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1週間の振り返り

執筆者の写真: とらよしとらよし

儲けが先か投資が先か

・止めておけ

個人で事業を興す為に誰かの配下に入る事は、真似できる

事をメリットとしながら「やめておけ」の一言でアナタの

行動が制限される。人は自分でその未来を見て見なければ

納得できない生き物だし、例えそれが失敗道だと分かって

いても確認の為に試してみる事は良い事だろう。つまりは

立場が上の人間は「回避させる」のではなく「やらせてみ

る」という選択肢を前提に動く方が自然に物事は流れるん

じゃいないだろうか。生徒は「失敗させてくれる」という

事を模擬的に体験できる方がよく、いきなり本番ステージ

で「やめておけ」と言われても返って混乱するだけだ。

 

・投資する&儲かる

この前提条件を短縮させると「投資すれば儲かる」という

順序が生まれる。しかし世の中は往々にして○○しておけ

ば絶対にお金が手に入る方法として「労働(雇用)」しか

選択肢はなく、後の選択肢は絶対とは言い切れない。これ

は原因と現象が直接結びつく「因果関係」と、関係の一端

を担っているだけの「相関関係」がゴッチャになってしま

うから起こる現象だ。女性であれば全ての人が男性にモテ

るわけじゃないし、その逆も然り。そこでの問題点は性別

も含まれてはいるが、ほとんどの理由は「その他の何か」

である事の方が多い。投資するから儲かるという発想では

「女性であれば男性からモテる」と言っているに等しい。

 

・勉強も投資

相関関係と因果関係と勘違いして現実に起こらない事例は

数え切れないほど存在する。これを法外な価格で販売する

と「詐欺だ」と言われる事になる。無条件に人を信じる事

も大事かもしれないが、そこには信じるだけの「根拠」が

必要であり、少しでも話に一貫性がなければその話はどこ

にも繋がっていないと知っておくべき。その為には詐欺に

対する対策をするのではなく、詐欺師が一体「何をしてい

るのか」を知る方が手っ取り早い。アナタが勉強する項目

はマーケティングも心理学も大切なジャンルだが、詐欺師

の正攻法こそ最も世の中の役に立つ情報になる。特殊詐欺

でもこれは同じ事が言えるし、撲滅できない理由は対策が

できると思い込む慢心が主な理由だ。


長いモノに巻かれる

・長い物には巻かれよ

この「ことわざ」には色々な捉え方ができるが本来の意味

は、きっと「イチイチ大軍に楯突くとその度に自身の活動

が止まるから、物事を合理的に進める為には大きな流れに

は逆らわない方が得策だ」という意味であり決して「自分

は何物でもないから長いモノにでも巻かれておきなさい」

といった意味ではない。人生の後半戦は全員が起業を目指

すべきで、その練習に「大手企業の経営理念を知り・守る

練習」がある。そして企業就職の練習として「学校生活」

がある事を踏まえれば、この「ことわざ」の前者の意味は

何となく伝わらないだろうか。

 

・社員が可哀想というネタ

起業の練習に企業と雇用契約を結んで理念に沿って生きて

みる事は、試練の連続になる事の方が多い。企業は決して

「アナタを救う為」に存在しているワケではなく、社会の

役割として存在しているに過ぎないからだ。よって企業の

成長の為には「良い頃合い」に成長した社員は次のステー

ジへ移る事になる事が多いが、そのタイミングは図らずと

も結婚や新築の時期と重なる。これは偶然ではなく必然で

就労期間を40年ぐらいをライフプランで割り振ると新人

がベテランになる時期と、結婚・新築のタイミングは見事

に重なるからだ。これは誰が悪いワケでもなく、そういう

時期が来るという事を事前に知っておけば良い。

 

・信号機は緑だと言えるか

自信で未来を見る事が出来ない人は、往々にして周囲の人

を指標にする事が多い。これが同調圧力を生む原因であり

ひいては「皆がやっている事が正しい」と考える民主主義

の捉え方になっている。つまり必然的に、未来を見据えた

行動が出来ている人はマイノリティになりやすく、周囲か

ら「協調性が無い」と思われがち。昔から「青だ」と言わ

れ続けた信号機に対して「あれは緑だ」と言う必要を感じ

ていない自分を知るだけでも、それは大きな進歩になる。

たかが信号の色、されどそれは偽りの色だ。

 


