購買衝動から逆算する
- とらよし
- 3月1日
- 読了時間: 10分
行動原理からの逆算
・お金持ちの心理
「お金持ちはお金をもっているからお金持ちではない」と
いうのは、あまり知られていない世の中の真理だ。お金は
使い始めれば億だろうと兆だろうと簡単に失う事が可能。
つまり本当のお金持ちというのは「稼ぎ方」と「使い方」
の両方を知っていないとなれないという事になる。アナタ
が今、自分の通帳残高がゼロになったとしたらどう感じる
だろうか。ここに恐怖を感じるのが「成り金」だ。成り金
は「お金がなければ何も始められない」と信じている人の
事であり、お金でお金を呼ぶ方法しか知らない。ただそれ
は主に「ギャンブル」である可能性が高くビジネスと呼ぶ
には少々つたない。だから失う事を極端に恐れる。
・絶対的な自信
圧倒的な規模のビジネスを展開しようと思うと、圧倒的な
クオリティだけでは勝負ができない。中身のクオリティは
最低限必須だが、その他にそれを明確に言語化できるベネ
フィットが要る。それは不安であったり期待であったりと
様々だが、本当に誰にでも「売れる」のはキメラ(不安)
とベレルフォン(解決)のセット売りだ。アナタのアイデ
ンティティはどんなジャンルでどんな姿をしていてどんな
問題を解決するだろうか。これが形になれば誰でも自信は
ついてくるし、解決にまで辿り着けば少なくとも自分だけ
は1つの実績になる。後はそれを言語化して広めよう。
・行動原理から追う
起業家が「集客」によくつまづくのはよくある話。しかし
集客に特化した販売手法というのは「お客さんがやってき
たら」という待ちの姿勢が前提だ。待っていて顧客が来る
のは「ここには絶対的な価値がある」と顧客が確信を持て
る施設だけだ。起業家は予算のかかった建物や日用品等を
取り扱っているワケではないのだから、顧客を待っていて
も何も始まらない。つまり起業家に「集客」のイロハなど
何の役にも立たないという事になる。ならば集客はどんな
タイミングで効果的なのかを紐解けば、それは最後に試練
として訪れるフロントエンドの構築に大いに役立つ。っで
あればそこに高額投資する意味は果たしてあるだろうか。
人が欲しくなる瞬間
・言葉の曖昧さ
集客が「待ちの姿勢」が前提になっている事は先にも解説
した通りだが、ならば放っておいても顧客が訪れない個人
起業家は「攻めれば良いのか」と言うと事はそんなに単純
ではない。一般的に「攻め」は売込み等の押し売りに近い
行為であり、言葉巧みに自社商品を紹介する行為になる。
これが本当に自分がレコメンドできるモノでなければ顧客
との「価値の相違」が生まれた時に、対処できずに逃げる
か逆ギレするしか方法がない。つまり本当に価値が見出せ
ないのであれば円満解決など到底望めないという事だ。
・消費者目線のパラダイム
ならば「売られた物」でなく「顧客が欲しがったモノ」で
あればどうだろうか。自身はあくまで「提供する立場」で
あり、顧客が欲したモノを提供できれば上記のような問題
は発生しない。ならば自身が創り上げた「自己満足」から
成り立つアイデンティティの問題解決は、どのように市場
にポンと置かれるのがスムーズだろうか。今まで散々自分
の内部を組み上げてきたバックエンドから一度目を逸らし
今度は俯瞰的に顧客目線からそのバックエンドを視た時に
アナタは一般市場との意識の乖離を目の当たりにする。
そこで一般社会と自分の世界観の橋渡しをしてくれるのが
フロントエンドの存在である事が見えてくる。これがフロ
ントエンドがベネフィットを加味する理由であり、最後に
創る理由だ。
・どこにお金を使うべきか
この仮説を正にすると、自身の欲しい物(お金を使う先)
がどのようなモノであるかも同時に見えてくる。つまりは
アナタが買う物の「未来にあるモノ」が自然と見えてくる
ハズで、その価値は「消費する」だけではなくどう使えば
価値を最大化できるのかといった「投資」に変換する為の
ヒントをくれる。ここまで見えれば晴れて消費者視点から
の脱却が図れた事になる。フロントエンドからビジネスを
創らない理由が正にココにあって、お金が「何でも好きな
モノ買える券」ではない事もこれで少しは明確になったの
ではないだろうか。
消えない反応
・反応する生活
人は日常生活において様々なモノに反応して生きている。
このサロンでは、その外部からの影響を「影響力」として
定義しているが、これを「無意識に受ける反応」であると
定義した場合、イライラしたりウキウキする事が正にその
「反応」である事が見えてくる。この反応は自分軸を設定
