1週間の振り返り
- とらよし
- 2024年1月14日
- 読了時間: 0分
承認欲求を満たす
・脳内野党を持つ
現代社会の難易度の高さに、コミュニティ欲求を満たした
後に発生する「承認欲求が通らない」という壁がある。
要は自分の意見が押し通らない瞬間が多々あるという事で
あり、その欲求自体はアイデンティティから来ている事が
ほとんど。コミュニティ欲求を外部に頼ってしまった場合
この承認欲求も外部に頼ってしまう事が多く、ほとんどの
場合通る事がない。その理由はコミュニティの生い立ちに
あり、ほとんどの場合は権威のアイデンティティに沿って
動いているからだ。ならば承認欲求は通らないままか。
・自己承認を手に入れる
多くの人は外部から承認欲求が満たされない事については
不満に感じながらも解決策を取らない。ここを解決してく
れるのが脳内稟議で出す「自己承認」システムだ。これは
只の思い付きを自動で承認してしまう甘やかしシステムで
はなく、その考えは本当に大丈夫か?っという脳内稟議を
経て初めて「Goサイン」が出る。ではNGサインはどの
ように出るかを考えると、その根底にはMECEに考えると
いった思考術やクリティカルシンキングが挙げられる。
・徒党を組むリスク
上記のように何の考えもなく周囲からの同意が得られてし
まうのが「同調圧力」のような圧力を生み出す。誰か1人
悪者を創り出しては集団で叩くという風習は、こういった
背景を基に形成される。これらは思考が不要な為に形成も
簡単で参加も簡単にできてしまうのが特徴で、誰かが憂さ
晴らしの為に創った「考えなくて良い集団」に属する事で
コミュニティ欲求を満たしてしまうと、簡単に通る不平不
満への同調を承認欲求が通ったと勘違いするのに十分だ。
転売ロイヤリティ
・NFTが変わる
数年前までNFTと言えば「誰かが描いた作品」をデータ
化して販売or転売する事がメインだったが、この数年間
でAI画像技術が劇的に進化し、誰しもが自由にヘンテコ
リンなオリジナル画像を生成する事ができるようになっ
た事で「その画像の使われ方」も多様になりつつある。
こうなると最早、上手いだけの絵やキレイな絵はそこか
しこで見かけるようになり、それだけでは価値が保てな
くなってきている。どれだけルールを覚えようが、そも
そも絵が描けなければ参入できなかった市場に、誰もが
気軽に参加できるようになった事でNFTの使われ方はも
う少し複雑化しそうだ。
・ナゼ仮想通貨なのか
ならば最初から有名人が描いた絵を転売するという方法は
昔から存在しているが、この動きは既存の「画商」とほぼ
やる事は変わらない。全く新しいビジネス体系でもなけれ
ば、何のイノベーション性も持たない。ただしNFTに関し
ては仮想通貨を経由する事で、絵の生みの親であるクリエ
イターにも転売されるごとに「Fee(手数料)」を発生さ
せる事が可能になったという事。仮想通貨を使う市場では
もう「勝手に転売禁止」と謳わなくてもよくなっていくと
いう世界観が期待される。
・市場の動き
とは言え、この権利Feeが得られるのは「有名画家」さん
の特権であり、誰もが無条件に付与されるモノでもない。
当然「売れる絵」でなければ意味がないし、NFTに参加し
たから稼げたり儲けたりできるワケでもない。っであれば
クリエイターが今の時代に注力しなければならないのは絵
のクオリティもさることながら「どうやって作品が完成す
るのか」という作画工程にある。その手法でなければその
クオリティは出ない。だけど簡単には真似できない手法。
これを構築できるかどうかが個人で生き残れるかどうかの
狭間にいるのではないだろうか。
守・破・離とは
・守るモノ
「郷に入っては郷に従え」という諺があるように、昔から
学校であれ企業であれ何かしらのコミュニティに属するに
は、そこに設けられているルールを守る事が遵守される。
ただ、個人が起業を興す場合にこれらは完全に自身の成長
を止めるストッパーでしかない。特に自身のアイデンティ
ティに沿うかどうかを無視した外部のルールは、覚えるの
に時間と労力を要するし、その先で「どうすれば良いか」
を簡単に生む。ただ、やる事が決まっている組織の中では
「ルールを守っていれば良い」が合言葉になりがち。
・破るとは
何かしらの利益を上げたい企業にとって、ルールは最低限
守ってもらわねばならないが守るだけでは利益に繋がらな
い事も事実だ。だから攻める為に守りの姿勢を破る事には
なるが、これは決して「言う事を聞かなくなる」ワケでは
ない事を覚えておく事。勝てば官軍の資本主義社会の中で
結果が出れば破った意味はあるだろうし、出なければ改善
を繰り返せば良い。本当に問題なのは「思い付き」で行動
してしまった事により反省点がない事だ。こうした事故を
防ぐ為にも「何の為に破るのか」という目的を明確に持つ
事が大切になる。
・離れるしかない
では1度覚えた誰かのアイデンティティを忠実に守った上
で効果的にそれを破り、結果を残し続けられる人になった
時。その人がそのコミュニティに在籍している意味はある
だろうか。独立開業とは「自身のアイデンティティをルー
ル化する事」であり、問題になってくるのはそれを周囲に
どう守ってもらうかという手法だ。ここまで理解が出来れ
ば、守と破は経由する必要がない。逆算戦略アカデミーが
「離」から始めるのはその為だ。
権利を守るビジネス
・どう広めるのか
「守破離」の話にもあったように、守と破の意味が「防御
と攻撃」である事が理解できればそのコミュニティに所属
する意味はあまりない。ただ、全く無意味でもなく参考程
度に在籍しておくのはアリだろう。ここで自身のコミュニ
ティを持った時に周囲にどう広めるかのヒントは、自身の
アイデンティティに則したビジネスに「自分はどのように
コミットメントしたのか」という事に尽きる。それと同じ
事を今度はフィールドで展開するにはどうすれば良いか。
これが目的に沿った行動の典型例になるだろう。
・売り上げはどう作る?
