1週間の振り返り
- とらよし
- 2024年2月11日
- 読了時間: 0分
起業家の進む道
・進む子心
ダイエットジムであれ英会話教室であれ、大人が通う場所
は長続きしない事が多い。その理由は「子供と違って自分
で判断できる事が増える」からだ。子供は少々イヤイヤで
も親に怒られながら学校に行かなければならないが、大人
は嫌になればすぐに辞めてしまえる。確かに大人になれば
知識は増えるが「今まで自分で判断してきたから今の人生
がある」事を踏まえて「ではナゼ、今が思うような人生に
なっていないのか」まで探らなければ、探求心は心半ばで
失われてしまう。
・止める親心
一方で、成功者は人生を成功に導く為のメソッドを色々と
用意しているが、中でも成功者が成功者たる一番の要因は
「今でも続けられている事」に他ならない。継続していれ
ば「売れるかどうか」は不明だが、辞めれば1000%
「売れない」に変わる。ビジネスでもスポーツでも勝率は
100%には出来ないが、少なくとも「運武天武のギャン
ブル」から脱する事は出来る。勉強も努力も無しに勝てる
ヤツがもしいたとしても、ソイツはレアな存在だという事
さえ知っておけば「少なくとも自分はそうでない」という
事を理解するのは容易い事だ。学び続ける本当の意味は、
そんな所にあって、親役は子役にそれを伝えるべきだ。
・子心を叫ぶのが魂のファンビジネス
ファンビジネスを考える際に最も注意を払わなければなら
ないのは「個人で活動する事」に尽きる。どこかの集団に
入って活動するのは非常に楽に事が運ぶが、例えばアイド
ルグループの中から独立すると、それまであれだけ熱狂的
だったファンが離れてしまう。集団の中にいるという事は
「その集団の看板」につられてやってきた人が「この集団
の中から選ぶのであれば・・・」っという比較でイチ押し
を選択する為だ。これは「ファンになるかどうか」という
決断ではなく「どれにする?」っというチョイス方式が楽
な為で、その中で自分が「選択されている」ファンスタイ
ルはそれだけ一生ものにはなりにくい。活動するならソロ
で価値を提供できるようになろう。
感情の2重障壁
・恥ずかしさ
「恥ずかしい」という感情は動物の中でも人間が持つ独特
の感情の1つ。この感情が生まれる原因は決して「失敗し
たから」ではなく「言葉による指摘」そのものが生む。
バカにしたり注意したり怒ったり、これらはみな、言語に
よる攻撃であり、これを受けた側が得る感情として生まれ
るモノである。だからこそ「聞くは一時の恥」と言われる
のだが、聞かなければ本人が「恥ずかしい」と感じる事は
一生ない。それはただの「普通」であり、自分が無知であ
る事を知る機会すら無いという事だ。失敗は恥ずかしい事
じゃないという事を知っておくだけでアナタの人生は劇的
に前へ進む。
・面倒くささ
では、恥を忍んで誰かに何かを聞きに行こうとしても今度
は「面倒くさい」が先に立つ。「今、聞かなくても良い」
「今、知らなくても差し当たって困らない」といった状況
は面倒を先延ばしにするのに十分な理由だ。ただ、成功者
はそこにこそ自身のコストを割くからこそ成功したのだと
覚えておくと良い。凡人と成功者の違いはそこにこそあり
これをやってこなかったからアナタは「周囲に溶け込む」
だけの知識しか得られなかったのだと知ろう。
・何に安心感を覚えるか
ただ、それでも仕事は選ばなければ星の数ほどあるし生活
に困る事も少ない。変化する事を恥ずかしがったり面倒く
さがった所で、今すぐ生きていけない事にはならない。
ここで重要視しているのは「生活費」の事ではなく自身の
「存在意義」がどこにあるのかだ。存在意義を押し殺して
生活費だけを稼げれば良いのであれば企業へ就職するのが
一番手っ取り早い。これが「安心感」と引き換えに手に入
れる事ができる「ストレス」の正体そのものだ。
商売の原始理論
・思考のショートカット
世の中の「売れっ子」の判断基準は、その人が「売れてい
るかどうか」で判断される。この思考のショートカットは
概ね正しく機能していると言えるが、一方で「売れっ子を
目指す」人にとってはどうだろうか。確かに認知度の高い
集団組織に入ってしまえば否応なしに注目の的にはなるが
その後、個人活動に切り替えればアイドル卒業と同じよう
に社会に馴染んでいってしまう。ならば、集団組織に入る
前から「個人を構築」しておく必要があって、鬼に金棒の
状態である必要が出てくる。
・買わせるスキルの妙
さて、それに気付かずに「鬼の団体」に入った金棒さんは
後々「金棒単体」になった所でそこら辺に転がる事になる
のだが、それでも何かを売る為に「買わせるスキル」とい
うのを習得する事が多い。確かにそんなスキルは世の中に
存在するが、そのスキルを使わなければ買ってもらえない
モノであるという事は、買った人が満足するはずがない。
気持ちよく事業を継続する為に、何度でも訪れたくなる場
を創る事がファンビジネスが目指す道であり、何でも良い
から売れれば勝ちなんて世界は企業の中だけのお話。
・誰かを助ける為の署名
では「マッチ売りの少女」のマッチは必ずしも売れないの
かと言われればそうでもない。一瞬の輝きしか発する事の
できないマッチは確かに「1本」単位では売りにくい。
ただ、そこに何かしらの「行動による裏付け」さえあれば
「絶対に売れない」ワケではない。その理由は決して売り
つけるスキルなんかではなく、キーワードは「意味変」に
