1週間の振り返り
- とらよし
- 2024年3月30日
- 読了時間: 0分
強さの本質SWOT分析
・SWOT分析は強みと弱み
本来この分析手法は個人(企業)が持つ強みと弱みの関係
が、やがてやってくる機会と脅威にどのようにマッチング
するかを紐解く事で、どんな商品なら開発出来るかを模索
する為の分析手法。だからホームセンターで重機は扱わな
いし、ToTo社は水回り全般は請け負ってもマイホームの
建築までは手を出さないという逸話も以前話した通りだ。
この分析は「総じてアナタは一体どんなスキルをお持ちな
のか」と聞かれていると同じで、集団の在り方にしか着目
しない社会に対して「個人の在り方」に重点を置いたのが
このサロンであるという事。
・どんな形状にも変形できる文章
文章の強みは「いつでも引き出せる」「再確認ができる」
事に対し、弱みは「読まれない」「曖昧な事が書けない」
に尽きる。だからこそ備忘録は自分専用でよくて、自分が
忘れてはならないと感じた学びを書き綴る場所だ。一方で
ブログも似た効果はあるが、コチラは広告収入がメインの
アフィリエイトとしての役割が強い。大きな違いは「自分
に刺さるか、他人に刺さるか」だが、他人向けに作りだせ
ば自分は消え、自分向けに作りだせば不思議と誰かは読む
と覚えておくと良い。これは動画でも同じで、自分が観て
笑ったりうっとりする動画は観られるが、世の中向けに作
られたモノには誰も見向きもしないのと同じだ。
・ポートフォリオの自由度
自身の足跡を備忘録として残す為に文章という手段は最適
だ。これは動画演出の下書きにもなるし、音声配信にも使
える。社会でまず「書け」と言われるのはこの為で芸人の
ネタ帳も台本も法律も企業理念も全ては何かに書かれてい
て、利用者はそれを読むだけでそれを何かに変えられる。
また実際に書き始めると、自分の思想がいかに自分勝手な
思想で構築されているかもよく解る。誰かと話す時は自動
的にその辺りを中抜きしたり語尾を濁らせたりできるが、
文章はそうはいかない。これが自由度の高いポートフォリ
オの長所でもあり短所でもある。
コンサルタントという仕事
・セグメントの役割
本来マーケティングにおけるセグメントは「どんなジャン
ルに参入できるか」の指標を測るモノ。だけど商品ベース
で考えればそれは正解であるが、個人のビジネスで考えた
場合にそれは一気に規模を小さくする。ここはある程度の
広い視野をジャンルとして持っておく事が重要で、例えば
タピオカミルクティーを作れる人がレストラン経営にまで
大きくなれるワケじゃなくて、レストラン経営者であれば
タピオカミルクティーも扱えると考えれば何となく理解に
難くないだろう。セグメントは「どんなジャンル」に参入
するのかをザックリ抽象的な目線で決める事が望ましい。
・記事さえあればどこへでも振れる
このサロンでは仕事柄「記事」で表現するが、デザイナー
であれ表現者であれ何かをポートフォリオとして残す事は
先の人生を豊かにする材料になる。これらは何か違う使い
方をしてみては失敗したり成功したりしながら前へ進める
リソース(手札)になるから。アナタができる事に限界を
設けなければ可能性は無限に広がるが、最初にタピオカミ
ルクティーしか扱わないと決めてしまう低い山は、すぐに
民衆に踏破され、やがて「山」としてすら認められない坂
道と化すのも早い。いつでも誰の挑戦でも受けられるよう
そこは「創られた難所」としての存在感を残しておこう。
・どれだけ希少価値なのか
影響力における希少価値は「作られたシチュエーション」
に他ならないが、オリジナルビジネスというのはそれだけ
で既に存在が希少だ。であれば、後はその価値をどのよう
に提供できるかを考えるのが最善策。世の中に何が足りて
ないから、もしくは何がどうなって欲しくてそれを始めた
