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独占市場を創り出す


ビジネスの寿命を考慮する

・PLCの足掛かり

マーケティングフレームワークの一環でもあるPLC分析の

役割には「製品寿命」という概念も含まれている。これは

曲線の「伸び率」が早ければ早いほど、ビジネスとしての

寿命を全うする期間も早くなる事を意味していて、端的に

言うならば成長が早い業種は終わりも早いという事に繋が

る。っであれば、自身が扱うビジネスはどんなジャンルに

すべきかを決めるのにこの分析は非常に役に立つ。例えば

「治療」を目的にしたい人は「物販」ではなく「施術士」

になる方が寿命は伸びるが、その反面「軌道に乗るまでの

時間も伸びる」事が容易に予測される。

 

・汎用性を持たせる

であれば、最初に設定する業種をとてもマニアックな種類

にしておいて、その下位互換に「施術士」を設定できれば

そこは本命への中間ポイントとして配置できる。そして更

にもっと手軽に手が出せる「物販」が設定できれば、後は

スムーズにマニアックな世界への導線となる。全ての考え

方は「受験の滑り止め」に近いが、最初に物販から始めた

人が施術士になる為にはいちいち「リスタート」しなけれ

ばならない。これは時間的に無理があり現実的ではない。

ただ、下位へ降りてくるのは非常に簡単だ。

 

・耐久性を持たせる

ここでの耐久性は「揺るぎない品質」の事を指す。あくま

で最後は圧倒的なクオリティが必要であり、最終的に対象

者に対してどうなって欲しいのかのコンセプトに沿って進

む必要があるからだ。無形商品の耐久性は「整合性が取れ

ている事」と「何度でも利用したくなる」の2点に尽きる

事を考えれば、一貫して通したい(通せる)モノは必然的

に自身の中で決まってくるのではないだろうか。これが、

セカンドキャリアに悩む未来を除去した持続可能な個人の

ビジネスの理想だろう。

価値を理解する

・価値の創造

学校で習う習慣や、大人になって皆が欲しがる「資格」と

いうのは、価値の「存続」や「継続」には欠かせないモノ

であるがこれらは現代社会において「守り人」が溢れてき

ている。その下位における「誰でもできる仕事」はもっと

悲惨で、既にいくつかの職業が機械の導入によって失われ

つつある。この「既存の価値を守る」という仕事はパイが

どんどん少なくなってきている状況で、新たな価値の創造

は依然として増加していない。だからどこにも属せない人

が急増してきたのが社会問題として浮き彫りになってきた

だけの事で、多くの人が「新たな価値の創造」に乗り出せ

ば日本はもう少し豊かな未来が切り開ける。

 

・お金の使い道

この「新たな価値」を創る仕事にとって一番の天敵はお金

に他ならない。何度も言うが、投資におけるお金の役割は

便利を加速させる為の「加速装置燃料」であり、自身の手

の中に加速させる価値もないままにお金だけを走らせれば

物事は完結すると考えている人は少なくない。ただ、この

考え方は非常にギャンブルに近く、誰かが作ったシステム

にお金を注ぎ込むのは何の知識も情報も不要で誰でもでき

る。本当に考えなければならない「お金の使い道」はそこ

に加速装置を使う事で一体何が得られるのかを明確にする

事に尽きる。

 

