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起業家として生まれ変わる


事業主と顧客の分岐点

・既存のモノを売るセールス

個人で興すビジネスから「仕入れ」や「使用料」といった

中間マージンを抜いた場合、経済的に独立したビジネスは

確立できるが、その代わりに難易度は跳ね上がる。それは

理由の1つに「今、少しでも稼げている手法を手放す」と

いう選択が容易に出来ない事が挙げられるからだ。商売の

基本は確かに「売る事」だが、何かを売る事に特化するの

は「販売員」の仕事だ。アナタがそこを目指していないの

であれば、売る事に特化する為にセールストークを学ぶの

ではなく「何を販売するのか」の意味を付与すべきだ。

 

・選択肢という自由度

自身の夢、社会の夢を実現する為に考えなければならない

事は技術を磨く事もさることながら、その商品サービスの

受け手が「何を得られるか」を設計する事に尽きる。この

サロンがニーズに応えないのは「顧客は自身の欲しいモノ

を知らない」事を知っているからだ。とは言え顧客ニーズ

に応えないとなれば、いきなり指標を失う行為に等しい事

も事実。だからこそ、指標にすべきはアイデンティティで

あって自身の問題解決を指標にする理由だ。もうこの時代

は途中まで誰かが道を整備してくれているのだからアナタ

は途中から繋いでいけば良い。その先で誰も通ってない道

を探検家として開拓していこう。

 

・観光資源について考える

起業家の道は基本的には「誰も通っていない道」の開拓に

尽きるが、実は入り口は自分の目指す道とは全く別の場所

にある事が多い。起業家を目指す人が真っ先にリゾート地

へ向かう理由などもそこに隠されていて、そこでは「お金

を使う事がいかに簡単か」を自分自身が浪費体験する事で

学ぶ事ができる。とは言え、何もそこで浪費の実地訓練と

して可処分所得を無駄に放出しなければ学べない理由など

存在しない。そんな仕掛けやカラクリは全て書籍で学ぶ事

ができ、100円のコーラを1000円で販売できる理由

も「読めば解る」からだ。そして「浪費」そのものを楽し

んでしまっている人が学べる事など1つも無い事も同時に

覚えておこう。

思いつきが継続しないワケ

・エビングハウスの忘却曲線

「人は忘れる生き物だ」という当たり前の事を、時間経過

と共にどのように変化するのかを説明しているのが、この

曲線の中身であり、根本を紐解けば人はどれだけ大切な事

だろうと時間経過と共に「忘れていく」という事を多くの

人は忘れてしまう。仕事の効率化を考えた時、最適なのは

すぐやる事だ。ただ、どうしても優先順位の関係上後回し

になってしまうモノは「何かに書き残す」事が最適解だ。

「自分だけは忘れない」と思い込んでいる人ほど仕事の質

は下がるし、最悪の場合「思い出せない」のではなくそも

そも「自分が何を忘れたのか」すら覚えていない。

 

・自分はホンモノか

人が忘れてしまうメカニズムは、時間と大いに関係がある

と言える。だからこそ備忘録は絶対に必要になるし、それ

は「滅多に開けない場所」に保管していても意味が無い。

逆に「忘れない事」というのは常に脳内での優先順位が上

にくるモノだという事であり、それは定期的に思い出した

りメモを見たりする事で記憶を随時更新していくしか方法

がない。そして忘れてしまう記憶の中身には種類はなく、

自身がホンモノかどうかも忘れてしまう。定期的に自分の

行動を見直す為に備忘録は起業家にとって必須工程だ。

 

