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起業マインドを整える


アイデンティティの必要性

・異端児と批判

基本的に「資本家」は夢を語る者である。これを資本主義

のルールに則れば「お金を対価に労働を与える者」として

君臨するのが一般的。だから以前はお金持ちしか資本家に

なる事が出来なかったが、これだけ情報が溢れる現代社会

においては色んな考え方が出来るようになった。逆算戦略

が本気で「時間は投資できるモノ」として扱っているのも

その1つで、夢を語るまでの時間を投資できれば一般人で

あっても資本家になる事は可能だと考えている。ただし、

その考え方はあまりにも労働と対価を正義にする一般論か

らはかけ離れていて、極めて異端児な発想である事も含め

これが成功してしまえば猛烈な批判を受ける未来は簡単に

予測できる。

 

・だよね、だよね

成功者を目指す時、自身の中で一番の障壁になるのが周囲

との同調だ。稼がない者は悪で、夢を語る者が悪だとされ

る一般論の中で生活していては起業活動は不可能に近い。

このルールに従ってしまえば許される行動はどこまでいっ

ても「労働者」でしかなく、自身が何かしらの労働対価で

以てマネタイズしなければ周囲はアナタを許さない。時間

管理マネジメントでの最大化の鍵はタイムイズマネーであ

り、その本質は経営者思想に準ずる事を踏まえてこの思想

を普及させるのにインターネットを使う空中戦はアリだが

仲間意識を増幅させる同調調和は諸刃の剣だ。同調するの

はあくまで自身の方向性と同じ目的を持つ意見に絞るべき

で、周囲に染まる同調は永遠にそのカゴから出る事は出来

ない事を認識しておくべきだ。

 

・空中戦と地上戦の境界

現物やサービスを売る事を目的にするのであれば、リアル

地上戦は今でも立派な選択肢の1つ。だけども夢を売るの

は空中戦の方が圧倒的に有利に働くのではないか。これは

先に「何を資本にしているか」の違いであり、お金資本を

かけた無条件に人が集まれる場所(箱)をリアルに作って

そこに目的を持たせれば、後は返済の間に次の借金の算段

が出来るというのが資本主義に則った「貯金」と「投資」

と「借金」のお話。ならば腐らない情報を扱う空中戦では

先に借金を作る必要が無いのがメリットだろう。お金の前

に時間を投資できるのが空中戦の上手な使い方で、ココに

空中戦なのか地上戦なのかの境界線がある。

何してるのか不明な存在

・アウトプットから追う

物事を逆算から考えれば、何かの成功者というのは仮想の

成功体験をリバースして「未来から現在へ」意識ラインを

引っ張ってくるから、現在を生きる人たちにとっては往々

にして何をしているのか不明な人に映りがちだ。参入障壁

の低い「ニーズに応えるビジネス」ではなく、結局「自身

の中から湧き出るアイデア」で勝負ができるようになれば

競合不在のポジションは手に入るし、この領域を目指して

誰もが起業の世界にチャレンジできる方が未来は明るい。

だから周囲との差別化も不要だし、それは勝手に結果とし

てついてくる。

 

・急がなくて良い

目先の利益を追いかける人というのは、結局未来でも目先

の利益しか追えなくなる。だからいつまででも成功者の後

を追いかける姿勢から脱出できないし、どれだけ沢山の本

を読もうともあまり意味を成さない。その理由は「目の前

の利益を得た事が実績」となって、それがトロフィーにな

るからだ。ただ、それは「誰かを救った」実績ではない事

が多いから公表内容が救済実績ではなくトロフィー自慢に

なってしまう。コミュニケーションを突き詰めれば他人の

トロフィーほど興味をひかないモノはないが、これをやめ

ようとすると途端に発信内容が途絶えてしまう。なぜなら

そこは時間のかかる領域だからであり、時間に投資する事

が腑に落ちれば起業活動が「急がなくて良い」事も理解で

きるはずだ。

 

