資本家の課題
・問題の細分化
自身のアイデンティティを自身の中に再発見した時、それ
をそのまま世の中に出すと必ずハジかれる。その理由は、
どこまでいっても「自分都合」でしかないから。だけども
その都合を押し通した時に副次的とはいえ「救われる人が
いるか否か」ここが起業家が押し通るポイントだ。誰かが
救われるのなら、その問題を解決したいのは自分だけじゃ
ない事に気付く。であれば、勇気が出ずに一歩が踏み出せ
ない人の為に自分はどんな形で何を提供すれば良いのか。
これが問題の創成であり、問題が出来上がれば後は解決に
向かって進める指標になる。
・ホワイトペーパー課題
そんなマイノリティなボクらに出来る事は、白になりたが
っている「黒いオセロ」の背中を押す事と応援して貰う事
に尽きる。決して誰かを無理矢理ひっくり返そうとするの
ではなく、決して無理矢理自分を突き通すのでもなく社会
という外界との接点に自分の身を置く事。その為にはまず
自身のアイデンティティを具現化する所から始めなければ
ならない。これがビジネスをバックエンドから始める理由
であり、たくさんの紆余曲折を経て最後に訪れるホワイト
ペーパーの課題そのものになる。
・どう発信すると信用を失うか
フィールドへの発信は「自由」だが、それがもたらす結果
が常に良い方向を向くとは限らない。まずは非難と批判を
失くす事。誰かの悪口や陰口からは何の価値も生まれない
「全く無駄な行動」だ。その為には自分も含めてナゼ人は
こんなにも感情に流されやすいのかを理解してしまう事が
一番手っ取り早い。感情に支配された行動は原因が不明の
まま失敗だけが募るように感じられる。だからこそ原因を
見つけて「ナゼ」⇒「理解」に変化させる事が重要で常に
アイデンティティの実現に向けて変化する自分を受け入れ
ていく事が望ましい。
読書という治療法
・ボクの目的
手っ取り早くお金を得る為にはお金資本で動いている組織
に属してしまうのが一番だ。だからこそ若い人達は学校を
卒業すれば就職するのが当たり前だし、そこで沢山の人生
経験を経て自身の価値を上げていく。しかし、この方式に
いつまででもしがみついていると自身の背後に看板がなく
なった(定年退職した)時に一気に価値が損なわれる。
その理由は、どれだけ偉い人であっても価値の基準がその
組織内でしか通用しないからだ。学校で例えるならば学生
時代に何かしらの実績を残したアナタが自分の母校へOB
として訪問すれば表敬されるが、他校を訪問したとしても
只の部外者になると言えば解りやすい。このサロンの目的
は、そんな限定された権威を放棄する所から始まる。
・ナゼ少数が生き残るのか
ゾンビ映画を観てみると、ナゼか多くの人はいとも簡単に
ゾンビ化してしまう。それだけゾンビになる事が簡単で楽
な選択肢だと言えるからだろう。それに抵抗できる人数は
起業家で成功できる人数と同じぐらい少ない。であるなら
ば、成功者は「別世界の生き物」と毎日対峙するのと同じ
感覚を体感する事になり相当な苦労が見て取れる。つまり
「成功すれば楽になる」と考えるその先は弱者を虐げれば
それで終わりだと考えている「悪の組織」と同じ未来が待
ち受けていると考えて然りだろう。この世界は、死なずに
生き残れば勝てるワケじゃない。
・読書が治療を加速させる
フィクションでなくリアルなゾンビは外観ではなく、人の
内部に現れる。であれば、これは治療可能であるとボクは
考えていて、その特効薬になるのが「読書」になる。それ
も文字を認識するだけの「速読」などではなく、ちゃんと
内容を「読み込む」事が何より世界への理解を深める。
一度”企業ゾンビ”になった人はなかなか治療が進まないが
それでも治るという事は事実として解っているし、これを
浄化と呼んでいるのはその為だ。一度「文章が読める」と
後は自動的にマインドが走り始める。文章を読む事で興す
パラダイムシフトがマインドオートメーションへの入り口
になるのかもしれない。
価値交換の失敗談
・コンサルって何なんだ
コンサル・コーチングに限らず起業家の存在意義は「何と
かする力」を持つ事にある。例えば自身で扱いきれない量