・どんなマネタイズだったのか

すぐに行動を起こすべき既存事業であれば、この「記憶と

の闘い」はマニュアルを用いる事で回避が可能だ。しかし

大量の時間リソースを投下する起業家にマニュアルは存在

しない事から、中身を構築する間に「どうしてその方法で

始めたのか」というマネタイズ根拠すら人は余裕で忘れて

いく。これを忘れてしまうと、起業活動は根底から見直す

必要が出てくる。無駄なリスタートを防ぐ為にも、自分が

どのような方式で稼ぎを出すのかの仕組みは定期的に書く

か、すぐに読める所に置いておこう。

私生活を価値にする

・広告費の在り方

猫も杓子も動画業界への進出が成功への近道だと騒がれる

昨今で、動画を実際に造るコストメリットは、一体どこに

あるのだろうか。どこの誰とも分からない人のライブ映像

は視聴者の可処分時間を奪えない事を踏まえると、コスト

(特殊技術や材料等)をかけない動画進出には勝算は薄い

と言わざるを得ない。動画事業の収益は基本的に再生回数

による広告枠の確保であれ企業案件であれ、そのほとんど

が広告費で賄われている。ならば自社商品を自身の動画で

広告として掲載するのが一番速そうだが話はそんなに単純

ではない。そこに「支援・応援」の要素が盛り込めなけれ

ば、その動画は終わりを迎えるのが早そうだ。

 

・プレミアムを目指さない

起業家が進む道は「誰も通りたがらなかった場所」の開拓

に近いという話にもあったように、SNSであれ動画であれ

初めての道にこそ支援が集まる。ただ、その道はちゃんと

頂上まで繋げてみなければ「本物かどうか」も分からない

未開の地だ。だからすぐに支援を要請できる立場にはない

事も踏まえて進む必要があるし、誰とも競争しないオンリ

ーワンを目指して只々自分だけを信じて突き進む先に自分

のオリジナルゴールは存在する。ここが成功してこそ有料

動画の役割は初めて意味を成すし、継続的な価値提供とし

ての役割も果たす。

 

・その為の基盤を造る

つまり「動画進出」は決して起業のネクストステージなど

ではなく、収益を上乗せする為の方法に過ぎないという事

が見えてくる。つまり動画そのものにはクオリティを求め

る必要がなく、そこに行くまでの「影響力」をしっかりと

アンカーとして機能させる必要があるという事が見えてく

れば、自身が創り出す独特な問題解決の世界観はホンモノ

である必要があるし、圧倒的なクオリティを目指す理由も

そこに潜んでいる。これが起業家の仕事そのものである。

儲けが先か投資が先か

・止めておけ

個人で事業を興す為に誰かの配下に入る事は、真似できる

事をメリットとしながら「やめておけ」の一言でアナタの

行動が制限される。人は自分でその未来を見て見なければ

納得できない生き物だし、例えそれが失敗道だと分かって

いても確認の為に試してみる事は良い事だろう。つまりは

立場が上の人間は「回避させる」のではなく「やらせてみ

る」という選択肢を前提に動く方が自然に物事は流れるの

ではないだろうか。生徒は「失敗させてくれる」という事

を模擬的に体験できる方がよく、いきなり本番ステージで

「やめておけ」と言われても返って混乱するだけだ。

 

・投資する&儲かる

この前提条件を短縮させると「投資すれば儲かる」という

順序が生まれる。しかし世の中は往々にして○○しておけ

ば絶対にお金が手に入る方法として「労働(雇用)」しか

選択肢はなく、後の選択肢は絶対とは言い切れない。これ

は原因と現象が直接結びつく「因果関係」と、関係の一端

を担っているだけの「相関関係」がゴッチャになってしま

うから起こる現象だ。女性であれば全ての人が男性にモテ

るわけじゃないし、その逆も然り。そこでの問題点は性別

も含まれてはいるが、ほとんどの理由は「その他の何か」

である事の方が多い。投資するから儲かるという発想では

「女性であれば男性からモテる」と言っているに等しい。

 

・勉強も投資

相関関係と因果関係と勘違いして現実に起こらない事例は

数え切れないほど存在する。これを法外な価格で販売する

と「詐欺だ」と言われる事になる。無条件に人を信じる事

も大事かもしれないが、そこには信じるだけの「根拠」が

必要であり、少しでも話に一貫性がなければその話はどこ

にも繋がっていないと知っておくべき。その為には詐欺に

対する対策をするのではなく、詐欺師が一体「何をしてい

るのか」を知る方が手っ取り早い。アナタが勉強する項目

はマーケティングも心理学も大切なジャンルだが、詐欺師

の正攻法こそ最も世の中の役に立つ情報になる。特殊詐欺

でもこれは同じ事が言えるし、撲滅できない理由は対策が

できると思い込む慢心が主な理由だ。

長いモノに巻かれる

・長い物には巻かれよ

この「ことわざ」には色々な捉え方ができるが本来の意味

は、きっと「イチイチ大軍に楯突くとその度に自身の活動

が止まるから、物事を合理的に進める為には大きな流れに

は逆らわない方が得策だ」という意味であり決して「自分

は何物でもないから長いモノにでも巻かれておきなさい」

といった意味ではない。人生の後半戦は全員が起業を目指

すべきで、その練習に「大手企業の経営理念を知り・守る

練習」がある。そして企業就職の練習として「学校生活」

がある事を踏まえれば、この「ことわざ」の前者の意味は

何となく伝わらないだろうか。

 

