1週間の振り返り
- とらよし
- 2024年6月16日
- 読了時間: 0分
新サービス創ろうゼの精神
・5F分析という考え方
現代マーケティングの中心にある商品開発戦略図の中には
5F分析という分析手法が存在する。バリューチェーンが
有利か不利かで価格が変わってしまう資本主義の中では、
どうしてもこの5つの力は無視できないし、それは始める
前に予め知っておく事で対策を立てる事を促すモノ。だが
自分至上主義で始めるオリジナルビジネスはバリューの形
が今までとは違う事が多いので、このサロンでは、これら
5つの力を鑑みる必要がないとしている。競合ひしめく今
にピントを合わせていては、その先で訪れるであろう競合
同士のレッドクイーン理論も回避できない事は必然であり
永遠に目の前の下り螺旋階段のループから抜け出せなくな
る事が容易に予想できる。
・モチベーションに絡む5つの力
であれば、自分至上主義で考えるビジネスには一体どんな
力が存在するのかを考えた時、それは周囲からの圧力では
なく「自分が扱う5種類の力」アントレプレナーシップが
有効に働くとしている。こちらの5つの力は5F分析の力
とは対照的で、外からやってくるのではなく全て自身の中
で構築する力であり、どちらかと言えば内から外へ放出す
る為の力だと思えば辻褄が合う。それはもしかすると外部
からやってくる5Fに対し、内側から相殺する為の防衛の
役割も持たせられるだろうし、これらが働けば自己有用感
を満たし続ける事になってモチベーションの継続に寄与す
るのではないかと考えられている。
・全て不要なのが既存ビジネス
アントレプレナーシップに含まれる5つの力は「アイデン
ティティ」「マインドパワー」「コンピテンシー」「社会
ネットワーク」「効率」の5つだ。これらはいずれも自身
の内側から湧き出すモノであり、外部からやってくる圧力
ではない。そして、これら全てを必要としないのが既存の
ビジネスであり、それはたちまち5Fの力に晒される立場
となる。であれば、アントレプレナーシップを持っておけ
ば最強かと思われがちだが、どっこいそう簡単に事は上手
くいかない。アントレプレナーシップは自分軸を構築する
為の基礎ではあるが、その内容が独創的である事が多い故
に一般に理解されにくい。つまり3大お金の集まる場所を
制覇しにくいという事を意味する。
Well Beingを目指す
・ビジネスは何の為?
この自由に思想を展開できる先進国日本において、好きな
事を好きなだけする事は誰にも止められない。好きなだけ
食べる事も出来るし、好きなだけ寝る事もできる。なのに
仕事はどうして「やりたい事」が出来ないのかを考えると
自分は「何を勘違いしているのか」に近づく。社会は自分
が気に入っている「お気に入りTシャツ」に夢中になって
くれる訳でも、誰かが着ているカワイイシャツが欲しい訳
でもない。なのに多くの起業プレイヤーは「自分のお気に
入り」を販売したり「どんなモノを販売して欲しいか」を
社会に問い尋ねたりしてしまいがちが、ビジネスの成功は
そんな所にはない。多くの人々が本当に欲しいモノは何か
を犠牲にしてしまったが為に手に入れられなかったモノ。
これを提供できる人を目指すのが逆算思考のメリット。
・ビジネス理論にないお金の話
では多くの人々は、何を手に入れる為に何を犠牲にしてい
るのかを考えてみれば「手に入れるモノはお金」であるし
「犠牲にしているモノはその他の全て」と言い換える事が
できそうだ。その中には当然「時間」や「個性」も含まれ
る。だからこそ世の中には「本物にはなれない人」の為に
見た目だけでも真似が出来るようにとユニフォームや衣装
などの市場がある。つまりこのモヤモヤを紐解けば「本物
になる事を諦めた人」の為に用意されたアレやコレが価値
として社会に出回っているという事になる。これが、今を
価値としている商売であるなら、人は一生変われない事を
前提に「変わったつもりになれるアイテム」という価値の
無いモノに価値を見出している事になる。
・WELL BEINGとは
何も考えなければ、何も感じなければそんなジレンマには
一生気付かずにお墓まで行く事は可能だ。つまり目を覆い
耳を塞ぎ、口を紡ぐ事こそが「今を謳歌する」為の必須の
条件となる。だが将来の希望をどこかに宿した時、今まで
大切にしてきた「なりきりアイテム」は全て空虚なモノに
映るだろう。ここまで来て、初めて人は「本気で変われる
