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USPという資産価値


USPの存在定義

・幾何学多角形

自身のアイデンティティに則した完全オリジナルビジネス

ではコネクティングドッツが進行のメインになる。世の中

に点在する点と点を繋げる事を指すが、これらは単一での

完結で済むワケではなく何かの線と線同士も繋がり合う。

そのうちにどこからどこへでも繋がるようになり、やがて

ヒンメリのような幾何学多角形を織りなす。この形がある

程度出来上がると、アナタの背景にバックエンドとしての

循環機能が回り出す事になる。この形はきっと人によって

様々な模様があり、2つとして同じモノを存在させる必要

すらないモノだ。

 

・MECEに考える事

マーケティングでよく使われるこのMECEというのは只の

モレ・ダブリの炙り出しの機能ではない。何かの点と点が

繋がったのであれば、もっとたくさんのアレコレを繋げら

れないのかといったヒンメリ(バックエンド)の可能性を

最大限に引き出すのに用いる。だからこそ重箱の隅をつつ

くのではなく、色んな各方面からの情報を繋ぎ合わせては

ツギハギにするブリコラージュとの相性が良い。大切なの

は「見落とし」ではなく「繋がる可能性」に視点を持って

くる事だ。

 

・USPはコピーライトの事じゃない

販売業界には「USP(Unique Seller Proposition)」と

呼ばれる特殊な「販売方法」というのが存在する。どうも

起業活動は「売る事」だという風潮が強いからかこうした

ワードだけが独り歩きしてしまう事も珍しくないのだが、

そもそもアナタは一体「何を」売ろうとしているのか。

「マッチ売りの少女」でさえ、その手にはマッチを持って

いるというのにアナタは手ブラで誰かの「看板」を売りに

行くつもりなのか。「売る」の前には必ず「創る」が来る

という子供でも理解できる常識を是非思い出して欲しい。

人材育成の評価額

・ちょっとお金のお話

「ボクらは何にお金を使うのか」は消費者視点で投げかけ

られる質問ではなく、例えば未来で大金を手に入れた時に

何に使うのかを問う質問になる。何者でもない一般人の間

だけ投資しておいて、お金持ちになったら散財するプラン

では苦労の末に得た対価も泡と消える。投資・消費・浪費

の概念は「お金持ちになるまで」の期間限定思想ではなく

「未来で稼ぐ予定のお金」の使い道を問い尋ねられている

と考えると解りやすい。

 

・何で以て価値は変動するのか

モノの価値は「人の意思」によってその価値をコロコロと

変える。それが良いか悪いかは別として、その現象で価値

が変わるのであればそこを狙うのは手段の1つとして心に

持っておくと良い。ただし人の弱みに付け込んだり、無い

モノを在ると錯覚させる手法もこの中に含まれる。だから

こそ「信用は一体どこからやってくるのか」に注視すべき

で、これを失う手段は絶対に長続きしない。ビジネスとは

お金儲けの手段ではなく「価値提供の変換」だ。この価値

をどのように創り上げるかが起業家が抱える最大のポイン

トになる。

 

・価格のないモノ

価格の相場が決まっているモノは世の中にたくさんある。

大体の相場が決まっているモノはそれだけ参入者が多いと

いう事だから、クオリティファーストにしておかなければ

後は価格で勝負するしかなくなる。そして本当に狙うべき

は「今、価格の相場が決まっていないモノ」で、これらは

他の何かと比較のしようがない。だからこそ言い値で通る

し割引やポイントに変換する必要性すらないからだ。誰も

やった事がない事こそ、前例のないサービスであり価値が

認められにくいモノであり、アナタがその胸に秘めている

アイデンティティではないだろうか。

ニッチャーって何

・ニッチャーとは

マーケティング用語での「ニッチャー」という立場はその

名の通り、誰もやりたがらない「ニッチな領域」を生業と

しているポジションの人達の総称だ。競争地位別戦略の中

で見れば「誰が選ぶんだ」と感じるこの領域は、それでも

ここを通過しなければ、その先にあるチャレンジャー領域

に到達する事はできない。しかもこの図の紛らわしい所は

リーダーとチャレンジャーは往来するが残りの2つは各々

が独立した立場だという事。フォロワーの際にニッチャー

があるワケでも、ニッチャーの先にチャレンジャーがある

ワケでもない。難しいのは「なぜフォロワーの経験が必要

になるのか」だろう。

 