・社員が可哀想というネタ

起業の練習に企業と雇用契約を結んで理念に沿って生きて

みる事は、試練の連続になる事の方が多い。企業は決して

「アナタを救う為」に存在しているワケではなく、社会の

役割として存在しているに過ぎないからだ。よって企業の

成長の為には「良い頃合い」に成長した社員は次のステー

ジへ移る事になる事が多いが、そのタイミングは図らずと

も結婚や新築の時期と重なる。これは偶然ではなく必然で

就労期間を40年ぐらいをライフプランで割り振ると新人

がベテランになる時期と、結婚・新築のタイミングは見事

に重なるからだ。これは誰が悪いワケでもなく、そういう

時期が来るという事を事前に知っておけば良い。

 

・信号機は緑だと言えるか

自信で未来を見る事が出来ない人は、往々にして周囲の人

を指標にする事が多い。これが同調圧力を生む原因であり

ひいては「皆がやっている事が正しい」と考える民主主義

の捉え方になっている。つまり必然的に、未来を見据えた

行動が出来ている人はマイノリティになりやすく周囲から

「協調性が無い」と思われがち。昔から「青だ」と言われ

続けた信号機に対して「あれは緑だ」と言う必要を感じて

いない自分を知るというだけでも、それは大きな進歩にな

る。たかが信号の色、されどそれは偽りの色だ。

コントロールする習慣

・創るという事

アナタが「販売業」を目指すのでないならば起業家として

の最初の仕事は「価値を創る」という所からスタートする

はずだ。だけどもそれは当然、誰もが「今までやった事が

ない」から誰かに依存する事になる。これは「創った事が

ない」と言うよりも、今まで「自分には何ができるのか」

といった考え方から「自分は何がしたいのか」へのシフト

が未経験である事の方が影響が大きい。創るという行動は

つまり「それを創る為に何が不足しているか」を知る事で

あり、その積み重ねによってのみ生まれる。そしてそれら

は何も「真新しい事」でなくとも、今まで自身が何となく

感じていた違和感や疑問の寄せ集めで問題ない。まずそれ

らを解消する所から始めよう。

 

・売るという事

自身の考えをビジネスに興す為には、どんな方法で販売が

可能かというマネタイズ方法を先に考える事が先決。物々

交換でお金と価値を交換するのも1つの手ではあるが自分

の信念であるアイデンティティを買ってくれる人は多くは

ない。であれば、そこに「応援・支援」という概念を持ち

込めれば物事は有利な方向へ動く。その為には自身の在り

方は正直である事が大前提であり、本当にそれが社会問題

として認められるような動き方が求められる。それは一体

どんなポジションから訴求すれば合理的なのかを考えるの

が広告フェーズであり、それが後に「売る」に繋がる。

 

・流行りの環境

自身でビジネスを興す為には常に自身をコントロールする

事が重要だ。他人や社会そのものはコントロールが効かな

いモノだから、常に自分を目的地へ向けて操縦するために

今の社会がどのような構造で動いているのかは知っておく

べきだろう。行動は常に沢山の選択肢の中から選べる方が

有利に働くし、それは振り返りや反省や修正を促せる事に

繋がる。行動選択肢がなければそれを成功させるしかない

から、行き止まり(失敗)に辿り着いた瞬間に振り出しに

戻るしかなくなるからだ。中間ポイントのマイルストーン

は行動の至る所に作っておくべきで、失敗した次の行動は

どこかの中間選択肢まで戻って選択し直せば良い。これら

の選択肢を得る為の情報として流行りの環境を知っておく

事は非常に役に立つ。



 
 
 

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