・現在ではなく未来にフォーカス

ならば今、結果を急がないのであればどこに焦点を絞った

方が良いのか。これは現在でなく未来にフォーカスすべき

だろう。だから逆算で「自身の目指す未来」から現在まで

の意識ラインを引いてくる事が大切になる。これを紐解く

為の第1歩は成功者を「神様」ではなく、ちゃんと1人の

人間として分解してみる事。徹底的に分解してみて、その

情報量の多さに気付く事。成功者が放つ一瞬の光の裏側に

それだけの影が存在するのかを知る事が「成功者を真似ぶ

事」の真の目的であり、決して強い光にアナタが照らされ

る事を目的としていない。

信仰と関心

・世界の事情

現在進行形で世界の事情は今も変化を続けている。ボクら

が学校で習った状態で世界が止まっているワケもなく中国

はメイドインジャパンの模倣から脱却して品質を改善して

きているし、飢餓や貧困や紛争に怯える地域は世界各国の

富裕層がこぞって改善してきている事から、世界は段々と

幸福の方向に偏移してきている。ならば古くから先進国と

しての地位を守ってきた国はどうかと言えば、段々と進化

の速度が鈍化してきているのが現状だ。こういった問題点

に注意が向くと、見える景色も変わってくる。

 

・グローバルに考える

今までの技術やスキルを仕事にするのであれば、スキルや

情報が溢れた先進国相手ではなく途上国や新興国を狙う方

が収益は高い。そこではニーズが大量にありふれているか

らだ。考え方を変えれば「今、当たり前に持っている我々

の常識」は新興国にとってはまだ見ぬ未来の技術そのもの

でもある。地球規模でグローバルに時間軸を捉えれば技術

の進歩こそが未来の技術であり、新興国は数十年前の日本

だと捉える事が出来るだろう。ニーズを追う事業展開を望

むのであれば市場はきっとそこにある。

 

・経済合理性限界曲線

先進国の進歩がナゼこんなにも鈍化しているのかを紐解く

面白い研究結果が「経済合意性限界曲線」と呼ばれる曲線

の世界だ。お金資本で成り立つ資本主義の世界では投資と

回収の概念が全て「お金:お金」で成立している。つまり

お金が回収できない事業にお金の投資は無用だと考えるの

が道理であり、合理的に考えればこの曲線から外れた事業

はどれだけ救いを求める人がいたとしても事業として成立

しない。だから時間をかける自分至上主義こそがこの曲線

の外側の世界に唯一踏み込む事ができる存在になる。

ゲームチェンジ

・世界情勢の変化の推移

テレビや新聞などのメディアは「考えなければならない」

情報を扱えない。それは最早娯楽にはならないからであり

今理解できない情報を扱うメリットがないからだ。つまり

一般公開される情報というのは、既に完成されて成功者が

出てから取り上げられる構造になっている。その後はタレ

ントや役者はこれを宣伝する為のツール業であり、アフィ

リエイトを含む広告業にしかなれないのは、この構造下に

成り立っているから。つまり情報の1次発信者を目指さな

ければこのループから抜け出す事は不可能で、仕事はいつ

まででも「誰かが持ってきてくれるモノ」という立場から

も抜け出せない。

 

・ゲームチェンジは始まっている

誰かの下に付くしかない既得権益の下にぶら下がる事業が

今まで一般的だったのは、偏に情報が隠されていたから。

情報共有が始まったSociety5.0の世界では、情報は隠す

よりも公開してしまった方が有利に働く。ただし何も設計

せずに全公開していては収益性を生まないので、どこかで

は新しいマネタイズが必要になる。この情報に溢れた時代

で「どうせ隠すのだから知らなくて良い」は通用しなくな

る事を踏まえた上で、情報を処理しない姿勢に明るい未来

は果たして訪れるか。

 

