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オンリーワン戦略の模索

USPという売り物

・仕事内容は問題解決

例えば「楽しい」を提供すると受け手はストレスの発散に

なる。だからお笑い芸人さんの仕事内容はストレス社会の

カンフル剤として機能するし、賞レースも楽しみの1つ。

そして多くの人が目指す「タレント」は「企業が売りたい

商品の広告」になる。だから演者の先にはCM起用という

華々しい道があるのだし、どれだけ商材がそのタレントと

の関係性がなくても消費者はその商品を買うだけで、その

タレントになれるような幻想に浸れるからだ。だからこそ

タレントの仕事は「スポンサー企業の商品が売れるように

努力する事」がその役割になるし、テレビ番組は「視聴者

に広告を見せる為だけに創られるエンターテインメント」

だと理解できれば話は早い。

 

・マルチに価値提供する「USP」

一時期流行ったこの「ユニーク・セラー・プロポーザル」

(略してUSP)は当時「唯一の売り方」として直訳された

事で「販売方法の1つ」だと考えられていたようだが実は

少し違う。この言葉が指す意味は「唯一の価値(つまりは

自身のアイデンティティ)を売る方法」としての意味合い

が強い。これはタレントが目指す「売れっ子No.1」では

なく「いかに自身のオリジナリティを専門教科として成立

させられるか」という感覚に近い。人は新たに知った知識

を明日にでも誰かに話したくなる生物であるから、そんな

中でいかに「人を惹きつけるカリスマ性を身に付けるか」

が課題になるだろう。

 

・プロセスはマニュアル化が不可能

成功者の書籍を読んだ所で、皆が成功者になれない理由は

その「成功に至るまでのプロセスが再現できない」事だ。

それは時代背景が違ったり、置かれた環境が違ったりする

からであるが、それでも「思想」にそこまで違いはない。

だから解っている事としては「その思想を持つ事」が最低

でも必要であるという事と、その思想を「持てた」からと

いって必ず成功者になれるワケではないという事。つまり

この「思想なく進む道に成功は無い」という事だけは確定

している。

利用価値の在り方

・様々な販売体系

既に社会で認知されている業種というのは、お金の出元が

行政である事がほとんど。その世界に参入しようと思えば

どこかのバリューチェーンの中に入り込む必要があり人脈

や資金繰りの中でもがく未来しかないが、その代わり目に

見える産業である事も確かだからサプライチェーンが早く

から回り出す。一方で、自分だけの資産ビジネスを形成し

ようと思えば「自身の価値を提供する」事が求められる。

そこには何のチェーンも存在しないのだから、ダイレクト

に顧客に価値が届けられる方法が必要になる。その代わり

に人脈も資金繰りも一切不要でビジネスを始められる。

 

・人で選ぶというヒドイ基準

そもそも既存事業では「アナタである必要」が非常に薄い

という難点がある。どれだけ有名になろうとも、バリュー

チェーンのどこかからNGが出ればその人はたちまち世界

から消えてなくなる。芸能界で人の入れ替わりが激しいの

もこの影響をモロに受けているからであり、自分がそこに

存在するかどうかさえ自分で決められない環境に意味など

あるだろうか。自分の評価は「顧客が決めれば良い」事で

ありアナタは自分が大切に出来る人だけを顧客にする事で

認知でなく人気を勝ち取れる。その為に何も日本中、世界

中でその名を知れ渡らせる必要すらない。

 