場所」を求めて彷徨いだす。しかし、世の中は「変わらな
くて良い」アイテムこそ高額で取引される社会。そんな中
でアナタが目指す素敵な社会はどんな世界になるだろう。
「気付かない人の上にのし上がっていく資本主義のスタイ
ル」が、無価値なモノほどよく売れると気付いた時、お金
をたくさん集める為に成功者に「なったつもり・なってる
ように見える」アイテムを買って消費するも良し。しかし
本気で未来を掴みに行くと、途端に周囲の人間がいなくな
る事を覚悟しておく必要がある。
可処分時間を設計する
・自分に合った可処分ニーズ
人は無意識化において「無駄に無限に」という状況を好む
生き物だ。だからこそ楽しくて身にならない事は中々辞め
られない反面、とっても充実した苦労はすぐに辞められて
しまう。ならば自身のマネタイズを考えた時、相手に与え
る影響は「いかに長時間自分の事を考えてもらえるか」に
尽きる。これが相手の可処分時間を取り合う露出市場のあ
り方になるが、ここに自身が参入する際に考えなければな
らない事は「自分は何を提供したいか」ではなく「どんな
提供が人気が出るか」という事。これがニーズに応える為
の最低条件であり、その世界は決して自分のやりたいよう
に動けないのが基本である事を覚えておこう。
・サロンの欠点
備忘録を文章にするサロンは「敢えてポジティブな文章に
する」という事が可能で、ネガティブな発信(愚痴や嫉妬
や悪口など)を避ける事が可能である一方で、世の中には
それだけネガティブな情報で溢れている事にも気付きやす
い。これを変換しながら記事を書くと時間がかかるし効率
が悪いようにも見えるが、ネガティブな発信をし続ける事
に何のメリットも生まれない事を知れば、自ずと解決策は
見えてくる。ネガティブな状況を見た上で、ポジティブに
変換するスキルを身に着ける事。結局、人の質を上げるに
は「そういう人になる」事が一番の近道であり、出だしの
遅さは童話「うさぎとかめ」を見れば悪い事ではない事が
理解できる。
・OPENな場を設計する
備忘録を記事としてネガティブからポジティブに変換して
いく作業は、自分1人だけが見ていても進展しない。何の
緊張感もなければ中身は中2の学生が書くシークレットな
ノートの中身とほぼ同じになるからだ。これを自分の思想
としてどこかオフィシャルな場に書き残す事は「無責任」
な状況から脱却するのに最適だ。辻褄が合わない事は書け
ない上に、批判も受ける事になる。しかし、自身のやりた
い事を叶える為にはこの「賞賛と批判」は必ずしも付き物
だと理解した上で、自身のアイデンティティを押し広げて
いこう。
評価経済なるモノ
・評価経済の概念
人の評価が経済を動かすという事を念頭に置けば、今まで
価値の感じなかった部分にも価値が付与できると考えられ
たのがこの概念。それは例えばコンサートホールやコミケ
会場など、特定の目的だけ果たせれば場所なんてシステム
として機能さえすればどこでも良かったと思う部分にでも
価値が付与できるようになるという事。例えば当日配布さ
れるチケットに出演者(出店者)のサインやロゴを入れて
当日限りの限定チケットにしてしまえば、それは会場内の
価値を受けられる以外に「コレクション」としての価値を
付与できる。今まで只の通行券だったモノに通行証以外の
役割を持たせるという革新的なアイデアだ。
・リアル土地の価値
ならばその発想は何も「会場」でなくとも適用できる事に
なる。飲み屋としての機能以外に何かしら「その場所特有
の付加価値」を見出すのが不動産屋さんの仕事である事を
理解できると「人が求めるニーズ」なんかに振り回される
必要がなくなる。こちら側で勝手にメリットを設計する事
で、顧客に対して「紹介」すれば顧客はそれがメリットだ
と気付くのにそう時間は掛からない。駅までの距離が近い
のは外からでも気付ける価値だが、マンションの最上階か
ら見える景色やエントランスの優雅さ、エレベーター機能
の快適さなどは「実際に体験した人」でなければ知りよう
がない。こういった「特定の人にしか見えない価値」を知
るのに評価経済の考え方は非常に役に立つ。
・中国人が買った無人島
数年前に沖縄県にある孤島を中国人女性が買い取ったとい
うニュースが流れたが、多くの人は「領土問題」としてし
か関心が無かったようだ。しかし、ここに評価経済の概念
を当てはめてみれば、そこは立派な「会場」になる。そこ
でしか体験できない何かの人気に火が付けば、今は反対し