すれば外部から受ける事はなくなるが、逆に今度は自身が
外部に対して起こす行動についての反応を見る事が可能に
なる。マーケットに触れておく理由は正にココにあって、
自身の発信によって社会がどのように反応するのかを予め
知っておく事はバックエンドからフロントエンドへの通路
を切り開くのに非常に重要なセクターになる。
・実行するという事
起業家を目指すという事は自身のアイデンティティを押し
通すという事。であれば、最初はおこがましくて自己満足
を押し通す事など論外だと考えがち。ならば、何を基準に
自身の行動を正当化するのかと問われれば「権威」を盾に
するしかないように思える。しかし、その手法は最終的に
問題が起こった時「権威のせいにできるという保険にしか
ならず、アナタの価値を引き上げるモノでは決してない。
無鉄砲に考えもなしに動く事をこのサロンで推奨してない
のはその為で、アナタのアイデンティティに則して動いた
結果、思わぬ方向に自体が進展するのであればそれは顧客
のせいではなく自身の修正ポイントがそこにあるという何
よりの証拠になる。
・感謝の念
ナゼ社会では自身が成功するのに「感謝」がここまで絡む
のか。ここには自分勝手なご都合主義がいかに社会に蔓延
しているのかを知る所から始まる。神頼みであれ何かしら
の法則であれ、人は常に自分を都合の良いように扱う習性
がある。その最たる例が「神頼み」であり、その対象は神
であれご先祖様であれ、その内容は「上手くいきますよう
に」といった至極自分主体な願い事である事が多いのでは
ないだろうか。そこには感謝の意思など微塵も含まれては
いなくって、何なら「成功できないのは、誰か(神様)の
せいだ」と言わんばかりだ。アナタのビジネスを成功に導
くのは神様でも仏様でもなくアナタ自身だ。そこに感謝は
あっても文句ほど不必要な要素は無い。
システム構築構想
・決済機能が難しい
一般の起業家の集まりは「やれば出来る」と言うと起業の
ハードルが上がってしまう事を懸念して「簡単に出来る」
というフレーズを使いがちだが、このサロンでは「簡単」
なんて言葉はほとんど出てこない。全ては「人生を賭けれ
ば誰でも出来るはず」という前提での言い回しにしていて
「誰でも出来る事」と「簡単にできる事」を混同させない
ようにしている。とは言え、アナタのモチベーションを上
げる為に「苦労を厭(いと)わない理由」として20年で
8億円の売上が可能になる決済機能をここで公開する。
・LPサイトとの紐づけ
個人がオンライン空中戦でビジネスを仕掛けようと思うと
どうしても「ランディングページ」という名の決済ボタン
が付いたページが必要になる。物販事業であれば、それは
ECサイトが独自で用意しているが、仕入れも物流も介入
しない空中戦は価値提供がダイレクトでリアルタイムなの
で「すぐに始められる」がメリットになるからだ。しかし
その反面、実際にボタンを設置する為には実に様々な機能
と日夜闘う事になる。脳内で「出来たつもり」になるのは
非常に簡単だが、このボタンすら設置できていない状況で
アナタはどうやって収益を自動化するつもりか。
・このサロンの仕組み
ではこのサロンがどのようにしてワンオペで億単位の収益
を見込めているのか。この答えに至るには、思想でも根性
でもなく単純計算で導き出す事が出来る。例えば年収4千
万円必要だと仮定して顧客1人当たりの単価が100万円
だったとすると、毎月4人は新規加入が必要になる。なら
その4人をゲットする為に毎月400人に声掛けする時間
が要る。当然聴衆向けの中身も創りながら、声掛けもして
いくのだから圧倒的時間不足に陥る。そんな状態で満足の
いく「価値(品質)」が保てる道理がない。であれば最初
から圧倒的な価値を創っておいて、そこに人を招いていく
方が断然合理的だ。だからボタンが必須になるんだ。
スキミングを開花させる
・人間関係の限定性
個人でビジネスを始めたい人が集まるFacebookの世界で
あっても「友達人数」を増やすのは苦労が絶えない。それ
は声掛けする対象が「誰でも良い」ワケじゃないからだ。
無作為に声掛けすれば、それは当然起業に全く興味がない
人にも当たるし、どこかの起業塾へ入ってしまえば周囲は
同じ塾生たちで構成されるから「ご新規さん」が望めない
代わりに安心感だけは得られるようになる。そんな鳥カゴ
のようなシステムの中でアナタが探しているのは顧客なの
か同僚なのか先生なのか投資家なのか。一度自身に聴いて
みれば良い。
・成功者目指してる?