なる。その感覚は「アナタが大好きなアノ人から貰うプレ
ゼント」に非常に近い。モノは同じなのにナゼ人によって
受け取り手の感情はこうも変わるのかを考えよう。
目指す先にあるモノ
・アンチジョブの存在
お金の為の仕事ではなく「自身の存在意義」を満たす仕事
のほとんどは士業(しぎょう)に集約される。その理由は
幼い頃に憧れたヒーロー像がアイデンティティとして残り
やすいからだ。それらは何かしらの問題を解決する仕事で
あり消防士や診断士といった規模の大きな問題を解決する
為に活躍する仕事になるが、こうしたヒーロー職は「自身
が問題を解決してく事で問題が撲滅する事は、即ち仕事を
失う」というジレンマが付き纏う。つまり何かしらの問題
が起きているから出動ができるのであって、問題がなくな
れば用済みになる未来を自身で引き入れている事になる。
・必要悪という立場
人は誰しもが「自分は間違ってない」と考えながら生きて
いる。だからといって自分だけを「ヒーロー役」に仕立て
上げてしまえば悪役がいなくなり、人生劇場は「倒す敵の
いないヒーロー講演会」という、いかにも老人達が好みそ
うなシラけたSHOWしか生み出せなくなる。だからこそ、
アナタが展開するSHOWは一体何を倒すのか。仮想であれ
リアルであれ、その設定は必ず将来アナタの人生の助けに
なる。
・現物でなく思想だから難しい
コンサルタントも同じだが、社会に何も問題がなくなれば
ボクらは仕事を失う。だからこそ、ボクらは全ての問題を
解決してはならず、新たな問題を起こしながら古い問題を
更新していく立場を目指せば良い。これがムーブメントと
呼ばれる現象の正体であり、いつだってその役割を担って
きたのは「賊」という立場だ。昔の問題は昔の偉人達が賊
となって解決してきたはずだ。ならば現代になって生まれ
た問題は一体どこにあるのかを探す旅に出よう。
株と使用料を考える
・みかじめ料
現代社会が抱える代表的な問題として「みかじめ料」とい
う概念がある。本来これは「用心棒代金」の事だが武力が
著しく罰せられる現代社会では、これを徴収できる人間は
かなり少ない。ただ、武力の代わりに世の中に台頭してき
たのが「権威の力」だろう。現代社会は「権威こそ全て」
といった風潮があり、詐欺組織でも用いられるぐらいだ。
これが「お金を払えば幹部になれる」っという意味不明な
日本語が生まれる原因であり、それを信じた母親が職場か
ら億単位の金を横領した事件は記憶に新しい。
・株的なモノ
この問題は「自分」というモノに価値がないから、組織に
頼ろうとする「権威への屈服」そのものだ。そんな意思で
成り上がった成功者をボクは見た事がないし、その組織で
仮に成り上がったとしても今度は「みかじめ料」が足枷に
なる事は避けられない。ならば八方塞がりに思えるかもし
れないが、現代のまともな会社を見本にしてみれば株的な
何かを価値の代わりに「労力」として渡す事は可能だ。
それはお金でも時間でもなく「助けようとする心」であり
これが返報性を生むきっかけをくれる。
・価値を提供し続ける
ビジネスの根源は「価値の提供」であり、これを売れれば
勝ちと勘違いすると途端に「買わせるスキル」へと簡単に
走ってしまう原因にもなる。買わせるスキルはあくまでも
その場しのぎにしかならず、到底顧客がファンになる要素
などない事を肝に銘じておこう。買わせるスキルに持続性
がないのはその為であり、ビジネスが継続できる理由には
「売れるから」でも「お金があるから」でも、増してや誰
かの指示があるからでもない事をお忘れなく。
感情に支配されない心
・感情に触れるという事
「買わせるスキル」の世界を覗いてみると、そこには概ね
人の感情を扱う分野である事が見えてくる。ではナゼそこ
に浸るとロクな事にならないのかを紐解けば、外部からの
刺激によって動かされた感情というのは「勉強」であれ何
であれ身体に少なからず異常をもたらす。ネガティブ思考
でいると体調が悪くなり、ポジティブ思想が健康でいられ
るのもその為に起こる現象で、復讐や怒りや悲しみの感情
に長く触れていると「聞く側」だけでなく「話す側」にも
影響を与える事になる。だから詐欺は長続きしないんだ。
・制御するワケじゃない
これを制御しようと試みると、自身の感情に嘘を付き続け
る事になるので心が病み、次第にそれは何らかの異常とし
て身体に現れる。心に嘘を突き通す「無理」と「出来っこ
ない」事を心身ともに押し通す「無理」には、同じ無理で
も中身は雲泥の差がある。そして自身に嘘を付く無理は、
どこまでいっても「嘘」である為「黒いモノを白だ」っと
する権力への屈服と同じ状態を生む。だから、そんな事を
するぐらいなら給料を貰って嘘を付いてた方がまだ楽だ。
・合理的という選択
自分にも他人にも嘘を付かずに「出来っこない事」に挑戦
する為には、全ての話に整合性を持たせる必要がある。
つまり「辻褄が合っている」という状態だ。まずはここま
で来れて初めて「言ってる事は分かるケド」という状態に
持ち込める。感情を逆なでするだけの「買えば解決」商法
は、逆に何の解決も生まないので、それは「何も解決して
ない」という事にすら気付かない情報弱者にしか売れない
だろうし、その見返りに自身の身体を壊していてはあまり
その先に「成功者の道はない」と言える。

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