コントロールする習慣

・創るという事

アナタが「販売業」を目指すのでないならば起業家として

の最初の仕事は「価値を創る」という所からスタートする

はずだ。だけどもそれは当然、誰もが「今までやった事が

ない」から誰かに依存する事になる。これは「創った事が

ない」と言うよりも、今まで「自分には何ができるのか」

といった考え方から「自分は何がしたいのか」へのシフト

が未経験である事の方が影響が大きい。創るという行動は

つまり「それを創る為に何が不足しているか」を知る事で

あり、その積み重ねによってのみ生まれる。そしてそれら

は何も「真新しい事」でなくとも、今まで自身が何となく

感じていた違和感や疑問の寄せ集めで問題ない。まずそれ

らを解消する所から始めよう。

 

・売るという事

自身の考えをビジネスに興す為には、どんな方法で販売が

可能かというマネタイズ方法を先に考える事が先決。物々

交換でお金と価値を交換するのも1つの手ではあるが自分

の信念であるアイデンティティを買ってくれる人は多くは

ない。であれば、そこに「応援・支援」という概念を持ち

込めれば物事は有利な方向へ動く。その為には自身の在り

方は正直である事が大前提であり、本当にそれが社会問題

として認められるような動き方が求められる。それは一体

どんなポジションから訴求すれば合理的なのかを考えるの

が広告フェーズであり、それが後に「売る」に繋がる。

 

・流行りの環境

自身でビジネスを興す為には常に自身をコントロールする

事が重要だ。他人や社会そのものはコントロールが効かな

いモノだから、常に自分を目的地へ向けて操縦するために

今の社会がどのような構造で動いているのかは知っておく

べきだろう。行動は常に沢山の選択肢の中から選べる方が

有利に働くし、それは振り返りや反省や修正を促せる事に

繋がる。行動選択肢がなければそれを成功させるしかない

から、行き止まり(失敗)に辿り着いた瞬間に振り出しに

戻るしかなくなるからだ。中間ポイントのマイルストーン

は行動の至る所に作っておくべきで、失敗した次の行動は

どこかの中間選択肢まで戻って選択し直せば良い。これら

の選択肢を得る為の情報として流行りの環境を知っておく

事は非常に役に立つ。


”売上”のメッセージ性

・ボクらは真似をする

起業アイデアの考え方は基本的に「成功者の真似」から入

る事が多い。これは成功実績をベースにする事で確実性を

上げる為には有効に働くが、その一方で「意味が解らない

行動」も中には存在する。思考を伴わないビジネススタイ

ルは行動こそ早いものの、例えば伝えるべき相手を間違え

続けるメッセージを発信し続ける事も少なからずある。

例えばSNSで発信する「売上」の報告は一体誰へと向けた

メッセージなのかは理解に苦しむ上に、ただの自慢としか

受け取れないケースも少なくない。であれば、企業がCM

や広告に掲載する売上メッセージは一体誰に向けたモノな

のか。

 

・誰へ向けたメッセージなのか

そもそも企業と雇用関係を結ぶ社員と個人起業家では置か

れた立場が全く違う。企業が売上を開示したとしても社員

の給料にそれが反映されない事は誰しもが理解している所

なので、社員に非難の声が上がる事はない。しかし個人で

事業を興す人間は、売上がそのまま稼ぎの額になる場合が

多い。だからそれはストレートに「自慢」に写ってしまう

のだが、これを理解しておかないとイタズラに信用だけを

落としてしまい兼ねない。また、企業が売上額を発信する

相手は顧客でなく「投資家」である可能性は高い。アナタ

が投資家から支援を受けているのであれば透明度を増す為

に社会に公表するのは1つの手かもしれない。

 

