バックエンドを考え直す
・バックエンドは商品じゃない
このサロンは今も昔も「有料公開」の場として機能してい
るが、この場所は決して「商品」なんかじゃない。誰かが
毎日「その場所にいる理由」というのはそんなに簡単には
創れなくて、それはAIだろうがチャットGPTだろうが絶対
に創り出せない世界。ここは絶対的に「人間にしか創れな
い」場所だとボクは考えているが、多くの人は自分の中で
何か新しいツールの使い方を思い付いたら「自分が最初の
発見者」だと思い込んでしまう。だから安易に希少価値に
走ってしまうが、蓋を開けてみればそれは「どこか」では
既に常識だったという話も珍しくはない。
・創り込んだモノを無料公開
アナタは「買ったモノ」をちゃんと消費できているか?
これはこのサロンが始まってからずっとココで投げかけて
いる設問。便利だからと買ったモノを少し使ってみて一瞬
「お金による加速の恩恵」を受けただけで自己満足してい
ないだろうか。CanvaであれチャットGPTであれ、買った
モノは徹底的に使い込んでみよう。そうするとすぐに情報
インフレを起こす事に気付くが、そうして創り込んだモノ
そのものに価値はほとんど存在しない。ではどこに価値を
見出すべきかは「その時間に投資した自分の価値」だ。
・プロセスエコノミーに倣う
自分の価値を上げていくと、素晴らしい作品達が無料公開
でも全く問題なくなってくる。むしろ外野が騒いでくれる
事で自身に注目を集める効果が狙える。これが「プロセス
エコノミー」という考え方の真意で、どうやってそんな物
を創ったのかに直結していく理由だ。ここをどうにかして
成立させる為に暗中模索と試行錯誤を繰り返すが、これが
成立した時にはもう「誰も真似できないオリジナルコンテ
ンツ」が完成しているはず。どんなジャンルであれ起業家
が目指す最終目的地はそこにある。
起業マインドの在り方
・時間管理マトリクス
「時間管理マトリクス」とは時間の概念を”緊急性”と
”重要性”の2種類に分解し、どちらも「ある」か「ない」
と「どちらかはある」の4種類に仕分けたモノ。この中で
逆算戦略アカデミーが推奨しているのが「緊急ではないが
重要」な時間にどれだけコストを割けるかだ。その理由は
主に「緊急性」に重点を置いていて、主観的に緊急を要す
る事態というのは往々にして「外部からの影響」による事
が多いからだ。これが戦争や災害など、急がなければ命の
危機に晒されるのであれば話は変わるがここ日本ではそこ
までひっ迫した緊急性などほとんど無い。
・お金稼ぎは「緊急かつ重要」か
そしてこのサロンでは「目先のお金を追いかけない」事も
推奨している。これを追いかけ出すと目先の小さな結果に
貴重な時間を費やしてしまって大局が見えなくなってしま
うからだ。小さなお金を得るには小さな行動で事足りるが
そこに時間を使ってしまっていては、いつまででも大きな
モノには手が届かなくなる。ほとんどの人はこのジレンマ
に気付かないまま、ナゼか「順次大きくなっていく」っと
勘違いしたまま老後を迎える。狙うのは常に大きなモノで
あり、そこにチャレンジした失敗は成長の糧になる。
・心が動かない内はやらない
ではそんな最大のリスクで最大のモノを狙う時、闇雲に動
いてみたり誰かの指示通りに動くと失敗した時にストレス
になる。多分、ほとんどの人がこのストレスの原因に対し
「大きなモノを捉えにいったからだ」と勘違いしているが
原因の本質は違う。そこには「本気で獲りに行って(行け
て)ない」という自身のマインドが主な要因になる。本気
で動くという事はマインドと肉体が共に同じ方向を向いて
なければならず、それは誰かに命令されたり周囲の反応で
は判断ができない。この根拠は「自分が自分のゴールに向
かって進めている」と確信した時にのみ適用される。
アイデンティティの見つけ方
・マズローの5段階欲求
近年どこの起業塾へ行っても習うであろうこの心理現象は