・誰を助けるのか

一般的に権威の下に遜るのは学校でも社会でも当たり前だ

とされている傾向が強い。ただ、本来はこの習慣こそ抜け

出す必要があるポジショニングで、権威は「助けてくれる

存在」ではなく「自身が助ける存在」としての在り方の方

が望ましい。誰しもが手を差し伸べられれば嬉しいしそれ

は権威であれ成功者であれ同じだ。弱き者をカモにするの

は論外だが、助けるべき人物は弱き者だけに留める必要も

ない。自身が成功者を助けられないのは一体ナゼか。そし

てそれはどうすれば実現可能なのかを考えよう。

○○力を伸ばす

・キャパシティ

マーケティング界でよく聞く「ケイパビリティ」の意味は

「キャパシティ」に能力という意味の「~ビリティ」を組

み合わせた単語で、中身を分解してしまえば「何かしらの

許容能力」の話をしている事が容易に読み取れる。難しい

カタカナ語に振り回されていては、肝心のビジネスは肝心

な所まで行く前に頓挫してしまう事も多い。こうした事も

踏まえて「包容力」「許容能力」としてのキャパシティを

増やそう。これらは現代社会で必須とされる個人の能力の

中でも最重要事項に挙げられ、ビジネスのみならず生活の

豊かさを生み出す原材料そのものだ。

 

・人間力とは

とは言え、一般的な起業塾に多いのはただ単純に「容量を

増やせ」と言われる事が多いが事はそんなに簡単ではない

と感じる人も多いだろう。この能力を上げる具体的な方法

は「知らない事を極力なくす事」に尽きる。ただし、それ

が適用されるのは自分のテリトリー内だけの話であり他の

ジャンルにまで波及させる必要がない。これが「その分野

であれば何とかできる」という人間力の本質でありアナタ

の価値が上がる瞬間だ。今、企業でさえこの人間力という

スキルを重大に捉えていて、同じ立場を取る起業家がこれ

を軽んじる理由は皆無だ。

 

・目に見えない

ただ、こういった人間力は目に見える能力ではなく非常に

評価がしづらい。企業もあらゆる方法で人間力を試そうと

してるが、実際本当にその試験で人間力が測れているのか

どうかは怪しい所。ただこの能力を有した人間だけが持つ

独特の特徴がある事は分かっている。こうした能力に長け

た人間は「自信」と「胆力」が上がるようで、最たる存在

は「カリスマ」と呼ばれる存在になる。一般人とカリスマ

とのおおよその違いは上記の2点ぐらいしか差がなくこの

微々たる差を生み出す能力こそ実らせるべき努力だろう。

価値のイメージ

・価値の創造って言うけれど

個人事業主を目指したいだけなら方法はいくらでもある。

それこそ自身がトップで経営者であり、業種だけではなく

業態そのものもフリーランスやインフルエンサーといった

業態でも事業主として成立するし、何なら保険セールスの

方々だって委託販売事業主だ。ただ既存ビジネスの成功は

必ずレッドオーシャン市場での競争社会の中にありその中

でトップ(プレミアム)を目指す事を使命とする代わりに

「売り物(価値)」が決まっている。これを新たに創って

こその起業活動で、起業家は「価値を創る仕事」を通じて

売り物ではなく「価値が創れる人になる事」を目指す。

 

・何がどうなれば創造なのか

ならば実際にどうなれば「価値を創った」事になるのか。

実際に行動に移すかどうかはさておき、まずは自身の認識

を変えない限り「新しい景色」は見えてこない。起業家は

まだ見ぬ地を探し求めるのではなく、今まで見て来たハズ

の景色を一変させる事から始まる。今まで「ナゼだろう」

と感じてきた違和感、知らずに生活する事が出来たアレや

コレなど、まずは認識する所から始めよう。それらは現在

まで「ストレス」という名前で一括りにされてきたモノで

ある事が多く、この内部に入り込むのは相当面倒臭く誰も

やりたがらない。知らないモノは創れない、まずは認識を

広げよう。

 

