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時代をハックする


仮説の将来性

・大事な事は大体同じ

多くの人が「お金を追いかけるとロクな結末にならない」

事を知っているにも関わらず、それでもなぜか「稼げなけ

れば失敗」だと感じてしまうのは、生活する為のお金を夢

(事業)に託してしまうからだろう。夢を実現させる為に

は「生活できるか」と「夢が実現できるか」の2つは切り

離しておかなければならない。どこかの企業の為に時間を

割いている人間が、世の中の人の為に動ける時間は限られ

ているのに、この2つは同じ「お金」という報酬で括られ

る事が多い。だから「夢はお金で買える」なんて思ってし

まったり、実在しない”夢”を売る「空売り」が多発する。

 

・情報の開示を急がない

ここが切り離せると「今スグに稼がなきゃ」という無意味

な焦りからは解放される。インターネットを使った空中戦

の醍醐味は「情報のストック」にある。それは流行り廃り

で流れていくようなモノではなく、人生において大切にす

べき情報の集合体。これを最初に構築しておかないと公開

情報はすぐに枯渇する事になる。情報はストックするだけ

でもフローで流すだけでも成り立たないから入手した情報

は開示を急がない事。

 

・事業計画と提案書

時にストック情報は中身が言語化されていない事が多くて

例えば書籍を読むだけでは成立しない事が多い。そこには

「思想」といった各々違う感じ方をする心理状態が盛り込

まれている事が多いからだが、これを「自身の発信」とす

る為には外部情報を自身のアイデンティティと照合させる

事で消費し、栄養として取り込んだ上で自身の中から改め

て発信する必要があり、これが提案書やホワイトペーパー

の元になる。

フロントエンドを創る為に

・楽しい空間になる

以前、バックエンドの存在については少し触れたが、今回

はその対極にあるフロントエンドについて少し触れよう。

一言でフロントエンドはどんなモノか?と問われればそれ

は「楽しい空間」になる。そこはテンポラリーに今スグに

価値を消費できる部分であり、それが人を寄せる魅力にな

るからだ。ただ、多くの人はこの「楽しい空間」から創り

始めてしまうから後がなくなる。当然バックエンドでは何

も機能していないからだ。ならば裏で動き続ける機械的な

バックエンドを楽しい空間に変える為の演出はどこにある

のかという答えに「影響力」が存在する。

 

・影響力の影響

この影響力が人に及ぼす影響は非常に強い。だから最初に

そこに手を出した上で中身が空っぽのフロントエンドだけ

を売り出す事も簡単だ。楽しい演出は沢山の広告効果を生

み出すし、人も集まりやすい。その反面、効果は永続的で

はない。影響力だけで人を繋ぎとめておく事はできないし

詐欺師が同じターゲットを狙い続けない理由もそこにある

と言える。人を集めるのは影響力の効果で間違っていない

が、人を繋ぎ止める効果を持っているのは「価値」だ。

 

・楽しい有料は難しい

では仮に「楽しい価値」を作ろうとすると、どんな試練が

懸念されるだろうか。楽しい効果を継続的に価値として与

え続けようとすると、絶え間なく何かが価値を与え続ける

仕掛けが必要になる。それが「機械」であったり「システ

ム」であったりするのだが、これを用意するにはリアルで

実物を用意する必要があり多額のコストが最初にかかる。

個人起業家は「当たるかどうか」も分からない事業に莫大

な資本をかける事が非常に難しい。だから何年経っても廃

れないバックエンドへの導入口として、最初に人を楽しま

せる「フロントエンド」にその役割を持たせる事になる。

空中戦への参入メリット

・公民館活動じゃダメなの?

そもそもアナタがインターネットを使った空中戦に挑んだ

理由はどこにあるだろうか。過去のボクも含めてだが多く

の人が考えるのは「ネットで顧客を探した方がリーチが長

い(より多くの人にアクセスできる)」ではないか。ただ

問題の本質は「情報の扱い方」にあって、そこは必ずしも

品質が良くなくても公民館活動として活躍する事も可能。

インターネットを使うメリットが「人数」にない事に気付

く為には、自分が持っておきたいファンの数と地域住民の

人数を対比させてみると良い。

 

・地上のリーチは狭いのか

インターネットを使った空中戦は確かに「世界」へ向けて

発信できる入り口になる。しかし、だからと言ってSNSの

友達上限人数を鑑みた時にアナタがネットでリーチできる

数とアナタが住む地域に住んでいる人の数に大差あるだろ

うか?むしろ地域に根差した方がリーチできる人数は多い

かもしれない。加えて世界には言語の壁が存在する。結局

ネットを使って日本人にしかリーチしないのであれば最初

に感じた「ネットなら、より多くの人に」という意識は只

の勘違いであると気付ける。

 

・空中戦がカバーできる範囲

ではリアル地上戦では出来ないネットならではの強みとは

一体どこにあるのか。これは「サービスの提供がリアルタ

イムにない」所にある。1つの情報を出せば、その情報は

「いつでもどこでも誰でも見る事が出来る」がネット空中

戦のウリだ。ただ、そこに「観る事ができるかどうか」の

権限を付与したのが有料か無料かの違いであり、ネットで

提供できるサービスの広告に「今だけ」といった希少価値

は最早意味が分からない。つまり、地上戦では多くの人に

価値を届ける為に何度かそこにコストを割かなければ提供

できないが、空中戦は「一度のコスト」で永遠に提供し続

けられるのが強みと言えるだろう。

Society5.0の社会

・Societyの捉え方

内閣府が提唱するSocietyの捉え方は一般的には「この先

の市場の動向予測」である事が多いが、これらは以前から

各界の専門家達がこぞって外してきている。であればこの

Societyをどのように活用すべきかを逆算で考えた場合、

一番良いのは自身のアイデンティティを「時代との答え合

わせに使う」事。自分至上主義で興すマイビジネスは時代

の欲求にちゃんと添えているかと、自分勝手に創った船は

時代の波に乗れているかどうかではなく「同じ方向に進ん

でいるか」で判断すると良いだろう。

 