ている地元民でさえこれに便乗せざるを得なくなる。更に
島内で立派なリゾート開発が進めば、島内通貨は「円」で
ある必要すらない。島内独自の通貨を創ってしまって両替
という方式を取れば、その孤島でしか通用しないレア通貨
として「記念品」としての価値が生まれるのではないだろ
うか。
情報には種類がある
・思考からの行動
この世の中に流れる情報にはいくつかの種類があり、上質
な情報と下品な情報に分ける事が可能だが、外部から得た
情報を「行動の為のきっかけ」としてそのまま使ってしま
えば、それはたちまち谷底へ突き落される。落とした本人
に落とす気がなかったとしても悪意なき行動としてアナタ
は結局落ちる事になる。このサロンが散々「思考」を大切
にしているのは「誰かの言う事を聞く為」ではなく「自身
のアイデンティティ(考え方)と突き合わせる為」だ。行
動のきっかけはいつだって思考であり、思考なき行動論に
成功事例があるとすればそれは恐らく「権威に持ち上げら
れた時」だけだ。そこでは少数精鋭しか選ばれない領域で
誰しもが目指せる道ではない。
・感情からの行動
また感情から行動に走る人も少なくないが、楽しい雰囲気
にWhyを入れてしまえば一気に楽しくなくなるし、悲しい
時に涙を流せばそれはストレス発散になる。いずれにせよ
こういった笑う・怒る・泣くという感情動作は外部からの
刺激によって操作される事を良しとしない人が多いので、
これらを価値として提供する事はあまり合理的ではない。
どこまでいっても最後に人が納得しようと思えば「ナゼ」
が必須で、そのナゼに答えてあげる事こそ人が納得と理解
を示す瞬間だ。ならば外部から感情を揺さぶられたと感じ
た時、アナタが真っ先に考える事は「行動する」事でなく
「どうして揺さぶられたのか」に自ら気付く事だ。それを
価値として提供できるかを考えよう。
・逆追いすると試練になる
では感情を逆撫でする以外に「人を泣かせる方法」はある
だろうかと考えた時、答えは必ずある。小説や漫画や映画
など現代社会は実に沢山の媒体が存在しているし、そのど
れもが一般に普及したモノであって、中身で勝負するので
あれば、それは「アイデンティティを魂の叫びに変換した
モノ」を創る事になる。ただし、そこは必ずしもブルーオ
ーシャンでなくゴリゴリのレッドオーシャン市場である事
が多い事も同時に覚えておこう。ならば目的のブルーオー
シャンはどこにあるのかを考えた時、上質な情報に触れる
事が出来続けられる環境こそが価値になるのではないか。
その道のりは決してラクな道ではないが、誰しもが辿り着
ける試練の道になる。
効率の世界
・理論値と実測値の世界
世の中にはどんな世界にも「効率」という概念があり、そ
れは「損失をいかに回避できるか」という考え方である事
が多い。モノが動けば何かしらの損失は生まれ、それは熱
だったり光として消費される。だから現物を扱うメーカー
では100%効率(損失のない状態)を計算で出し、実際
に計測しながら理想に近づけるという方式を取っている事
が多い。しかし無形の価値を扱う市場では、これらを計算
で出す事はほぼ不可能だ。だからこそ自身のアイデンティ
ティを100%効率にし、なるべく損失のない環境を創る
事がボクら起業家の使命になる。
・資本の回収率を考える
では「人生」を効率で考えた場合はどうだろうか。今まで
非効率的に生きて来た事を知れば、改善する方法はある。
効率の改善が100%で入れた力を100%で出力できる
かどうかを指標にすれば、どこかに持っていかれている力
の正体を探る事が重要になる。仕入れを売上で挽回するの
ではなく、そもそも「仕入れない」という事を視野に入れ
る事は資本の回収率を上げる上で重要な考え方になる上で
これが超高効率な仕事を生み出す個人起業家の秘策だ。
・バッファを生む効率
更に仕事の効率を上げる事を考えれば、自分が動いてない
時でも勝手に「機能を果たしてくれる」バッファの概念は
効率の基本だ。明日の仕事を今日終わらせてしまったり、
自分が動いてない所でも誰かが勝手に評価してくれていた
りする事は、自分が上位の仕事しかしなくても仕事が回る
最低条件になる。自分が1動けばシステムが10働いてく
れるシステムの中には、先で自分がやるハズだった仕事を
先に済ませておく事が出来るメリットも含まれている事を
知っておこう。

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