類似性と異質性
・理解できない環境
ここは起業家を目指す人にとって究極のジレンマが生まれ
る場所。今までの世界観で成功できなかったのだと知れば
自身の世界観を変える事が成功へのプロセスとしてベター
になるが、多くの人は「自身が理解できない」環境を避け
たがる。用が無い・興味がないのではなく、理解できない
環境にこそネクストステージは隠れている。仕事の流れや
お金の流れなど、気になってはいるけど知らない環境には
進んで飛び込んでみよう。
・賛成多数派の意見
世の中は本当に色んな物事が複雑に絡み合って出来ている
ので、一般人が理解できるのは「自分が絡んだ環境」まで
だ。それ以外はほとんどの場合「どうせ」という括りの元
簡単に予想で済ませてしまう。それを実際に調べてみるの
も「面倒」がかさむから、その誰かが言った「どうせ」は
非常に賛同してしまいやすい。これが賛成多数派の民意で
あり、同調圧力と呼ばれるモノの正体だ。この力は決して
強制的に賛成へ向ける圧力なんかじゃなく、裏を取る(調
べる)のが面倒であるが故に自然発生してしまう「楽な方
に流れてしまう」という力の事を指す。
・津波でんでんこ
この力が社会的に働いてしまっている現代社会で、個人が
考えたアイデアがいかに素晴らしくても「楽ではない」と
いう苦労が見え隠れすると多数派は途端に動かなくなる。
そしてこの苦労をアイデンティティと引き換えに「楽にし
たのが指揮命令系統」だが、一方でこの力によって肝心な
時に自身の判断で動けなくなるというデメリットも持って
いる。ただ、それでは命取りになりかねないと考えた先人
が編み出したのが「津波でんでんこ」という考え方だ。
これは「非常時には自身の判断で安全を確保しなさい」と
いう意味があり、起業家を目指す時点で発動すべき先人の
知恵となる。
ボクらの視点はマイノリティ
・世界のシステム
世の中の市場はまだまだ「便利」を求めるニーズで溢れて
いる。どの国でも起きた産業革命や高度成長期やゴールド
ラッシュなど、機械産業の発展は様々な作業工程を機械化
によって時短にし仕事を楽にしてきた。近年ではこの流れ
は先進国を離れ、次の新興国に受け継がれているが未だに
先進国では「その先」が見つかっていないのが現状で、今
も尚「便利」にあやかったまま余暇時間だけを増やし続け
た事により他者への攻撃やアラ探しの時間に充ててしまう
人が後を絶えない。ただ、悲しい事に余暇時間は楽な方へ
流れるのが一般的で、匿名性を帯びた攻撃は官軍の進撃だ
と考えれば何ら不思議な行為でない事も理解できる。
・闘わない意味とは
それでも「楽な方へ流れない人」というのは一定数いる。
人生目標を決めて周囲とは同調しないそのマイノリティな
スタイルは、多数派からしてみれば「賊軍」の扱いになり
攻撃対象になりやすい。とは言え正義の官軍は「親切心」
が起点になっている事を踏まえると、少数派がここで闘う
意味は一切ないと言える。少数派である弱者には弱者なり
の闘い方というモノがあり、これを要点としてまとめたの
が「ランチェスター戦略」という指南書になる。
・起業時短の必要性
起業家の最大の時短術は何といっても「効率」に尽きる。
ただし【逆算戦略アカデミー】が考える効率対象の時間は
時間でも日でも年でもなく「生涯」という果てしなく長い
時間を、いかに短縮するかにキモを置いている。5年後に
得られる1000万円と20年後に得られる10億円では
スタートからやる事が違う。前者を選択した者は20年後
には4000万円にしかならないからだ。では、この差は
どこで生まれるのか?答えは簡単「出来っこない」事への
挑戦のサイズがその差を生むんだ。アナタが起業において
「時短」を求める意味は何だろう。
演出活動
・効果は絶大
今や猫も杓子も「動画業界への進出」が合言葉になりつつ
ある。確かに動画市場での広告効果は非常に高く、上手く
回れば効果は最大化できる。ただし、そこで効果を最大化
させる為には「何を伝えたいのか」を明確に提示する必要
があり「出演したから」という理由は広告効果としては何
も意味を成さない。そこにはどんなメッセージ性があって
そのメッセージを最大化させる為にどんな演出効果を設定
するのか。そこで「私は○○が出来る」という1人称では
なく「アナタが○○出来る」に変化させよう。
・負けを避ける
とは言え、出来ない事を「出来る」と言ってみたところで
信用は得られるどころか失墜の一途を辿る。今の動画業界
に必要なスキルはどこまでいっても「信憑性」であり最早
昔の「期待値」ですら人々は怪しいと思えるようになって
きたように感じる。まずはどこかで「信憑性」を創ろう。
そして動画編集には途方もない時間を取られる事は容易に
想像が付く。ここは紛れもなく「時間管理マトリクス」の
第1領域に当たる部分なので、なるべく第2領域を侵さな
い時間配分を設定しよう。
・目が離せない状況
動画演出に「目が離せない状況」という仕掛けは不可欠。
早口で喋る動画には「何を言っているのか理解する時間を
遅延する」という効果があったり、脈々と流れ続ける流動
動画には「いつ流れが途絶えるのか」という好奇心が湧く
だろう。人気の動画を徹底的に分析する能力とそれを言語
化できる事は素晴らしいスキルであり、これがアナタ自身
を動画業界で躍進させる仕掛け(演出効果)の1つになる
事は間違いない。