・お金持ちの証明

民衆の心を揺さぶる為に詐欺師がよく使う手として「見せ

金効果」というモノがある。これは「自分と大量の現金を

同時に見せる」事であたかも自身がお金持ちであるように

見せる事ができ、それを手に入れたいとする人々が集まる

心理現象だ。では、それが本当に成功者の所有するお金だ

ったとしてアナタが成功者の真似をしたいのであればそれ

は「借金」で事足りる。どこかから一瞬だけお金を貸して

もらい、写真や動画を撮影した直後に返済してしまえば、

利息はゼロのまま完済できる。こういう事が出来てしまう

から「見せ金効果」には信憑性が生まれない。お金持ちの

証明は、誰にも真似できない内容である方が信憑性は高い

のではないだろうか。


プロセスをどう作っていくか

・プロセスを売る

新たな価値を創っていく過程に「プロセスエコノミー」と

いう手法がある。これは誰もが簡単に真似ができない手法

である一方で、成功事例が少なく難易度が高い。ただし、

中身は至ってシンプルで「完成品を売るのではなく商品や

サービスの製作段階を売る」という方法だ。これはSDG's

に則った考え方でもあり持続可能であるどころか永続的に

稼働できる動き方でなければ効果はない。時代はもう製作

して完成したモノを売るよりも、継続的に動き続ける何か

を販売した方が個人の働き方には合っている。個人が興す

ビジネスの裏にバックエンドを回す理由は、そんな所にも

隠れている。

 

・本業の所在

これを目指すメリットは、極端に競合が少ない事に尽きる

がデメリットは難易度が極端に高い事。この考え方を成り

立たせる為には、まず生活(消費)を確保する為に仕事を

掛け持ちしなければならない。その理由の1つにはバック

エンドを回し続ける為に「膨大な時間」を投資する事が求

められるからだ。しかし、その時間こそが起業家の本業で

あり企業との雇用こそ「副業」であるべきだと気付かせて

くれる。考え方のパラダイムシフトはこうして加速させて

いくのであり、ある日突然空から天使が降ってくるワケで

もアイデアが降りてくるわけでもない。

 

・自分は1人

この社会に生きている以上、人の時間は等しく24時間し

か与えられていない。この膨大な情報を1人で捌こうとす

ると必ず無理が生じる。ここで解決策として有名な手法が

MLMになるが、この手法は「販売業」を増やすのに最適

だが拡散効果はあまり見込めない。であれば、どのように

他者を使うかというのがネックになってくる。この拡散に

かかる作業が誰かのトレーニングとして機能すればそれら

はお互いの価値交換として成立するだろうし、そこへ向か

う為のフロントエンドとしてワークショップを開催するの

はアリなのではないだろうか。


主義についてのアレコレ

・認知されない

個人が起業を考える際に重要なのは「自身がトップに立つ

事」であり、それは誰かの下に付いていては到底叶わない

夢である事は以前にお伝えした通り。そこは「創る」段階

のフェーズであり、この時点では資本主義は一切関与せず

自分至上主義で黙々と創り込む事が求められる。そうなれ

ば必然的に世間一般の概念からは離れ、マイノリティ領域

に入る事になるが、その影響として社会から認知されない

という状況に陥る。社会の一般常識はどこまでも資本主義

であり、その他のビジネス概念は到底受け入れられるモノ

ではないから。ただそんな所を危惧していても新たな価値

は生まれてはこないので、価値の創造段階では社会からの

はみ出し者でいる必要に駆られる。

 

・ヒントはここにある

一般社会の反応は得てして「理解できないモノ」が怪しく

「理解しやすい理想」こそ心に響く。だからこそほとんど

のお金集めは「この人が言うんだから間違いない」という

権威の象徴を目指す事になるし、世の中で権威が人気なの

もそういった理由からだ。しかし、真実は真逆であり実は

「この話の内容が理解できないからアナタは今のポジショ

ンにいる」が正解で、理解できない人に怪しまれる事には

何も問題などない。理解できない領域を怪しいと感じなが

らも「自ら進んで入らない」だけの一般人は、知らない間

に入ってたという状況さえ作れれば問題ない事になる。

この状況を創り出すのは社会的証明の原理を使うとして、

その先駆けとなる人を返報性ギバーで集める事が何よりの

優先事項だという事がここで見えてくる。

 

・右か左かは問題じゃない

現代社会を分断する勢力の代表例として「右派と左派」と

いった分け方が存在する。現在の社会の在り方を保守した

いと考える人が右側であり、逆に革命的な思想を持った人

が左側であるが、個人の問題解決にこれらの思想は全くと

言っていほど関係しない。現在の社会は資本主義で回って

いるから一般的には「右翼」である事が求められるがそこ

に納得できる人は少ない。という事はほとんどの人が左翼

思想を持ちながらも右翼の現状に落ち着いている事が浮き

彫りになってくる。であれば「創る時は左翼思想」で自分

本位に作っておきながらも「売る時は右翼思想」によって

資本主義に則れれば何も問題はないように思える。



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