・これから何年かで変わる未来

これから大手企業が開始するのは「完成作品は無料」だと

する公開の仕方だろう。多くの一般人が喰いつく事になる

だろうし無条件に人を集める事ができるから。だけどその

裏側にはどこかで収益を出す必要があって、各社その構築

までのストーリーをいかにマネタイズできるかという競争

が既に始まっている。プロセスエコノミーを販売する方式

はまだ成功事例が少なく、現在はまだ経済合意性限界曲線

の外側にいる存在。今、大手が手を出せないこの領域には

個人起業家が参入するチャンスであり、お金資本をかけて

も回収できない問題は、時間をかけてお金を回収するしか

クリアする方法がない。

現代戦略を考える

・現代起業の主流

どうしても一般人からしてみれば何をしているのか分から

ない起業家の最大の武器は「情報」である事に変わりない

が、昨今ではこの情報の「欲しがり方」に変化を付けるの

が主流となっている。今までは「買えば中身が見れる」と

いうスタイルが主流だったが、これでは中身が当たりなの

かハズレかは買ってみなければ分からない。これを解消す

る為に「まず情報の中身を見せる」という手法が出てきた

が、単純に考えればテイカーは中身が見れれば満足だから

そこで去るし、一般ユーザーはその中身を「確認」する為

にアナタのサロンを訪れる事になる。

 

・物凄い所を繋げる

昔から起業塾で教えるスタンダードカリキュラムと言えば

「マズローの5段階欲求」であるが、これを単品で知って

いた所で何の足しにもならない。人間の欲求を段階分けし

ただけの理論では1つの情報として参考にするしかないが

ここに「時間管理マトリクス」をプラスするとスゴイ化学

反応が得られる。これらは普通、各々で1つの講座やカリ

キュラムになっている事が多いが、どちらも単品で知った

所で「気を付けなきゃね」ぐらいにしか感じない。しかし

この2つをコネクティングドッツとして繋げると、一気に

アナタのアイデンティティが花開く。

 

・空中戦戦略の要

「マズローの5段階欲求」も「時間管理マトリクス」も今

になって出てきた新情報なんかでなく、かなり昔から起業

熟では情報として伝えている内容であるが、これを混ぜる

と絶大なプラス効果を得られる事を発見をした人は少ない

だろう。インターネットを使ったオンライン空中戦で闘う

メリットはこうした過去の情報がいつまでも腐らずに後世

まで残り続ける事だ。確かに世の中には混ぜるなキケンな

モノも数多く存在するが、中には混ぜる事でより解りやす

くなるモノもあるハズだ。これを探し出そう。

承認欲求で止まる国

・欲求レベルの話

マズローの5段階欲求を世界情勢の生活水準と照らし合わ

せた時、見えてくるのは生活レベルと欲求レベルの推移に

なるだろう。レベル3の暮らしには欲求レベル3のコミュ

ニティ欲求がニーズの要になるし、レベル4の暮らしには

欲求レベルもその上の承認欲求がニーズとして存在する。

だからこそ現代の日本社会には「承認欲求を満たす事」が

ニーズになる一方で、これになぞらえてしまうと価格競争

になる未来を避ける事が出来なくなる。これらは便利な物

としての扱いになるし「話しを聞く」「相談に乗る」だけ

でオンリーワンを目指すにはちょっと無理があるからだ。

 

・便利な物と意味のある物

なら起業家がその活動を継続させる為には、もう1歩先の

ウォンツか、もしくはその先のホープに応える活動に変え

ていかなければならない。では今の欲求に応える事が便利

なモノだとするならば、オンリーワン戦略としてのアナタ

である意味はどこにあるだろうか。ここで「便利なモノ」

と「意味のあるモノ」の違いとしてマトリクス図を作って

みた場合、例えば日本のファミリーカーは「便利で快適な

モノ」の代表になるし、ドイツメーカーのベンツやBMW

には「ステータス」というその車を持つ意味が少し含まれ

る。また、ランボルギーニなどのスーパーカーには便利や

快適とは無縁の「ステータス」しかない事が分かる。

 

・”意味がある”を追え

こうしたスーパーカーには「便利さ」も「快適さ」も無い

代わりに、アクセルを踏めば絶対に必要としないぐらいの

「スピード」が得られる。この「スピードは出せるけど」

っという選択肢こそが富裕層のステータスそのものであり

それでいて価格は凡人には手が出せないほど高価なモノと

して世間に認知される事になる。しかもその価格はニーズ

に応えたワケではないから、作り手の言い値そのものだ。

この世界観こそボクらが目指す「起業家の在り方」であり

アナタである必要性をブランドとして設定する為に必要な

中身そのものだ。



 
 
 

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