1週間の振り返り
- とらよし
- 2024年6月22日
- 読了時間: 0分
コンピタンス
・コア・コンピタンスとは
これは単純に「冒険に出かける為に持つ武器」そのもの。
その人の体格や得意な事など考慮する事は色々あるが鉄砲
が得意なら鉄砲を持てば良いし、保険が好きなら保険を持
てば良い。この武器を「頭の中にイメージできる楽しさ」
だと勘違いすると、旅行や怠惰や煌びやかさなど何の問題
も解決できない”キラキラしたモノ”を手に持って冒険する
事になる。それは意志の弱い相手には目くらましにはなる
かもしれないが、意思が強い相手には一切の価値がない。
また、武器の意味を持つコンピタンスと体格や特性の意味
を持つケイパビリティはセットで考える方が効率的。
・アナタの手中にあるモノ
社会で誰かの仕事を手伝う「就職、パート、バイトなど」
しか経験がない場合、そこで得たスキルはその看板の下で
なければ発揮できない限定スキルだ。どこかに就職するの
であればいざ知らず、個人で稼ぎを得ようと思うとまずは
「看板に見合ったスキル」を習得する必要がある。例えば
それは、今まで「難しいと思っていた」からこそやってこ
なかった内容でも全く問題はなく、将来の自分のスキルと
して今からでも獲得を目指そう。そこにはきっと習得期限
なんてなく、更に判断してくれる誰かも存在しない世界。
・武器を持って参入する業界
自身が生涯貫き通すと決めたジャンルのスキルは武器とし
て持っておく一方で、次にその武器を使いこなせるように
鍛錬する必要が出てくる。例えば絵が武器の人は「絵が描
ける」が武器の特性になるから、その特性だけ特化させて
も使いこなせるワケじゃない。結局その「絵が描ける」と
いう特性(武器)を「どう使っていくのか」がマーケティ
ングのお話で、最終的に「カメハメ波が打てる孫悟空」や
「斬鉄剣が使える石川五右衛門」という強烈なキャラクタ
戦略そのものになる。そして、その背景には全くの素人で
あった時代から「達人」と呼ばれるようになるまでのエピ
ソードがあるはずで、これをプロセスエコノミーとしての
ストーリーとして備忘録に残していくのが現代式の起業。
マインドを動かすパワー
・人生は効率ありき
個人ビジネスとして何かで稼ぎを出そうとする場合、自身
の「時間に対する効果価値」や「仕入れと売り値の利益」
でビジネスを構えると、その先が設計しにくくなる。これ
は例えるなら「ルパンの相棒としての石川五右衛門の時給
を換算している」のと同じで、これだけ強烈なキャラクタ
がショップ店員や何かの販売員をメイン業務にする違和感
と同じだと考えれば分かりやすい。ただ「斬鉄剣を封じら
れた石川五右衛門」といったスピンオフやサブストーリー
なら一時の話題性としては面白いが、やはり基本的に仕事
を効率で考えた場合、五右衛門は斬鉄剣を持ってナンボの
人生になるんじゃなかろうか。
・死が怖い理由
人が何かを恐れたり怒ったりするのは「無知のせい」だと
いうのは既に何度か出ている話。これはそのまま、強烈な
キャラクターを構築できない理由に直結していて成功者が
死を恐れない事が多いのも、世界の構造をざっくりとでも
知っているからだと言っても過言ではないだろう。それぐ
らい資本に支配される生活というのは「知らないまま生き
ていく事が可能な世界」であり、それは即ち「死ぬ瞬間で
さえ自分で選べない」事を意味している。何かをどうにか
しなければ後悔するのもその為で、資本の社会に則らない
生き方はそれだけで人生に豊かさと強さを与えてくれる。
これが構築できたら、次のステップとして資本主義に介入
してみよう。
・知る事はハッピーの元
自身のアイデンティティを知るヒントとして、現代社会が
ナゼ今のような動きになっているのかを知る事は結構重要
な役割を担っている。幼い頃から何に従い、何を正にして
きたのかを知る事で「自分は一体何がしたかったのか」を
思い出すきっかけになるだろう。ここでのヒントとしては
「悪の秘密結社は組織集団」であるのに対し「正義のヒー
ローは個人」である違和感を自身に照らし合わせてみると
色んな事が紐解けるのではないだろうか。個人が個として
強烈な強さを会得する為には、どうしてもそのポジション
に立ちたいという自己実現欲求と、その為に自分は何をす
ればいいのかを知る事が最も重要な事になる。