・価値あるモノを選ぶ目利き

価値の高さは「コストの高さ」と比例する。これらは影響

力に晒されたキャッチフレーズなんかでなく「自分の感性

が気に入ったと感じるか否か」で決めれば良い。とは言え

高コストのモノは消費するのに随分時間がかかる。メイド

インジャパンが高級品だとされた理由は「壊れない」から

であり、その耐久性を全て消費しようとすると10年以上

の単位で時間をかける必要があるからだ。価値の有無を見

分けるコツは消費者が「どうやってそれを消費できるか」

を見極める事に尽きるし、これは物販でも不動産でも保険

でも同じ事。

本気になる瞬間

・面倒な事ってどんな事

人は基本的に面倒な事をするのが苦手な生き物だ。ただし

成功者が口を揃えて「面倒な事をやれ」と言っているのは

確かで、仕事が面倒だと感じるのは単純に「仕事が遅い」

からだろう。そして仕事が遅い理由は「全体像が見えてい

ない(無知だ)から」だとも捉えられる。つまりは仕事の

全体像が見えていれば、後は間に合うか否かの問題になる

が目の前しか見えなければ「目の前の仕事をいつ終わらせ

ようか」と悩むから遅くなる。その視界を広げるきっかけ

を持つのは「今のままじゃダメだ」と感じる所から広げて

いけば良い。出来ないヤツはいつまでもそんな事考えずに

「どうすればもっと上へ」と考えているから。

 

・アイデンティティという灯台

一般人が「明日からいきなり社長」になれないのは人間の

規模の問題が立ち塞がるから。これは即ち問題の大きさに

由来している為であり「隣人の苦情」と「市民の苦情」が

同じサイズにない所に起因する。自身に任された仕事内容

は「何かのボタンを押す」だけなのか「会社を運営させる

事」なのか。自分で自分の会社を運営する個人起業家は、

経営方針も企業理念も自分だけのものだから権限が欲しけ

れば自分で付与すれば良いし、ドデカイ報酬が欲しければ

自分で契約を取りに行けば良い。だから最初にやる仕事は

経営者の(価値の高い)仕事であり、自分で仕事を創って

自分でこなすという「流れ(チェーン)」を創る事から始

まる。その道は自身の灯台が灯す道だ。

 

・本気を出す事の難しさ

個人起業家の仕事が「自身の自身による自身の為の仕事」

であるならば、その心は「自分のやりたい仕事に熱中する

事で誰かの役に立てれば、それは大変素晴らしい事だ」と

いう意味になる。毎日コレをやっていれば仕事になるのな

ら誰もが本気出して憧れる仕事に見えるかもしれないが、

これは実は「ニート」のやっている事と同じ内容だ。これ

を世間ではダメな事だと認識している事が多く、例え理解

している人(親や兄弟)がいても最終的にどうなるかなん

て判断が付かないのが正直な所だ。とは言えその考え方は

奇しくも成功者と同じ「思想」になるから不思議だ。これ

が現代社会で「本気を出す」事が難しい理由の筆頭だ。

インプットリソースを考える

・バーニーの理論

レッドオーシャンを避ける為には「寡占状態」を狙う事が

成功への必要条件であるならば、ポーターの提唱する完全

競争理論こそ真っ先に避けるべき道だ。ここで競争社会に

停滞していてはいつまでも「抜きんでる」事は叶わない。

とは言え例えば同じモノを扱っていたとしても、仕入れる

インプットのリソースが全く違えばそれは差別化できるん

じゃないかと提唱したのがバーニーの理論。つまりそれは

「便利商品」を売っているのか「ストーリー」を売ってい

るのかの違いであり、例え同じ商品が顧客の手に届いたと

しても顧客が「買ったモノ」は意味が全く違うという事。

 

・リソース差別化戦略

では逆に同じインプットリソースを得ながらも「別商品」

を売ってみた場合はどうだろうか。例えば片方が生鮮食品

で片方がゴールドだった場合を考えれば、価格は一様には

ならずに完全に差別化が図れる。これがポーターの提唱す

る完全競争理論だが、現代社会では「レア商品」を見つけ

出す事すら困難を極める。であれば、バーニーの提唱する

通り「同じ商品」を扱いながらも「何を売っているか」の

意味を変えてしまった方がビジネスとして参入しやすい。

両者の違いは「どこから情報をインプットしているか」に

よる差だけだ。

 