・マイノリティへの扉

誰かのフォロワーになるだけなら、それはビジネスでなく

「応援」だからお金も時間も支出に回って然りだ。ならば

フォロワーを集めるビジネスメリットはどこにあるのかを

考えれば、それは「広告塔」に尽きる。人が集まる場所に

は広告のニーズがあるから、そこに参入する。であれば、

ニッチャーになるビジネスメリットはどこにあるだろう?

これはどこかの記事でも出た「価格のない領域」に挑戦が

出来る事に尽きる。誰もやった事のない事は価格が決まっ

ていないから、価格競争は起きない。ただしこの領域では

自動的にマジョリティ層から抜け出してマイノリティ領域

に身を置く事になる。

 

・そもそものルールが違う

一般的に競争地位別戦略を用いる場合、フォロワー戦略の

延長にニッチ戦略があるように見えてしまうが、これらは

各々全くの別物で目指す所が違う。即ち「やる事」が最初

から違うという事。完全オリジナルビジネスを構築したい

と考えているのにフォロワー戦略から始めてしまうと成功

した後に「あれ、その後は?」となってしまうのはその為

だ。フォロワー戦略は自身が前線に出る事でフォロワーを

動かすのが主な仕事内容になるので、高単価を目指すなら

それだけ自身がメディアに出続ける必要がある。その反面

ニッチ戦略は売り物自体が高単価。ここは自身がどれだけ

仕事に時間を使うかに寄与しないが、成立させるのに時間

がかかる。

資本家の課題

・問題の細分化

自身のアイデンティティを自身の中に再発見した時、それ

をそのまま世の中に出すと必ずハジかれる。その理由は、

どこまでいっても「自分都合」でしかないから。だけども

その都合を押し通した時に副次的とはいえ「救われる人が

いるか否か」ここが起業家が押し通るポイントだ。誰かが

救われるのなら、その問題を解決したいのは自分だけじゃ

ない事に気付く。であれば、勇気が出ずに一歩が踏み出せ

ない人の為に自分はどんな形で何を提供すれば良いのか。

これが問題の創成であり、問題が出来上がれば後は解決に

向かって進める指標になる。

 

・ホワイトペーパー課題

そんなマイノリティなボクらが社会に対し出来る事は白に

なりたがっている「黒いオセロ」の背中を押す事と、応援

して貰う事に尽きる。決して誰かを無理矢理ひっくり返そ

うとするのではなく、決して無理矢理自分を突き通すので

もなく社会という外界との接点に自分の身を置く事。その

為にはまず、自身のアイデンティティを具現化する所から

始めなければならず、これがビジネスをバックエンドから

始める理由であり、たくさんの紆余曲折を経て最後に訪れ

るホワイトペーパーの課題そのものになる。

 

・どう発信すると信用を失うか

フィールドへの発信は「自由」だが、それがもたらす結果

が常に良い方向を向くとは限らない。まずは非難と批判を

失くす事。誰かの悪口や陰口からは何の価値も生まれない

「全く無駄な行動」だ。その為には自分も含めてナゼ人は

こんなにも感情に流されやすいのかを理解してしまう事が

一番手っ取り早い。感情に支配された行動は原因が不明の

まま失敗だけが募るように感じられる。だからこそ原因を

見つけて「ナゼ」⇒「理解」に変化させる事が重要で常に

アイデンティティの実現に向けて変化する自分を受け入れ

ていく事が望ましい。

読書という治療法

・ボクの目的

手っ取り早くお金を得る為にはお金資本で動いている組織

に属してしまうのが一番だ。だからこそ若い人達は学校を

卒業すれば就職するのが当たり前だし、そこで沢山の人生

経験を経て自身の価値を上げていく。しかし、この方式に

いつまででもしがみついていると自身の背後に看板がなく

なった(定年退職した)時には一気に価値が損なわれる。

その理由は、どれだけ偉い人であっても価値の基準がその

組織内でしか通用しないからだ。学校で例えるならば学生

時代に何かしらの実績を残したアナタが自分の母校へOB

として訪問すれば表敬されるが、他校を訪問したとしても

只の部外者になると言えば解りやすい。このサロンの目的

は、そんな限定された権威を放棄する所から始まる。

 