アイデンティティはナゼナゼ
・自分の心の拠り所
自身が「個」としてのアイデンティティを思い出すために
使う手法は何も特別なモノじゃない。一般的によく知られ
ている「ナゼナゼ分析」を使うだけで事足りる。世界中の
様々な情報を知った上で、それでも自分が成りたい自分に
なれなかった事を思い出せた時、その原因の根底にあるの
は何かしら強烈なマインドブロックが掛かっているから。
それはどこかしら「どうしようもない事」であり、決して
解決しない何かがあったからこそ「諦めた」はずで、これ
をナゼナゼ分析で掘り起こしてみよう。沢山の情報が集積
できる今、本当にそれは成立しないのかをもう一度考える
のがアイデンティティを掘り起こす最大の理由だ。
・これを持たない人
曲がった木はなかなか真っ直ぐには戻らないが、人間の心
も同じような特性を持っている。この曲がった理由を知ら
ずにそのままビジネスを始めれば、それはとても歪な形を
したビジネスになるだろうし、時間をかけて真っ直ぐにし
てやればその木は未来でも真っ直ぐ上に伸び続ける。知識
とアイデンティティの組み合わせは太く真っ直ぐに伸びる
為の持続可能な事業の背景に必要な要素であり、この浄化
期間を経由しない成長は横方向に色んなモノを巻き込んだ
挙句に「邪魔者扱いされる」事は誰もが容易に想像できる
のではないだろうか。
・だから詐欺に引っかかる
自身の姿勢を真っ直ぐにしない人は、延々と横方向に伸び
る為に色んなモノを巻き込んでやがてマングローブ原生林
のような背の低いグループを構築しがちだ。これが良い事
なのか悪い事なのかはともかく、その低い原生林の中では
視界が狭く太陽が見えにくい。逆算戦略アカデミーでは、
その状態で横に広がり続ける視界の悪い世界から抜け出す
事を目的にしている。そこから頭一つ抜け出した世界観は
今まで見てきたどんな景色より広大で荘厳なモノ。ここで
太陽を浴びる事に慣れると、眼下で起こっているイザコザ
は全て幼稚なお遊戯に見える。栄養価値の高い情報ばかり
をこのサロンで扱う理由は、ここに所属するメンバー全員
が同じ景色を見れるようにする為だ。
ネットワーク理論
・繋がりの定義
そんな横繋がりがしやすい社会ネットワーク環境において
も、人と人との繋がりについても様々な研究が進んでいる
ようだ。多くの人は「なるべくたくさんの人と繋がる」事
を目的にしたがるが、問題なのは「数ではなく強さ」であ
る事が分かってきている。友達は多いが親友が1人もいな
い人と、友達はほぼいないが繋がっている人は全員が親友
レベルの人ではどちらが幸福なのか分からないのもその為
で、数が多いから有利なワケでも強い関係だからこそ有利
なワケでもない事が言える。これらは一長一短でどちらが
良いとも言えないが、マーケティングの世界では「弱い繋
がり」こそが最も有利な関係性だと説いている。
・弱い繋がりの強さ
強い繋がりというのはお互いの関係を深める交流が多い事
がその理由になるが、交流が多ければ多いほど依存性が高
くなりがちで離れれば「絶交」のような関係になりやすい
一方で、弱い繋がりは付かず離れずで一度離れても簡単に
戻ってきやすいからだ。ではこの関係性を戦略的にマーケ
ティング手法として活用しようとすると、その関係性が生
むメリット・デメリットを考える必要がある。強い関係は
どちらかの周囲にいる「別の関係性が強い人」を紹介され
がちで、知らない人同士を紐づける三角関係を生む役割を
果たす。一方で紹介された者同士は弱い関係でビジネスが
成り立ちやすい。親友との会話で利益のやり取りをしない
理由はそんな所にある。
・社会的地位を考える
ではその関係性を理解した上で、自分の立場を社会へ埋め
込む事が社会的地位を確立する事に繋がる。社会の中では
自分が既に「そこ」に埋め込まれてなければ、せっかく誰
かに紹介されてもその人が何の人なのか記憶に残らない。
人脈を広げる為の第一歩は「自分は何屋になるのか」を決
める事で社会的に自分というアンカーを打つ事に尽きるが
それは簡単に決めてしまうとアンカーも簡単に外れてしま
うので、そこはアイデンティティを用いてしっかりと社会
に埋め込んでおこう。メディアへの露出の目的はその為の
「露出」である事を忘れてはならない。
詐欺と価値と納得と
・広告キャッチコピー
世の中には少なからず「ビジネス=キャッチコピー」だと