のか。何に賛同すればどんな貴重な体験ができるのかとい
う事を突き詰めれば「アナタである意味」は十分に設計で
きる。これが「今を消費する商売」から「素敵な未来を迎
え入れる商売」へ転身する第一歩だ。
ターゲットは消費者である事
・ターゲティング
マーケティング戦略でのターゲティングとは、セグメント
で決めた領域で市場展開領域において必要とされる顧客層
を探し出す事を目的とした分析であり、主にペルソナ設定
をメインとする事が多い。これはどんなルールに縛られた
人を顧客層とするかという考えに近いが、これは逆にガス
や石油などのインフラ商品はどうなるのかという疑問にも
ブチ当たる事となる。確かに全員ではないにせよ、これを
理由にごく限られた狭い範囲に留まる理由にもならない。
であれば、新たなターゲットはどこにいるのかを考えれば
顧客のペルソナは脱がせてしまってはどうだろうか。
・ターゲットは消費できる人
便利と時短が蔓延する現代社会で、お金を湯水のように使
える存在が成功者に見られがちだが現実世界は少し違う。
お金の世界では対象が何であれ消費しきれない状態の事を
「浪費」と呼んでいて、無駄遣いばかりしている人の周り
にお金が集まる理屈は通らない。きっとそこには「そう見
える何か」が潜んでいて、それがもしペルソナ仮面越しに
見える景色なのだとすれば、その世界は「フードロスこそ
正義」であり「燃費と環境に悪いモビリティ」こそ目指す
べき社会に見えてしまうのではなかろうか。意味の無い何
かに大量にお金を流す浪費を、ちゃんと消費しよう。
・消費してこその成長
例えば野菜は「買っただけ」では栄養価にならない。それ
は調理して摂取して「消費」してこそ体の成長に寄与する
からだ。これは脳でも同じ事が起こる。パッケージだけを
豪華にして価値に見合わない中身を販売する「浪費扇動」
の活動がある中で「そう言われないから」という理由だけ
で実際浪費してしまう行動ジレンマのような動きそのもの
が今の経済成長を止めている張本人なのだとしたらアナタ
が買ったモノが一体何だったのかを知る事は経済成長の為
にも必要な要素になるのではないだろうか。
攻めのポジショニング
・ポジショニング分析
マーケティング戦略でのポジショニングはX軸とY軸に
それぞれの特徴・特色を配置し、どの会社の商品がどんな
ポジションに位置しているかを一覧で示す為に行う分析で
あるが、手元に何の商品もない個人起業家がいきなりこの
分析手法を使う意味は全くと言って良いほど無い。であれ
ば、自分自身が「どんなポジションに立つのか」っという
社長(事業)関係図に近いモノにした方が良い。ここでは
個人名ではなく「事業名(役割)」として並べるのが良い
だろうし、そこに自分のアイデンティティと被る何かがあ
るのなら、率先して消費しに行こう。
・容器は埋まっているか
この分析を「隙間探し」として活用する人も多いが、その
理由の1つに「容器は埋まっているか」という逸話がある
事が起因している。確かにこの逸話は「容器が埋まってい
るように見えても、隙間はまだ存在する」という内容に見
えるかもしれないが、実際この教授が本当に教えたかった
のは「自分という容器に入れるモノの順序」の大切さを示
している事が解る。隙間がまだ「在るか無いか」といった
逸話はアップルの創設者ジョブズが、その探し方を残して
いるので参照すると良い。
・経済合意性限界曲線
このポジショニング領域で勘違いしてはならないのは1つ
は「隙間探しではない」という事と、もう一つは「一度決
めたポジションから移動できる」という事。配置するのが
結果論であるなら移動は困難を極めるが、先で自身が目指
すポジションを配置しただけならば移動は可能だ。ならば
先に競合不在のブルーオーシャンを狙いに行こう。その後
でレッドオーシャン側へ徐々に移動させていくのが効果の