・ナゼ少数が生き残るのか

ゾンビ映画を観てみると、ナゼか多くの人はいとも簡単に

ゾンビ化してしまう。それだけゾンビになる事が簡単で楽

な選択肢だと言えるからだろう。それに抵抗できる人数は

起業家で成功できる人数と同じぐらい少ない。であるなら

ば、成功者は「別世界の生き物」と毎日対峙するのと同じ

感覚を体感する事になり相当な苦労が見て取れる。つまり

「成功すれば楽になる」と考えるその先は弱者を虐げれば

それで終わりだと考えている「悪の組織」と同じ未来が待

ち受けていると考えて然りだろう。この世界は、死なずに

生き残れば勝てるワケじゃない。

 

・読書が治療を加速させる

フィクションでないリアルなゾンビ化は外観ではなく人の

内部にこそ現れる。ならば、これは治療可能であるとボク

は考えていて、その特効薬になるのが「読書」になる。そ

れも文字を認識するだけの「速読」などではなく、ちゃん

と内容を「読み込む」事が何より世界への理解を深める。

一度”企業ゾンビ”になった人はなかなか治療が進まないが

それでも治るという事は事実として解っているし、これを

浄化と呼んでいるのはその為だ。一度「文章が読める」と

後は自動的にマインドが走り始める。文章を読む事で興す

パラダイムシフトがマインドオートメーションへの入り口

になるのかもしれない。

価値交換の失敗談

・コンサルって何なんだ

コンサル・コーチングに限らず起業家の存在意義というの

は「何とかする力」を持つ事に尽きる。例えば自身で扱い

きれない量の情報になると分かった時、それが例え重要な

モノであると知っていながら「増やさない」という選択肢

は自身の価値を下げる事にしかならない。それは只の問題

の先送りであり、真の問題である「圧倒的物量をどう捌く

のか」に辿り着くまでの期間を延ばしたに過ぎないから。

ここでの解決は、一般的に「取捨選択」だとされているが

ここで情報量を増やす事を「やらない事」と決めた人間に

明るい未来が訪れる道理がない。あくまで選択基準は物量

なんかじゃなく「心が動くかどうか」で決めるべきだ。

 

・特化した武器を持つ

では自身が持つ武器は一体どこでどのように使われるのが

最適だろうか。問題解決の根っこが「何とかする力」なの

であれば、自身の武器は誰かの問題解決にどのように寄与

するのかを考えるのがコンサルタントの役目だ。ジャンル

が歌であれ絵であれ、それが「できる」だけなら世界には

少なくとも数万人規模で同じ事が出来る人間がいる。なら

それを提供する事でどんな効果が副次的に付与されるのか

を明確に言語化しなければならず、これがタレントプレイ

ヤーではなく起業家の歩く道になる。

 

・宝払いの妙

主に海賊の話によく出てくる「宝払い」という表現は実は

ツケとは少しニュアンスが違う。そこには単なる「貸し」

ではなく「大きくなる将来性」という期待値が入っている

からだ。これは貸した側が大きくなるのではなく借りた側

への期待値で、その内訳は投資や支援に近い。ここを商売

と混同すると、顧客からお金(栄養)を貰った上で何かを

貸したような錯覚をさせる詐欺師の典型的言い訳が始まる

事になる。支援や投資を求めるなら向きは上流へ。価値の

交換代金を貰うのであれば価値を提供する代わりに顧客へ

の満足を。この向きをアベコベにすると迷子になる。



 
 
 

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