・起業保険ってどうだろう

資本主義原理に基づいてお金の流れを考えた時、多くの人

からお金を集めて「公平な審査」を経てトップにだけその

賞金を渡す賞レースが基本になるのなら、不正利得を弾き

公平な資本金を用意するのが一番スタンダードな回収方法

だろう。中身のない「キラキラ」した化粧箱だけを売りに

する黒塗りガチャガチャ詐欺を失くし、正当なビジネスに

資本をあてがう為の審査システムとして「保険」という姿

はその真価を発揮するのにうってつけのシステムだ。

起業家という思想

・虎の威を借りる狐

ビジネスを商売として考えた時に、大きなモノ(流れ)に

あやかるというのは手法としてスタンダードに存在してい

るが、MLMでの販売実績はどこかのショップさんで店員

やクルーとして働けば事足りるし、売るモノを創るにして

もオリジナル商品でなければどこかの工場で従業員として

働けば事足りる。自分は何をすれば良いのかが分からなけ

ればこのサロンで勉強すれば事足りる。そんな時代の中で

「どうしても大きなモノにあやからねばならない理由」な

んて特になくて、偶然にも虎の穴に入ってしまったから虎

になるのであれば派遣でもバイトでも虎の企業へ入れば虎

の威を借りれる上に給料まで貰えるから、そっちでよくな

いか?

 

・オンラインサロンという道

虎の威を借りる必要のある人が世の中には一定数いる事も

踏まえて、例えば自身のアイデンティティがゾウだったと

すれば「虎になれる」組織へ入る必要はなくなる。そして

「強いゾウになれる」組織がもし見つからなければ、自身

がその組織を創れば良い。そこでは爪を磨く必要もなけれ

ば毛繕いする必要にも追われない。普通のゾウが強いゾウ

になる為に「どんな事をすれば良いのか」を研究し専門性

として特化すれば良い。これがオンラインサロンという道

の可能性だ。

 

・主体性のお話

まず、自身が望む組織は本当になかったのか?本当に探し

たのか?ここを面倒だから「探してあげる」といった有料

サイトはまず最初に誰もが思い付くサービスだから競合も

多く参入障壁も低い。つまり儲からない道まっしぐらだ。

ではどんなモノに高付加価値が付くのかをを考えればそれ

は「無いモノを創る」という所に集約される。強いゾウに

なりたいのに「なれる場所」がなければ創れば良いだけの

話で、だからこそ「探す」⇒「なければ創る」⇒「売る」

という主体的な動き方が起業家には必要な要素になる。

組織体系のアレコレ

・既存の起業塾スタンス

既存の起業塾は「塾」という名がありながらも塾ベースで

ない事が非常に多い。それはナゼか?決められたカリキュ

ラム(教科書)が制定されてないからだ。例えばアパレル

関連の起業塾は糸やデザインや裁縫技術に特化させてしま

うから、時代が追い付いた時に講座ごと更新する必要性が

出てくる。これではいつまでも教科書にする事は出来ない

が、そもそも「起業家」という定義が曖昧な中では建築や

歌や絵といったジャンルを絞っても、それはあまり意味を

成さないだろう。だからこのサロンでは「起業家」の定義

を「価値を創造できる職業」と決めている。

 

・門下という在り方

一般的に普及している「門下」というシステムは剣道柔道

茶道や華道などの「道場」において、その意思を継ぐ者の

呼び方である方がしっくりくる。そう考えれば「起業」と

いうのは「武道」といっているようなモノで、ジャンルを

問わず適用できる広範囲な仕事であった方が有利ではない

だろうか。その代わり、その立場のままでは顧客から報酬

を貰う手段が限られてくる事も確かだ。剣道や柔道が時代

の流行り廃りに影響されたとしても「武道」としての立ち

位置なら他にも転用が効く。これは起業の本質でもあり、

時代の流行によってコロコロとジャンルを変えるモノでは

ない。

 

・価値を創るサロン

起業家が価値を創る仕事であるならば、このサロンは実際

「価値を創るサロン」として運営している事になる。それ

は決して「必ず売れる○○」でもなければ「○○さえすれ

ば」なんてイージーな世界にもなく、7つのカリキュラム

を経た後に辿り着く究極のポジションだ。日本において、

ある時期から止まってしまった空白の30年を再び動き出

させる為には新たな価値が必要であり、またその使い方も

提示しなければ価値として販売する事ができない。ここで

展開される数々の記事を参考に各々が素敵なサロンを立ち

上げられる事を願うばかりだ。

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