最大値が取れる。この境界線になるのが経済合意性限界曲
線と呼ばれる線図になる。
夢を現実にする作業
・吐き出し作業
誰しもが望む「夢の実現」は、何かしらのジャンルにおけ
る「大物になる事」だろう。こはマズローの5段階欲求
の最上段を見ればすぐにピンとくるし、その為には多くの
承認欲求を通すか大きな承認欲求を通すかに絞られる事も
容易に想像が付く。そしてこれらを実現する為には「自分
は一体どんな欲求を通そうとしているのか」を正直に吐き
出す必要があって、更に他人がそれを「受け入れる理由」
も設定する必要が出てくる。ごっこ遊びに便乗しやすいの
はペルソナ仮面を脱ぐ必要が無いからで、この仮面を付け
たままの起業は価値交換の概念から大きく逸脱する。
・大きなテーマ
ならばここで「ペルソナ仮面が持つ効果」について考えれ
ば、この仮面が守っているのは「ステータス」や「体裁」
または「プライド」になるだろう。これらは近年では不要
なモノとしての判定を受ける一方で、なかなか捨てられる
モノではない事も分かってきている。その理由は単純に、
今までの「常識を覆したくない」という現状維持の心理が
働くからで、その結果「何も創れない」という空白の30
年を生み出す原因になったのではなかろうか。「1人では
何も出来ない」と言われたのは過去の話であり、現代社会
においては個人でも相当の所まで行けるはずだ。
・スモールに分ける
大きなテーマを引っ提げたのなら、今度はそれをスモール
テーマに分割しよう。これがスモールステップが持つ本来
の意味であり、それは顧客が歩む(挑む)ルートになる。
だからこそ起業家は誰かが作った目の前の階段の創り込み
など目もくれず、真っ直ぐに山のサイズを測りに行こう。
この視点の違いが、アナタが今から創る「ヤマ」の大きさ
を大きくする(大物になる)為に「規模の影響力」からも
抜け出す必須作業だ。
仕事を創る仕事
・仕事の流れを創る
夢が具現化したら、今度はそれをお金と価値交換する為に
「仕事」に置き換える必要がある。それは最初に「自分で
仕事を創って自分でこなして自分で報酬を創り出す」っと
いう不思議な経験をする事になるが、それで間違ってない
だろう。どんな仕事にも報酬は必要だが、例えば自身の車
を洗車して得られる「清潔さ」「や「爽快感」は洗車報酬
の一環になる。であれば、報酬は何も「お金」でなくとも
成り立つ事も見えてくる。重要なのは「納得」であり対象
者が何にコミットするのかが最も慎重になる場面だ。
・サービス提供者という自覚
サービスの提供はまず「与える」と思われがちだが、小石
を貰って喜ぶ人はほとんどいない。であれば、まず最初に
サービス提供者として成り立つかどうかは自分自身でその
「サービスの恩恵」を立証する必要がある。ここでの問題
は「より多くのお金を貰う」というより「より多くの人に
納得して貰う」事に尽きる。とは言え万民に効く治療薬が
存在しないのと同じで、万民にウケるサービスも存在しな
いのだから少しぐらい「No」を貰ったからといって気落
ちしない事。ここで重要なのは「自分は本当は間違ってい
るんじゃないか」という疑問視点だ。問い続けよう。
・仕事を創るアイデア
「自分が間違っているか」という疑問を何度も自問自答し
何度聞かれても答えは「間違えてない」のであればそれは
最早正解だ。であれば他の誰かが認めてくれなくとも自己
承認で通してしまおう。そうすると、若干だが自己達成の
領域に足を踏み入れる事になる。これが不要だとされてい
る「プライド」や「ステータス」から少し解放される効果
を持っている。そしてこれらの不要物を手放し始めると、
途端に今まで「許せなかった何か」がひっくり返る。これ
を繰り返すと、思いもよらなかったアイデアが湧きだす。

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