の情報になると分かった時、それが例え重要なモノである
と知っていながらも「増やさない」という選択肢は自身の
価値を上げる事にならない。それは只の問題の先送りであ
り、真の問題である「圧倒的物量をどう捌くか」に辿り着
くまでの期間を延ばしたに過ぎないから。ここでの解決は
一般的に「取捨選択」だとされているが、ここで情報量を
増やす事を「やらない事」と決めた人間に明るい未来が訪
れる道理がない。あくまで選択の基準は物量なんかじゃな
く「心が動くかどうか」で決めるべきだ。
・特化した武器を持つ
では自身が持つ武器は一体どこでどのように使われるべき
だろうか。問題解決の根っこが「何とかする力」なのであ
れば、自身の武器は誰かの問題解決にどのように寄与する
のかを考えるのがコンサルタントの役目だ。ジャンルが歌
であれ絵であれ、それが「できる」だけなら少なくとも数
万人が同じ事が出来る。ならばそれを提供する事でどんな
効果が副次的に付与されるのかを明確に言語化しなければ
ならず、これがタレントプレイヤーではなく起業家の歩く
道になる。
・宝払いの妙
主に海賊の話によく出てくる「宝払い」という表現は実は
ツケとは少しニュアンスが違う。そこには単なる「貸し」
ではなく「大きくなる将来性」という期待値が入っている
からだ。これは貸した側が大きくなるのではなく借りた側
への期待値で、その内訳は投資や支援に近い。ここを商売
と混同すると、顧客からお金(栄養)を貰った上で何かを
貸したような錯覚をさせる詐欺師の典型的言い訳が始まる
事になる。支援や投資を求めるなら向きは上流へ。価値の
交換代金を貰うのであれば価値を提供する代わりに顧客へ
の満足を。この向きをアベコベにすると迷子になる。
行動原理からの逆算
・お金持ちの心理
「お金持ちはお金をもっているからお金持ちではない」と
いうのは、あまり知られていない世の中の真理だ。お金は
使い始めれば億だろうと兆だろうと簡単に失う事が可能。
つまり本当のお金持ちというのは「稼ぎ方」と「使い方」
の両方を知っていないとなれないという事になる。アナタ
が今、自分の通帳残高がゼロになったとしたらどう感じる
だろうか。ここに恐怖を感じるのが「成り金」だ。成り金
は「お金がなければ何も始められない」と信じている人の
事であり、お金でお金を呼ぶ方法しか知らない。ただそれ
は主に「ギャンブル」である可能性が高くビジネスと呼ぶ
には少々つたない。だから失う事を極端に恐れる。
・絶対的な自信
圧倒的な規模のビジネスを展開しようと思うと、圧倒的な
クオリティだけでは勝負ができない。中身のクオリティは
最低限必須だが、その他にそれを明確に言語化できるベネ
フィットが要る。それは不安であったり期待であったりと
様々だが、本当に誰にでも「売れる」のはキメラ(不安)
とベレルフォン(解決)のセット売りだ。アナタのアイデ
ンティティはどんなジャンルでどんな姿をしていてどんな
問題を解決するだろうか。これが形になれば誰でも自信は
ついてくるし、解決にまで辿り着けば少なくとも自分だけ
は1つの実績になる。後はそれを言語化して広めよう。
・行動原理から追う
起業家が「集客」によくつまづくのはよくある話。しかし
集客に特化した販売手法というのは「お客さんがやってき
たら」という待ちの姿勢が前提だ。待っていて顧客が来る
のは「ここには絶対的な価値がある」と顧客が確信を持て
る施設だけだ。起業家は予算のかかった建物や日用品等を
取り扱っているワケではないのだから、顧客を待っていて
も何も始まらない。つまり起業家に「集客」のイロハなど
何の役にも立たないという事になる。ならば集客はどんな
タイミングで効果的なのかを紐解けば、それは最後に試練
として訪れるフロントエンドの構築に大いに役立つ。っで
あればそこに高額投資する意味は果たしてあるだろうか。
人が欲しくなる瞬間
・言葉の曖昧さ
集客が「待ちの姿勢」が前提になっている事は先に解説
した通りだが、ならば放っておいても誰も訪れない個人
起業家は「攻めれば良いのか」と言うと、事はそんなに
