1週間の振り返り
- とらよし
- 2024年3月10日
- 読了時間: 0分
時間とお金をデザインする
・タイム イズ マネー
タイムイズマネーというのは「時間をお金で買う」という
意味ではなく、あくまで「時間とお金は等価値だ」という
意味で捉えよう。時間単価が高い人に成る為にはそれだけ
濃密な時間を過ごす必要があって、それは必ずしも誰かの
為に自分の時間を与える事ではないと知ろう。価値を決め
るのは、あくまで自分自身でありその対価に見合わなけれ
ば行動すべきではない。この言葉は「お金単価を上げる為
に濃密な時間を提供できる人になる」事を目標にする言葉
に他ならない。
・お金をかけるのは時短か便利
その考え方であれば、お金を対価として渡す理由が明確に
見えてくる。自転車、電車、自動車は「時短能力」に注目
すればその価格差が一気に垣間見える。いつでも、好きな
ように自由に目的地に着けるモノこそ価値が高く、自由度
が低ければ単価も安い。アナタがお金をかける理由に気付
けば、それは即ちアナタの商品を「買う理由」が明確にな
る。まずは「それを買う事でどんな時短になるのか」とい
うストーリーを創らなければビジネスのスタートにはなら
ないし、有料である意味が無い。
・お金の使い方を学ぶ
マネーリテラシーの本質は、お金の稼ぎ方なんかじゃなく
「お金の使い方」にこそある。浪費する為に稼ぐお金には
何の意味も価値も見いだせないが、多くの人はそこに桃源
郷があると夢を見る。その理由を生んでいるのが「我慢を
美学」とする働き方の在り方で、その根底には権力という
よく解らない謎の正体不明の力が働いている事が多い。
これに飲まれると、我慢せざるを得ない状況が生まれるし
そこから抜け出す事さえ困難な未来がやってくる。
マネーフローを考える
・世の中の流行り
社会の動向を紐解けば日本には「何だか解らないモノ」に
お金が流れる風潮がある。これがバブルと呼ばれるモノの
正体で、その中身は「根拠のない先行投資」そのものだ。
嘘であれ本当であれ「権力者の発言」にはそれだけ影響力
があり、民衆はこの影響力が発信する吹聴に激弱い。
一方でアメリカではお金の使い方日本とは違い、そもそも
労働者が劣等感を持っていない。この国民性の違いは社会
補償の在り方にもあるかもしれないが、ナゼだか日本人は
権力者がお金を持つ事に疑問を抱かないどころか、自分が
お金持ちでない事に疑問を覚えない。
・ナゼ投資は博打っぽくなるのか
ここに疑問を抱かなければ「お金持ち」というのは単純に
「お金を持っている人」という認識になって然りであり、
お金さえ持てれば成功者という発想に至りがちだ。だから
パチンコはこれだけ巨大産業になり得たし、今でも宝くじ
は拡大の一途を辿っている。お金持ちが本当に持っている
のは「お金」ではなく「お金のなる木」を持っている事を
知っておこう。それは実際に生えている木ではないし空想
の産物ではあるが、ここが「頭を使う」ヒントになる。
・起業家が担う株的な何か
株式を持つ資産運用で大切な事は「勝てる銘柄を選ぶ」事
ではなく「どこを応援するか」に尽きる。そもそもお金の
投資はギャンブルではなく加速装置なので、株式を買った
のなら「見限る準備」ではなく「上向く方向」へ向かう為
に何ができるかを考える方が賢明だ。こう考えれば実際の
株式でなくとも「株的な何か」が一体どのような効果をも
たらす事になるのか想像に容易いだろう。金を生めば役に
立ち、生めなければ用済みではこの考えには至れない。
意味を求める意味
・便利なモノ・意味のあるモノ
お金がビジネスの時短である事は過去に出た話題であるが
現代社会は便利なモノが溢れてきた事で、もうあまりマス
が残されていない事も確かだ。では現在社会の注目を集め
ているのは一体何かというと「意味の有無」になると言わ
れている。インスタ映え、インフルエンサーなどは何一つ
便利で時短にはならないが、それでも人を集めてしまうし
タレント業もただカッコイイ、カワイイだけなら素人でも
良く、TVでなくともSNSで事足りるので画面には大量に
溢れてきた感がある。だからこそ、時代は意味のあるモノ
へと需要が変化してきたと言われるようになった。
・意味何%の商品か
社会の需要が便利から意味へと変換していくとはいえ自身
のビジネスを意味100%にすれば、それはただの妄想だ
と笑われる。大切なのはその妄想をいかに現実に落とし込
んでいくかであり、意味と便利を2極化で考えるのでなく
果汁のように「含有量」を変化させていく事に本質がある
と考えられる。アナタのビジネスは便利・時短が何%で
意味が何%の商品だろうか。
・果汁は身体に良く意味は人生に良い
社会が意味を求めるようになった背景には世の中に便利な
モノが溢れてきた事もあるが、逆に「意味の無い作業」が
増えてきた事に起因していると考えられる。自分でなくて
も良い、むしろ人間じゃなくてもいい仕事が増え続けた事
で、意味を求めたがる人が増えたのだろう。この「意味」
は、なくてはならない栄養素であり身体ではなく頭(脳)
の健康に良い。これが増えれば苦労があってもストレスは
増加しない事から「苦労を美学」にする必要がなくなる。
働き方改革が目指すもの
・働き方
今までの働き方は「組織の言う事をどれだけ従順に遂行で
