいってもスッパリキレイに世の中は動か
ない事を考慮した上で「生きている内に溜め込んだ貯金が
底をつきました」とならない為の施策が必要になる。
時間とお金をデザインする
・タイム イズ マネー
タイムイズマネーというのは「時間をお金で買う」という
意味ではなく、あくまで「時間とお金は等価値だ」という
意味で捉えよう。時間単価が高い人に成る為にはそれだけ
濃密な時間を過ごす必要があって、それは必ずしも誰かの
為に自分の時間を与える事ではないと知ろう。価値を決め
るのは、あくまで自分自身でありその対価に見合わなけれ
ば行動すべきではない。この言葉は「お金単価を上げる為
に濃密な時間を提供できる人になる」事を目標にする言葉
に他ならない。
・お金をかけるのは時短か便利
その考え方であれば、お金を対価として渡す理由が明確に
見えてくる。自転車、電車、自動車は「時短能力」に注目
すればその価格差が一気に垣間見える。いつでも、好きな
ように自由に目的地に着けるモノこそ価値が高く、自由度
が低ければ単価も安い。アナタがお金をかける理由に気付
けば、それは即ちアナタの商品を「買う理由」が明確にな
る。まずは「それを買う事でどんな時短になるのか」とい
うストーリーを創らなければビジネスのスタートにはなら
ないし、有料である意味が無い。
・お金の使い方を学ぶ
マネーリテラシーの本質は、お金の稼ぎ方なんかじゃなく
「お金の使い方」にこそある。浪費する為に稼ぐお金には
何の意味も価値も見いだせないが、多くの人はそこに桃源
郷があると夢を見る。その理由を生んでいるのが「我慢を
美学」とする働き方の在り方で、その根底には権力という
よく解らない正体不明の強力な力が働いている事が多い。
これに飲まれると、我慢せざるを得ない状況が生まれるし
そこから抜け出す事さえ困難な未来がやってくる。
マネーフローを考える
・世の中の流行り
社会の動向を紐解けば日本には「何だか解らないモノ」に
お金が流れる風潮がある。これがバブルと呼ばれるモノの
正体で、その中身は「根拠のない先行投資」そのものだ。
嘘であれ本当であれ「権力者の発言」にはそれだけ影響力
があり、民衆はこの影響力が発信する吹聴に激弱い。一方
でアメリカではお金の使い方日本とは違い、そもそも労働
者が劣等感を持っていない。この国民性の違いは社会補償
の在り方にもあるかもしれないが、ナゼだか日本人は権力
者がお金を持つ事に疑問を抱かないどころか、自分がお金
持ちでない事に疑問を覚えない。
・ナゼ投資は博打っぽくなるのか
ここに疑問を抱かなければ「お金持ち」というのは単純に
「お金を持っている人」という認識になって然りであり、
お金さえ持てれば成功者という発想に至りがちだ。だから
パチンコはこれだけ巨大産業になり得たし、今でも宝くじ
は拡大の一途を辿っている。お金持ちが本当に持っている
のは「お金」ではなく「お金のなる木」を持っている事を
知っておこう。それは実際に生えている木ではないし空想
の産物ではあるが、ここが「頭を使う」ヒントになる。
・起業家が担う株的な何か
株式を持つ資産運用で大切な事は「勝てる銘柄を選ぶ」事
ではなく「どこを応援するか」に尽きる。そもそもお金の
投資はギャンブルではなく加速装置なので、株式を買った
のなら「見限る準備」ではなく「上向く方向」へ向かう為
に何ができるかを考える方が賢明だ。こう考えれば実際の
株式でなくとも「株的な何か」が一体どのような効果をも
たらす事になるのか想像に容易いだろう。金を生めば役に
立ち、生めなければ用済みではこの考えには至れない。
意味を求める意味
・便利なモノ・意味のあるモノ
お金がビジネスの時短である事は過去に出た話題であるが
現代社会は便利なモノが溢れてきた事で、もうあまりマス
が残されていない事も確かだ。では現在社会の注目を集め
ているのは一体何かというと「意味の有無」になると言わ
れている。インスタ映え、インフルエンサーなどは何一つ
便利で時短にはならないが、それでも人を集めてしまうし
タレント業もただカッコイイ、カワイイだけなら素人でも
良く、TVでなくともSNSで事足りるので画面には大量に溢
れてきた感がある。だからこそ、時代は意味のあるモノへ
と需要が変化してきたと言われるようになった。
・意味何%の商品か
社会の需要が便利から意味へと変換していくとはいえ自身
のビジネスを意味100%にすれば、それはただの妄想だ
と笑われる。大切なのはその妄想をいかに現実に落とし込
んでいくかであり、意味と便利を2極化で考えるのでなく
果汁のように「含有量」という捉え方で徐々に変化させて
いく事に本質があると考えられる。ではアナタのビジネス
は「便利・時短」が何%で「意味」が何%の商品だろう。
・果汁は身体に良く意味は人生に良い
社会が意味を求めるようになった背景には世の中に便利な
モノが溢れてきた事もあるが、逆に「意味の無い作業」が
増えてきた事に起因していると考えられる。自分でなくて
も良い、むしろ人間じゃなくてもいい仕事が増え続けた事
で、意味を求めたがる人が増えたのだろう。この「意味」
は、なくてはならない栄養素であり身体ではなく頭(脳)
の健康に良い。これが増えれば苦労があってもストレスは
増加しない事から「苦労を美学」にする必要がなくなる。

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