信じて突き進む人がいる。それは奇しくも看板だけが立派
になって、いざお願いをしてみると何もできないでくの坊
でしかないのだが、それでもそんな不完全なサービスの事
をビジネスと呼んでいる人は後を絶えない。真実は真逆で
本当に問題解決能力を有した人が、問題解決を拒む大衆に
対して「騙しながら救う」のがビジネスの本質だ。だから
最初は信じられない話から始まり、段々と真実味を帯びて
くる方式になるのが正常なルート。看板売りは本当に看板
を売るだけの仕事なので何の成果も生み出さなければ誰の
問題も解決しない。
・詐欺の価値観
それでも誰も救わない看板さえ買う人が現れれば、それは
稼ぎの実績としてカウントされる。中身が詐欺であろうが
何だろうが「稼げば正義」ならばその方法は正解だろう。
しかし果たしてそれが「持続可能か」と聞かれればそんな
ワケはないし、信用をいきなり刈り取るそのスタイルでは
リピーターもファンも生まれない。モノが飽和して、時代
はいつしか「お金を使って意味不明な事をする」が主流に
なりつつある中で、お金を持ちたければ物乞いでも犯罪で
も手を出せば良い。それこそ特殊詐欺グループで頭角を表
せば稼げる上に知名度も上がる。ただそれは本当にアナタ
が「やりたかった事」なのだろうか。
・何だか良さそうなモノ
起業のスタートは大衆社会が一番キライな「真っ当な事を
する」から始まる。現代社会は「面倒な事」を効率アップ
の名目で避けたがるし、問題は解決したくないと考えてい
るからだ。問題が目の前から消えるという事は「文句を言
えなくなる」環境が手に入るので、自分が可哀想ではなく
なるのが社会一番が恐れている部分だ。だから経営トップ
は部下に対し「文句は言わせておけば良い」という判断に
なる。文句や愚痴は「言わない方が良い」というのは人々
が叶えたい夢なんかじゃなく、そういった建前を置く事で
実力不足な自分を良しとする幻覚剤のような役割を果たし
ている。これを是正するのが起業家のお仕事だ。
集団と正義と我慢の世界
・消費者の視点
消費者の視点は「稼げる方法」に興味を持ちながら嬉々と
して「支払える方法」の選択肢を増やしたがる。それだけ
お金を払うのには何の知識もスキルも不要だという事にな
るが、対してお金を稼ぐ方法は誰も実行しようとしない。
これは単にお金を払う感覚で稼げると勘違いしている視点
によるモノであり、だから「お金を稼ぎたければ払いなさ
い」といった意味不明な迷言を信じてしまったりするのだ
ろう。お金を稼ぎたければ、まず最初にお金と交換できる
だけの価値を創る必要がある。それは2秒で解説が済んで
しまう看板売りの事ではなく、本格的にWell Bingを目指す
事にある。
・土台にあるのは資本主義
それでも世の中が資本主義で動いている限り「お金を稼い
だ人が正義」だという風習はなくならないだろう。それが
どれだけ人から騙し取ったモノであれ奪い取ったモノであ
れ関係が無い。とは言え資本主義そのものは欠陥だらけで
ある事も事実で、その欠陥を突くと必然的に情報を持たな
い者がカモにされる「分からん殺し」が始まる。それだけ
世の中は何も知らないままで生活が出来てしまうし、知ら
なければ詐欺師が「お金持ち」として崇められる事が可能
な世の中になった。そのお金は一体どこからやってきた物
なのか、アナタは考えた事があるだろうか。
・我慢の美学の原点
何も知らないままに暮らせる現代社会では、頭を使わずに
身体を使う仕事が激増した。つまり何も考えずに言われた
事だけをやれば良いという仕事が増えたという事。その代
わり、その仕事に従事した人に未来などなく延々と同じポ
ジションでその生涯を終える。ただし、お金はある程度持
てるので「タラタラと文句を言いながら身体に鞭を打って
我慢していたらお金は手に入ったから良し」っとしたのが
昭和から平成にかけての動向なら、それは令和になった今
でも「肉体労働」でなければ老後に安定した収入は得られ
ない。結局、我慢を対価に得る収入は何歳になっても変化
する事無く、アナタが死ぬまで纏わりついてくるだろう。
だからこそ現代の老人達は「若い世代が我々を背負いなさ
い」と本気で考えている。




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