・Society4.0と5.0の違い

このSocietyチェンジはSDG'sとも深く関係してくる。

今まで情報閉塞社会の中で「知らなかったヤツが死ぬ」が

当たり前だったが、情報が共有されれば持続可能な事業が

増え始めるからだ。この持続可能という概念は何もお金の

話だけではなく、顧客満足度の数値にも表れる。基本的に

顧客はお金を支払ったのであれば、その対価を得たいと考

えるのが自然であり「1人じゃ手が回らない」という理由

はサービス低下の理由には決してなり得ない。

 

・インターネットに求めるモノ

そう考えればインターネットが用意できる箱のサイズとい

うのはほぼ無限だ。この世界では誰もが得たい時に得たい

だけ得たいモノを受け取る事が可能。そして顧客人数のは

左右されず、顧客が1人だろうが1万人だろうがサービス

提供コストは変わらない。これこそが、持続可能に繋がる

ビジネスモデルの原型であり、これを実現する為には裏で

回り続けるバックエンドが必要になる。ネットの最大強み

は決して「世界中と繋がるワールドワイド」なんかじゃな

く、いつでも誰でもどこででも情報が得られる所にある。

タイムマネジメント

・価値という概念

このサロンでは「ビジネスは価値交換である」という定義

を基に記事を書いている。その理由は「便利と時短」を追

う現代社会において、それ以外の価値があまりにも見えに

くく「何だかよく分からないモノ」や「分かった気になれ

るモノ」にお金が流れる詐欺案件が非常に多い事が問題と

しているから。Societyが3.0を超えた辺りから時代の進み

方は非常に早く、社会が求める「今」は次々と移ろいなが

らトレンド価値の時代は終わろうとしている。ではそんな

中で「今」を追い求めない価値の構築が「意味」であると

ここでは考えられていて、それには多くの時間リソースを

投資する必要があると考えている。

 

・溜め込めるストック

インターネットがビッグデータを構築する以前は、情報は

そのほとんどがテンポラリーで一時的な扱いだった。それ

はトレンドを追う風習もあったからかもしれないが現代は

この時間リソースは「たくさんの時間を使う」のだけども

ただ消費するのではなく、同時にたくさん使った分の時間

価値を溜め込めるようになった。備忘録は「誰かに提出」

する為に書き残すのではなく「将来の自分の為」に残すべ

きだとこのサロンでは繰り返し伝えているし、自身の専門

性をストックしてこその情報ビジネスになる。

 

・時間差の概念

そして情報が溜め込めるという事は、出し方も自身でコン

トロールすれば良い。自身で得た情報はタイムリーに出す

必要もなく、必要な時に必要なだけ提供できるスタンスは

情報ストックあってこそ。情報ビジネスは「みんなに夢を

見せる架空の偶像」なんかではなく、時間軸を扱う経営の

戦術である。だからこそトレンドからは離脱する必要があ

り、それは同時に有料情報を無料提供してしまう事故をな

くすと共に、逆に無料で手に入る情報を有料で提供すると

いった勘違いビジネスもなくす事が可能になる。

時間リソースを使う

・Societyの概念

内閣府が発表しているSocietyの概念は「時代と共に変化

する我々の暮らしぶりをスケール化したモノ」になる。

Society1.0は狩猟の時代で、人は日夜狩りに明け暮れ毎日

水と食料を確保する必要があった。Society2.0は農耕時代

で、食料は少し保存が効くようになり「取引」が始まった

のもこの頃からと言われている。Society3.0は工業の時代

で、金属加工の技術が普及した事で様々な事が機械化され

自動化が始まった。Society4.0は情報時代で、ご存知イン

ターネットが進化しITとICTが一気に普及した。そして

最新のSociety5.0は情報共有化の時代に突入したと言われ

ている。

 

・起業の投資リソース

このSociety5.0が「情報共有」なのは、逆に社会が皆一様

に同じ情報を得る事ができなくなってきたからだ。そこに

は情報の自由化が生まれると共に、今まで社会が正解だと

信じてきた信仰心まで揺らぎ始めている。であれば起業の

常識は「今でも変わらずお金リソース」じゃなく何か別の

リソースをかけて興す起業があっても不思議じゃない。ビ

ジネス(市場)はあくまで「価値交換の場」になるのだか

ら「期待値」だけを売りにしたビジネススタイルは、今後

必ず衰退する。

 

・Society5.0の捉え方

情報の共有が広告に使えるという概念はインターネットが

始まった時には誰も気付かなかったモノ。その理由は単に

10年分の情報を蓄積してみなければ「蓄積した情報の使

い方」が見えてこなかったから。つまりSociety5.0の本当

の価値観は「時間をかけて情報を蓄積する事」で、情報の

拡散がメインじゃない。ここを勘違いするとインフルエン

サーや広告タレントといった「拡散をメイン」にする事が

目的にする人が急増する事になる。問題なのは「拡散でき

るかどうか」じゃなく「何を拡散したいのか」にある。



 
 
 

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