実は内容を知るだけならGoogle先生かチャットGPTで事足
りる。わざわざ誰かが教えるまでもなく「見れば分かる」
の境地だ。だが、これを「教える」事にわざわざ時間を割
いていると、いつまででも「その先」には辿り着かない。
事の本質は5段階目の欲求である「自己実現」を達成した
後に訪れるが、多くの人はここに到達できないためかこの
心理現象を「教える」という陳腐な手法に走るしかない。
これではショーウィンドウケースから出しただけで、何も
使えていないのと同じだ。見てるだけならネット画面でも
十分事足りる。
・自己実現の向こう側
誰もが知る通り、この心理現象の最終段階は自己実現欲求
を満たす事に他ならないが、その先まで教えてくれる人は
ほとんどいない。それは「自己実現」を空想的な成功論と
して捉えているからに過ぎないからで、実はほとんどの人
が自己実現を成し遂げている。「やろうと思っていた事」
が実現すれば、それは多かれ少なかれ実現している。では
なぜ自分が思い描いた通りの境遇になっていないのだろう
か。ここには実は「繰り返し」の概念が潜んでいるのだが
ほとんどの人は「1回で成功者になれる」と妄信している
為に現実とのズレを修正できないまま空想の夢が破れる。
・時間管理マトリクスとの連携
このサロンでは実に多くの事を実現してきている。影響力
を持つ為には、繰り返し自己実現を達成する必要があって
そこに辿り着けない人に対して「道を整備してあげる」事
も起業家の役目になる。この作業こそ「緊急ではないが重
要な時間」そのものだ。ここに時間が割けないという事は
自分だけが自己実現を繰り返して未来へタイムスリップし
てしまうか、いつまでも「承認欲求」を外部に依存してし
まって前に進めなくなっているかのどちらかだろう。
Society5.0が伝えたい「共有の時代」の本質は、自分だけ
でなく周囲も巻き込んでこの5段階欲求を実現しようとす
るものではないだろうか。
YKKから始めよう
・何かあると感じた世界
多くの人が「知らない」「やらない」事を題材にしている
と、一般的にはタブーとされている「~だと思う」という
表現は避けて通れない。ただ、そこを恐れていると、中々
自分が「何かある」と感じた世界へ足を踏み入れる勇気が
出ない。外部からの承認でなく、自分が感じた問題解決へ
の承認を自分で出す為には様々な「根拠」が必要になって
くる。こうした根拠を紡いで、自分の筋道を証明する事を
成功者の間ではコネクティングドッツと呼んでいる。何か
あると自身が感じたのであれば、そこには必ず「何か」が
あるはずだ。これを探しに行こう。
・PDCAでなくYKK
こうした「得体の知れないモノ」を探し出す時、プランと
いうのは多くの場合邪魔にしかならない。結局、失敗した
時に「プランが悪かった」としか結論付けられないからで
初めての経験にそもそもプランなど建てられない事を先に
知っておこう。ここで重要になってくるのは「思い付いた
事はやってみる」というチャレンジ精神だ。しかもそれは
「楽しそう」「面白そう」といった時間管理マトリクスの
第4領域でなく、自身の問題解決の為に必要そうな第2領
域に関わる行動である方が良い結果をもたらす。これが、
闇雲に動くワケじゃないという行動の根拠そのものだ。
・感じるという事
自身がも問題解決の為に必要だと感じた行動に対して心が
動いた時に「やってみる」を実践した後は、その行動に対
してどう感じたのかが重要になってくる。これはその行動
を「継続させるかどうか」を決める重要な根拠で、すぐに
判断する必要もない。その為に「備忘録」を活用するので
あり「ちょっと待てよ」と感じたのなら一旦保留しておく
というのも1つの手。これを哲学の世界で「エポケー」と
呼んでいる。その後は「継続するメリット・デメリット」
について考える時間(第2領域の時間)が再び訪れる。
実力社会で生きる
・社会功績の始まり