単純ではない。一般的に「攻め」は広告等の押し売りに
近い行為であり、言葉巧みに自社商品を紹介する行為に
なる。これが本当に自分がレコメンドできるモノでなけ
れば顧客との「価値の相違」が生まれた時に、対処でき
ずに逃げるか逆ギレするしか方法がない。つまり本当に
価値が見出せないのであれば円満解決など到底望めない
という事になる。
・消費者目線のパラダイム
ならば「売られた物」でなく「顧客が欲しがったモノ」で
あればどうだろうか。自身はあくまで「提供する立場」で
あり、顧客が欲したモノを提供できれば上記のような問題
は発生しない。ならば自身が創り上げた「自己満足」から
成り立つアイデンティティの問題解決は、どのように市場
にポンと置かれるのがスムーズだろうか。今まで散々自分
の内部を組み上げてきたバックエンドから一度目を逸らし
今度は俯瞰的に顧客目線からそのバックエンドを視た時に
アナタは一般市場との意識の乖離を目の当たりにする。
そこで一般社会と自分の世界観の橋渡しをしてくれるのが
フロントエンドの存在である事が見えてくる。これがフロ
ントエンドがベネフィットを加味する理由であり、最後に
創る理由だ。
・どこにお金を使うべきか
この仮説を正にすると、自身の欲しい物(お金を使う先)
がどのようなモノであるかも同時に見えてくるだろう。
つまりアナタが買う物の「先にあるモノ」が自然と見えて
くるハズだ。その価値は「消費する」だけでなく、どう使
えば価値を最大化できるのかという「投資」に変換する為
のヒントをくれる。ここまで見えれば晴れて消費者視点か
らの脱却が図れた事になる。フロントエンドから創らない
理由が正にココにあって、お金が何でも好きなモノ買える
券ではない事もこれで少しは明確になったのではないか。
消えない反応
・反応する生活
人は日常生活において様々なモノに反応して生きている。
このサロンでは、その外部からの影響を「影響力」として
定義しているが、これを「無意識に受ける反応」であると
定義した場合、イライラしたりウキウキする事が正にその
「反応」である事が見えてくる。この反応は自分軸を設定
すれば外部から受ける事はなくなるが、逆に今度は自身が
外部に対して起こす行動についての反応を見る事が可能に
なる。マーケットに触れておく理由は正にココにあって、
自身の発信によって社会がどのように反応するのかを予め
知っておく事はバックエンドからフロントエンドへの通路
を切り開くのに非常に重要なセクターになる。
・実行するという事
起業家を目指すという事は自身のアイデンティティを押し
通すという事。であれば、最初はおこがましくて自己満足
を押し通す事など論外だと考えがち。ならば、何を基準に
自身の行動を正当化するのかと問われれば「権威」を盾に
するしかないように思える。しかし、その手法は最終的に
問題が起こった時「権威のせいにできるという保険にしか
ならず、アナタの価値を引き上げるモノでは決してない。
無鉄砲に考えもなしに動く事をこのサロンで推奨してない
のはその為で、アナタのアイデンティティに則して動いた
結果、思わぬ方向に自体が進展するのであればそれは顧客
のせいではなく自身の修正ポイントがそこにあるという何
よりの証拠になる。
・感謝する事
ナゼ社会では自身が成功するのに「感謝」がここまで絡む
のか。ここには自分勝手なご都合主義がいかに社会に蔓延
しているのかを知る所から始まる。神頼みであれ何かしら
の法則であれ、人は常に自分を都合の良いように扱う習性
がある。その最たる例が「神頼み」であり、その対象は神
であれご先祖様であれ、その内容は「上手くいきますよう
に」といった至極自分主体な願い事である事が多いのでは
ないだろうか。そこには感謝の意思など微塵も含まれては
いなくって、何なら「成功できないのは、誰か(神様)の
せいだ」と言わんばかりだ。アナタのビジネスを成功に導
くのは神様でも仏様でもなくアナタ自身だ。そこに感謝は
あっても文句ほど不必要な要素は無い。
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