アナタが持つスキルをそのまま無加工で顧客に提供しなが
らも成功に漕ぎつけた人は極少数だ。その理由はほとんど
の場合「業種」によって違いが生まれるから。偶然無加工
のままで通用する業種を選択していれば良いが、価値提供
しながら品質を上げる時間は多くの業種では与えられない
と考えて良い。ならば成功者は一体どんな動き方をしてい
るのかを考えた時、物事には順序がある事が見えてくるの
ではないだろうか。信頼のおける価値が既に手元にあるの
であれば提供すれば良いし、なければ「創る」ところから
始める必要がある。
・大きな投資
お金リソース(報酬)が出せる人は、役割分担により時間
配分を誰かと分ける事が出来るが多くの人は誰かに給料を
渡す余裕などないのが実情ではないか。これがお金持ちは
尚もお金持ちになれる原理であるが「今すぐ」を手放せば
お金持ちでなくとも同じ道を辿る事は可能だ。その為には
「時間」という大きな投資をお金の代わりに投げる必要が
あるし、時間とお金の相関性(本質)もそこで見えてくれ
ば成功者への道を一石二鳥で進める。これが本来の投資の
姿であり、多くの人が思う「投資=ギャンブル」である事
が多いのはその為だ。
コアコンセプトを持つ
・アイデンティティが抱える問題
よく「起業マインド」や「自分軸」とも言われるアイデン
ティティは、決して「都合の良い自分」を夢見る事ではな
い。自身の思い描いた未来にならない時、どこが原因なの
かを調べようとする人は多い。しかし、例えばその理由が
「国民性」だったり「常識」が邪魔をしていると、それは
途端に「仕方のない事」だと片付けてしまって、そもそも
問題として眼中に入ってこない事の方が多い。だが、実は
「真の問題」こそその中にあって「楽をしたいヤツにはさ
せてあげれば良い」という究極のサービスから抜け出せな
い怠惰な心理がアナタの成功の邪魔をしていないか。
・それを解決する為に
社会では何かを楽に進める為にお金という加速装置を使う
事は誰もが知っている事。だからこそ究極の「自分は何も
動かない」サービスは大量のお金リソースが必要になるし
それが実現できる人は「お金持ちである」答えそのもの。
あくまでお金の使い方は「意識」の問題で、何でも好きな
モノが買える券としてギャンブルに投じれば楽しい感情に
包まれると共にすぐになくなっていくし、動かしたい何か
を加速させる為に使えば「それ」は急速に動き出す。そも
そもアナタが抱える問題には「動かしたい何か」があるの
かどうかを一度アイデンティティに聞いてみよう。
・それがコアコンセプト
自身の成し得たい事と社会の動向に乖離があるのは誰もが
実感している事。なのにナゼそこに乖離があるのかを知る
人は少ない。もしアナタに「動かしたい何か」がないので
あれば、一生「苦労を苦労だと思わずに」生きれば良い。
何も視ず、何も聴かず、何も話さないままに一生を誰かが
用意したカゴの中で過ごせば何も問題など発生しない。
ただ、一瞬でもそのカゴから出たいと望むのであればその
「理由」がアナタのコアコンセプトの原料になる。そして
それがアナタのアイデンティティを加速させる、マインド
オートメーションを動かすのに必要な材料だ。

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