フレームワークの意識付け
・個人起業家こそ意識すべき
マーケティングによく用いられるフレームワークは企業内
研修で使われる事もしばしば。新商品の開発や販売戦略等
当てはめれば良いだけのフレームワーク分析は企業組織で
上を目指す人の為に用いられてきた感が強い。しかし個人
で起業を考える我々にとって、理念もビジョンも持たない
個人起業家の卵がこれを使うのは非常に難しい。であれば
コレを意識する事で理念とビジョンが最優先だという事に
繋がってくれれば、フレームワークそのものを知る理由と
しては十分なのかもしれない。
・一体誰を救う為の手段なのか
マーケティングフレームワークを活用する必要性は他にも
自身の商品やサービスの販売時に「何も知らないユーザー
を騙す」という意識を自動的に排除してくれる。周囲に伝
えたい理念やビジョンがある時、それをストレートに伝え
ても中々伝わらないのがマイノリティの課題ならば、自身
の開発した商品やサービスが一体市場からどう見えている
のかを知る事の出来るフレームワークを重要視する必要性
は自ずと見えてこないだろうか。
・これを決める為の理念
まだまだ正確に伝わらない内からフレームワークを活用す
る必要はないが、アナタの脳内で「理念」の言語化を促進
させる為に「フレームワークを意識する」事は決して無駄
ではない事を知っておこう。そして最初に意識するべきは
「3C分析」が最も効果的。その理由は「商品目線で顧客
を見る事が出来る」からだ。ワケも分からずに説明もでき
ないようなサービスは、一旦ユーザーの元に届いた瞬間に
どうなるかを想像できれば言語化は少し進むので是非とも
チャレンジしてみると良い。
事業のスタートライン
・ゴールとはどこなのか
個人で事業を興す事のメリットは「一生涯仕事に困らない
事」が挙げられる。ではそんな自身で創る仕事のゴールと
も言える「理念」は一体どこにあるかを考えた時、ここに
仕事とお金の関連性が見え隠れする。ボクらの平均寿命が
延び続ける一方で所得収入は変わり映えしない。であれば
最期には「お金が足りない」という事象が発生したとして
何ら不思議はない。この根本原因を作っているのが定年退
職ではあるものの、実際に高齢になってまで「労働者」と
いうのは限界がある事も確か。であれば、そこへ到達する
までに「資産ビジネス」を形成しておく事が、現代社会に
おけるゴールになるのではないだろうか。
・定年後に始められない事
そう考えた時、定年まで企業で労働する事は特に悪い事で
はないが、素敵な未来がやってくるワケでもなさそうだ。
ただ、その歳になって「起業家という生き方」を始められ
るかどうかは甚だ疑問が残る。資本家と労働者は仕事に対
する考え方もお金に対する視点もまるで真逆だ。この視点
の違いを老後に知るには、あまりにも情報量が膨大であり
何より「苦難の始まり」になる。だからこそ今の内に情報
を集める事は「今から自身が始めなければ間に合わない」
理由とするのに十分な根拠になる上に、どちらを「本業と
するのか」を考えるのに十分な効果を得る。
・全日本起業協会の野望
今の世の中には「起業」に対する免許や許可証といった類
のモノは存在しない。あるのは開業届ぐらいで、ほとんど
の人が「自由に設立できる」状況にある。であれば、ガチ
ガチに資格を保有したい方の為に自身が発行する側に回る
協会を発足させるのは起業家の夢そのものだ。自身の手で
既得権益を構築する事は不可能じゃないし、手順も複雑で
ないのなら「アナタの○○協会」は創っておいて損はない
だろう。
サービスの価値
・フレームワークの思考法
起業家がフレームワークを意識する理由は先に記載したが
実際それを目の当たりにすると、思い浮かぶのは既存商品
になるだろう。しかしそれで良い。アナタ自身のアイデン
ティティから紡ぎ出されたその商品やサービスはアナタが
やりたかった仕事に最も近い所にいるモノ達なのだから。
これを発見したら今度は「成功者の真似」を実践する事に
なるが、その時「3C分析」というフレームワークは最初
にその市場の世界観を観るのにとても都合が良い。
・人が羨むサービス
次に「人が羨むサービス」に自身で変えていく工程になる
が、この時に「VRIO分析」というフレームワークを使う
と、我々が日常でお金と交換している「価値とは一体何な
のか」に迫る事が出来る。この分析は大きく分けて4つに
別れていて、それぞれ「経済価値」「希少性」「模倣困難
性」「組織性」に強みを持たせる事に重きを置いている。
これらの強みを実現させる事は、アナタのビジネスを有利
に運ぶだけでなく「人が羨むサービス」として機能する事
になるだろう。
・誰も思い付かない領域
人が「便利」を買って「時間が余る」生活を今後もメイン
にしていくのであれば、キャンプやBBQなどアウトドア
の需要は今後も増える事は予測できる。また、時間管理マ
トリクスの第4領域である「緊急性も重要性もない」時間
に市場があるのだとすれば、それは動画サイトやゲームに
需要が生まれる事になる事は容易に予測できる。であれば
逆にその時間を「自分のビジネスを興す」という個人起業
に需要を創る事も可能だろう。これがコンサルタント事業
が始まる理由そのものだ。

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