きるか」というルールで動いていたので、権威は権力とい
う力を持ち「どれだけの人を従順に屈服させられるか」に
重きを置いてきた。こうなった背景にはココ30年もの間
発展成長してこなかった現代社会があり、新しい仕事より
「売れ続ける事」に重視して(しがみついて)きた結果に
他ならない。これにしがみつくと失敗は=売れないに直結
するので営利企業というのは「失敗が許されない」世界に
なって然りだ。しかし本来の「労働」とはそうではない。
常に新しい何かを取り込まなければガチガチに凝り固まる
事は目に見えている。
・夢を笑う者
こんなガチガチな世界で仕事を経験してしまうと「やりた
い事」や「できっこない事」は脳内で自動削除してしまい
そもそも夢が何なのかが見えなくなってしまう。これを見
失った企業は漏れなく「ブランド力」がなくなり、少しで
も売れなくなってくると「値下げ」するしか方法がなくな
るのが特徴だ。「割引サービスなどありません」と言える
のは一流のブランドのみが取れる戦略であり、これを夢だ
とすると一般社会では「絵空事」だと捉えられてしまう。
・ファンドと支援と募金
変化=絵空事だと捉えてしまえば「現状維持」がマストの
常態になる事にも頷ける。こうなると、もう収入は固定に
なるだろう。新しいチャレンジができない(本人はする必
要がないと思っている)状態は成功も失敗もないのだから
組織の上層部も評価のしようがない。そしてこれを良い事
とするかどうかはともかくとして、その人は変化していく
何かを見たい衝動に駆られるハズだ。つまり誰かの成功の
シーンを疎ましく思う者は成功に近くて、視聴者になる人
はお金を出す側の人になる。アナタはどっちへ傾くのか。
表層海域の問題
・フロント資金問題
今までの事業の立上げセオリーはフロントエンドから積み
上げ方式でミドルエンド・バックエンドを創っていく事が
多かったが、これから先フロントエンドには「フリーミア
ム戦略(基本無料で追加が有料)」がスタンダードになり
つつある中で、フロントから創っていてはいつまで経って
も稼ぎにならない状況が増えてくるだろう。表層問題解決
はむしろ「無料」でよく、誘うべきはその先にあるミドル
に「設定」できなければ意味が無い。だからこそ逆算戦略
ではバックエンドから構築する事をセオリーにしている。
・不必要なモノを失くす
とは言え、いきなりバックエンドから創り始めると稼ぎを
失う事になるので、当然今まで「何も考えずに買っていた
浪費」を失くす事が求められるようになる。これが「自分
は今まで何を買っていたのか」に行きつくヒントになる。
このサロンでは「消費できなかったモノ」こそ浪費である
と定義していて、買っただけで使わなかったモノや食べず
に腐らせてしまった食材(フードロス)も同じ扱いにして
いる。これらを失くす事は経費の削減だけでなく計画的な
生活を余儀なくされる事に等しい。
・海底にある問題
これを実際に始めようと思うと、非常に多くの面倒事との
対面をする事になる。今まで「やりたくない」でスッ飛ば
していた「考え事」や「家事」などが一気に自分事として
降りかかってくる。ただ、今まではそれを全てお金で解決
してきたからこそ時短を得たり便利を得たりしていた事を
踏まえれば「皆でワイワイ」する事が稼ぎに繋がらない事
など一瞬で理解に及ぶ。意味を稼ぎにする為に人の深層に
ある問題を解決する人に成る事が、オリジナルビジネスの
根底にはある。
行動論と思考論
・行動論で動く人々
世の中の動向は「行動思想」で動く方がまだまだ強い。
しかし裏を返せば「何をすれば良いか」を誰かにコントロ
ールされたい願望である事に気付けるはずだ。成功論への
第1歩として「真似をしろ」とは書いてあるが「教えても
らえ」とは一言も書かれていない事を考えれば、何を行動
の根拠とするのかも自分で決めなければならない事も見え
てくるだろう。その時、行動の根拠にするのはあの時散々
笑った「夢」であった時アナタはどうするだろうか。
・思考論のメリット
行動の前には必ず「根拠」が存在する。ここを誰かのせい
にしたがるのが世の中の風潮であるならば、そんな何の役
にも立たない風潮に便乗するメリットなど一切存在しない
事が解る。失ったお金は返ってきても、そこから先の進歩
などあり得ないからだ。ならば一体何を根拠に進めば良い
のだろうか。現代社会に暮らす人々が求めているのはそん
な問題であり、出来るかどうかは別にしてもまずは知る所
から始めなければ自分が今、どっちを向いているのかさえ
解らなくなってしまう。
・読んで理解して前に進む
人生の成功において最も面倒な事の代表と言えば読書にな
るだろう。絵本やおとぎ話、神話などは実話から発生した
ケースがほとんどであるが、その内容はかなりデフォルメ
されていて最早原型を留めない事が多い。それは四角四面
にその話を掲載しても誰も読めなかったからだと考えられ
るが、読めるおとぎ話の「元ネタ」を深掘りするよりも、
実際に書籍を読んだ方が理解度が数百倍も変わる。ここが
理解できればアナタの行動根拠は地に足が着いた状態だと
言えるだろう。

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