・探検家に必要なモノ

物事を根本的・抜本的にシステムごと改善しようとすると

長い長い「自身との闘い」が始まる。逆に、既存事業なら

やる事は概ね決まっているのだから後は行動あるのみだ。

新たな価値の創造は、物事の本質を読み解く事から始まり

ナゼそうなったのかの原因を究明し、今後同じ事が起こら

ない為の対策を「実行可能な領域」にまで落とし込む作業

の連続だ。こうした働き方は、さながら「探検家」の行動

理念に近い。誰も足を踏み入れなかったからこそその道は

無かったのだから、アナタがその道を開拓するのに必要な

装備はスキルでもコツでもなく「耐久性」と「汎用性」の

2つが要る。

ROIとValueの両立

・ROIの考え方

個人で興す事業を考えた時、最も効率が良いのは既存事業

販売であると考えられるのが一般的だろう。しかしどこか

から必ず「仕入れ」や「使用料」など製造から販売までに

様々な中間業者が入り込むのが既存事業の特徴でもある。

であれば、継続的な支出を一切なくして製造(創造)から

販売までを一貫して個人で営む事ができれば、それが一番

効率の良い事業体系になる。その為に行う「投資」はお金

ではなく「時間」であり、損害額はイニシャルコストとし

て同じ時間を使う事で得られるハズだった「お小遣い」で

換算すると良い。これが新しい資本の考え方だ。

 

・新たな価値とは

新たな価値の考え方は個人が抱える問題解決をいかにギブ

できるかで考えると解りやすい。対価はその見返りに頂く

モノであり、決して「期待値」などではない。新たな価値

の多くは今までに人々が「耐えられるから」という理由で

放置し続けた問題そのものである事が多く、そこには手に

入らなかった夢や希望も多分に含まれる。であれば技術を

扱う業種は「よりマニアック」になっていくし、その技術

を別の意味に使う「意味変」としての機能も期待できる。

 

・効率の良い成功法

より効率の良い成功法は往々にして「遠回り」に見える。

それは今すぐに現金化できない事が理由の大半を占めるが

これが成功すると、報酬額は今までの収入より桁が変わる

のも特徴だ。既存の働き方では絶対に越えられなかった額

の報酬を未来で手に出来るからこそ「効率的な稼ぎ」なの

であり、この場合の効率は「成功までが速い」という意味

ではない事を知っておこう。成功までが早い事業はお金を

かければ(支出を増やせば)達成は早く見えるがトータル

で収支を見た時にとても「桁が変わる」とは思えない。

お金と時間と起業と

・お金があるから

世間一般では起業活動には「金が必要」だと考えられてる

が、起業活動を仕事の一環だとした場合、その論理は途端

におかしな事を言っている事に気付くだろう。お金がある

から起業できるという認識は、お金を払って仕事をすると

いう意味になるからだ。確かに既存の資本の考え方ならば

「仕入れ」や「使用料」などの支出(イニシャルコスト)

を考慮しなければ個人事業は興せないのかもしれない。

しかし「時間資本」の考え方は、お金がなくても起業活動

(仕事)は継続可能だという事を教えてくれる。

 

・時間があるから

ならば今度は、起業活動は「時間があるから出来る」事に

なってしまう。これはあながち不正解ではないが、問題は

「何に時間を使うのか」になる。時間の使い方には、主に

4種類の考え方がある。アナタはさも自分は忙しくて時間

がないと考えているようだが時間管理マトリクスで考えた

時、アナタが使っている時間は一体何を生み出しているの

だろうか。もしくは逆に、時間を使う事で何か(お金)を

失っていないだろうか。時間の使い方の概念は常に「何を

やめるべきか」で考える方が効率的で、常に「今」でなく

「未来」に向けた投資であるという認識がアナタの行動を

変える。

 

・どちらも等しく大事

タイムイズマネーという言葉があるように、時間とお金は

価値が同じだ。お金を生むのも価値なら、時間を生むのも

価値であると言える。「何をやめるべきか」を考える基本

は時間管理マトリクスの第2領域に充てる為に辞める事を

決めるのが最も効率が良い考え方で、第2領域時間の最も

有効な使い道の1つに「読書」がある。誰かが話す言葉は

言葉足らずだったり何かが抜けていたりする事もしばしば

だが、書籍(文章)に書いてる事は文法が成立しなければ

世に出ない。だから出まかせや嘘を書く事が逆に難しい。

簡単に便利に誰かの言った事を信じてしまう行動理論から

「聞き流す」スキルを習得し、傾聴ならぬ「傾読」できる

体質になろう。



 
 
 

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