子供が持つ影響力には「親からの支援」がベースにあるの
が現代社会の在り方。ただ、親がその「影響力の使い方」
を知らないばかりに、ほとんどのご家庭では子供が社会人
になったタイミングでその影響力を「放棄する」事を余儀
なくされる。その理由のほとんどが「自分で働けるように
なったのだから支援を打ち切る」というモノだが影響力は
そんなに簡単には広まらない。何度もトライ&エラーを繰
り返して自己実現を繰り返さなければ成功には辿り着けな
い事はマズローのお話でも出た事。
・企業での実績
子供達が社会人になって仕事に就く目的は「自身が持つ影
響力をいかに広めるか」に尽きる。ただ子供時代から嫌々
やらされていた習い事では意味がなく、何の影響力も持た
ないお子さんも多くいらっしゃるだろう。それでも子供の
時代に誰もが「何かやりたい」と感じるのは必然であり、
これを叶えないままに社会人で働き出すと「会社で褒めら
れる為に働く」という社畜人生が幕を開ける。企業の目的
は社会にどう認められるかがメインであり、社員はそれに
対してどれだけ実績が残せるかにかかってくるからだ。
メインストリームはあくまで「社会」であって「会社」で
ない事を教えておこう。
・起業家はどうだ
ではそんな「会社」から抜け出してメインストリームでも
ある「社会」へ単身飛び出した起業家はどうだろうか。
企業内での実績は主に「売上」がメインであり、その根底
には「商品」という売るモノが既に存在している。しかし
看板も何もない起業家には、その売るモノがない。ならば
必要になってくるのは「商品」か、子供時代にこそ大活躍
した「影響力」かのどちらかが必要になってくる。
「何かある」と感じる心は正にその影響力を増大させる為
のキッカケに過ぎないが、そのキッカケがなければアナタ
が影響力を持つタイミングは永遠に訪れない。
老後の仕事
・成功が始まり
世間の流行りは「事業を波に乗せる事」と「事業売却」が
メインになっている。資本主義に則ればそれは確かに至極
真っ当な「売り抜けゲーム」であり、知らない者が損をし
た(犠牲者の)上に成功が成り立つシステムだが世の中に
はそれ以外の勝ち方はあまり知られていない。ほとんどの
人は「億単位のお金」を持つ理由を自分で知らないし多く
の人はお金の事を「何でも好きなモノ買える券」だと勘違
いしている節があるからだ。「投資」と「教育」は非常に
よく似ているとこのサロンでは考えられていて、事業成功
は教育の始まりに過ぎないと考えている。だからこそ成功
した成り金は10年先で没落していくし「投資が大切だ」
と繰り返し書かれるのはその為だ。
・セミリタイヤとは
通称”不労所得”が得られるセミリタイヤに至るまでお金の
投資を続けるのであれば、そこには最低1億円の投資額が
必要である事は既に表沙汰になっている事実だ。この金額
は売上でもなければ利益でもなく、投資として「手放して
も大丈夫な額」だという事を忘れてはならない。つまりは
その額を投資できるプレイヤーは、年収の3割がその額に
相当する計算になるから・・・後は計算してみると良い。
この金額を実現する為に、アナタが時間当たりで得られる
金額を割り出してみると「時間と金額が比例しない」事に
簡単に気付けるだろう。アナタはどうやって実現しよう。
・回収金を投資に回す妙
とは言え、投資額がその金額に達するまでに「上昇気流」
が発生する事は確かだ。それがどのタイミングになるのか
は明確ではないが、投資が「複利計算」で行われる事を鑑
みれば1億円を貯金してからポンッと投資するスタイルで
ない事ぐらいは容易に想像が付く。だからこそ少額投資の
NISAが流行るキッカケを生み出したが、これはある程度
の金額(収入の3割)がほぼ永久に手元に入らない状態で
も問題なく活動が継続できる「前提条件」が必要で、更に
その先で不労所得が目指せる金額に到達しないのであれば
別の何かに転用する可能性も含めて然りだろう。

Comments