全く新しいビジネスを始める場合、周囲の認知はそんなに
簡単には広まらない。それを強く訴求できるだけの資料と
解説がなければ人は理解できないからだ。社会に対し必要
性をゴリ押しできる資料が出来るまでの間(構築と自信と
整合性が取れるまでの間)は少し収入が途絶える。ただし
それが完成すれば加速的に物事は進むのだから、それまで
はプレイヤーとして賞金もしくは給料で乗り切るしかない
のが現状だ。行政は「意味不明なモノ」に補助金を出した
りはしないし、逆にそんなモノにお金を出してくれる富裕
層はとてもレアな存在だ。
・最も深刻なお金の問題
個人が展開するビジネスで最も深刻なのはオンリーワンで
あるからこそ高額に設定できるのに、周囲に同じ事をする
弟子や門下生が増える事で競合を生んでしまい、ある程度
のパイが埋まってしまう事で広がらなくなってしまう所に
ある。つまり「創設者なら売れる」のに、他の誰かでは全
く売れなくなるという現象が起きる事。この現象が発生す
る理由は販売サイドが「売っているモノ」と購入者が「買
ったモノ」が違う場合に多い。これを意図的に発生させた
上で「理解できないお前が悪い」という態度が取れる手法
を世間では詐欺と呼んでいる事にそろそろ気付くべきだ。
消費されるか活用されるか
・消費される
以前の記事にもあったが、販売側は「活用できる」と感じ
ているモノを購入者が「消費出来る」と感じて買った場合
は価値に相違が生まれる。これはそもそも販売側のユーザ
ーチョイスミスであり、これを意図的に「分からん殺し」
として無理矢理売りつけていたのが少し前の情報戦線だ。
消費できる情報はちゃんと消費できる形にして提供するの
が販売側としての責務であり、それをキャラクター戦略と
して販売すると「商品やサービスはもっと安い所で買うか
ら、アナタには別の何かを期待する」といったタレント性
を求められる結果になるのが現代社会の在り方ではないだ
ろうか。
・活用される
自身が持っている商品やサービスを、本当にユーザー自身
が活用できるようにと考えた時、そこには明確な活用方法
を明示する必要が出てくる。売り物は部品やアッセンブリ
であり決して「完成品」ではない事を明確にしておく事が
大切で、それをどんな分野でどんな活用法が見出せるのか
はユーザーと共に開拓する必要がある。よってビジネスツ
ールは得てして材料であり、オリジナルコンテンツを材料
にどんな市場が展開できるのかを考える事で資産としての
価値が回り出す。個人起業家の最終目標は正にここに集約
されるだろう。
・あやかり、あやかられ
例えば作品として消費できるモノが手中にある場合、それ
は独自路線で販売するのではなく資本主義の大きな流れに
あやかるという手がある。そこでは「転売(リセール)」
される事を前提にNFT化を視野に入れておいた方が利益は
育ちやすいが、どちらにせよ「売り切り」という恰好には
変わりない事から、どんどん新たな作品を生み出していく
必要がある。そこに時間を取られていてはビジネス向けの
商材はいつまでも構築できない事を加味して、作品の製作
は若者に授けるかAIに任せるというのが現代の流れになっ
てきているのではないだろうか。
オンリーワン戦略とは
・競争しない
このサロンでは成功者の定義を「寡占状態を取れる」事に
重きを置いている。でなければ、誰でも真似ができる状態
はコモディティ化していると判断できるからだ。その為に
「急がない」「競わない」をモットーに圧倒的クオリティ
による参入障壁の構築を推奨している。ここでしか手に入
らないモノは一体何なのか。誰もが自由に情報の取捨選択
が出来る時代に、オンリーワンを目指すには「接点の繋ぎ
方」がネックになると考えている。これが独特なヒンメリ
形状を生み出しネットワーク化できれば、何十年もかけて
出来上がるはずの資産ビジネスは、ほんの数年で構築可能
になる。
・自身がトップになる為に
世の中にはどんなジャンルであれ、そのほとんどが「プレ
イヤー」としての立場にある。プレイヤーは自身のスキル
で以て何かを制した者がトッププレイヤーとして君臨する
事が可能であるが、その先は指導か引退か解説しか残され
た道が無い。これがいわゆるトッププレイヤーのセカンド
キャリア問題だ。プレイヤーはあくまでその成果を周囲に
魅せる事でしか報酬を受ける事ができないポジションなの
で、成果を出す為のミッションがなくなれば自動的に報酬
も途絶える。自身がトップに立つ為には自身がプレイヤー
から脱却しなければならない事を自動的に示唆する。
・従うのではなく設けるワケ
マネージャー(管理)の仕事は、プレイヤーに何かしらの
課題を提供するモノ。その為にプレイヤーはお金をかけて
時短アイテムを入手し、問題解決を促進させる。お金をか
ける事で時短を促進できるのがフリーランスの立場であり
マネージャーは問題の提供と共に最適なフリーランスを探
す事と、プレイヤーが安心して挑戦できる場を設ける必要
がある。これが一朝一夕で成功者になれない本当の理由。
セカンドキャリア問題もルサンチマンも生み出さないポジ
ションを獲得するには、その立場から逆算して今を創る事
が何より大切な事だ。

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