地に足を付けた存在になる
- とらよし
- 8月17日
- 読了時間: 11分
行動選択肢を増やした後で
・稼ぎにする為に
このサロンでは、アイデンティティやマインドオートメー
ションというモノが資本主義の中で最も不要とされるモノ
であるという答えを基に、これらを入手する為に一旦資本
主義から離れ「自分至上主義」によってビジネスの基礎を
構築する必要性を促している。とは言え、そのまま自分至
上主義で走り続けたとしても「研究」は進むが「稼ぎ」に
はならない。よってここでは「売るモノ」ができたら今度
はそれを稼ぎにする為に資本主義に戻る必要性を説いてい
る。ここでは「創ったモノを売る事ができる人」としての
資本家として戻ってこれれば良い。
・隠される情報
ここで資本主義に戻る時「売る事ができる人」にさえなれ
れば良いと勘違いされる事故がよく目立つ。確かに「売る
スキル」は必要だがそれは「顧客の購買心理」を研究した
モノであって、決して「価値のないモノを無理矢理顧客に
売りつける事が出来るスキル」の事ではないという事だ。
そこら辺で拾ってきた石には到底価値などありはしないし
見せかけの価値を無理に捏造してみた所で、そんな無理が
永遠に押し通せる道理はない。販売の裏側には圧倒的なる
信頼と品質があって然りであり、セールスはこれらを信頼
できるモノとして顧客の購買意欲にアタックが掛けるモノ
だ。この「品質」の在り処こそ企業が外へ出せない秘密と
して隠される事になる。
・価値の本質
ビジネスにおいて最もパクられてはならないのは「品質」
だという事が見えてきたと思うが、これが無いビジネスが
あり得ない事も同時に見えてくるだろう。少し絵が描ける
人が模写した所で値打ちがないのは、どうしても「魂の叫
び」としての絵にならないからだ。とは言え、外部品質に
頼ればそのポジションはたちまち新規参入に奪われる事に
なる事も覚えておくと良いだろう。インプットリソースを
共有しない起業塾の中で成功者が出ない理由は、自分達で
競合を増やし寡占状態を自らの手でなくしているからだ。
皆が真似したがる影響力
・誰のセミナーなら聞くのか
セミナーに人が集まる理由が「影響力」である時、それは
外部から借りて来た虎の威厳なのか自身の持ち物なのか。
誰かの影響力にあやかってしまうと「自分が影響力を持つ
必要」がなくなるし、何なら持たせて貰えない可能性の方
が高い。その理由は単純に「あやかった虎の影響力を凌が
れると虎自身が困る」から。そしてこういった既得権益の
温床になっているのが「権威の影響力」であり、多くの人
が欲しがる組織権力の象徴だ。
・多くの起業家が狙うのは権威
ただ、多くの人はこの「権威」こそ狙うべき影響力である
と考えており、その代表例が「資格コレクター」そのもの
になる。資格は目に見える権威そのものであり、誰が見て
も認識できる「便利な権利」ではあるものの、その先で必
ず権力に繋がるかと問われればそうでもないのが現実だ。
権力の連鎖は「虎の威厳」と同じく虎に認定されなければ
与えられたりしない。では自分自身で得る事ができ、且つ
効果の強力な影響力は何かと問われれば、それは「社会的
証明の原理」だとしているのがこのサロンの在り方だ。
・社会的証明の原理はどう働くか
社会的証明の原理の発動条件は2つ。曖昧で不確かな状況
である事と、周囲に類似性を持った誰かがいる事。そして
自分が1番に着手する事で、周囲の類似性を導く主導権を
握る事ができる。この流れは結構強力で、周囲に黒がいて
も即座に白に変える事ができる。しかも自身の手を使わず
にだ。他にも個人が使える影響力はいくつかあるが、これ
らはバレやすかったり仕掛けが大変だったりとあまり使い
勝手が良くない。ビジネスを稼ぎに換える為の影響力を先
に決めておく事は、最後に帳尻を合わせにいくのが非常に
スムーズになる。
MBAは必要か
・マーケティングとは
本気で自身のアイデンティティをビジネスに変換する為に
は「アイデンティティをビジネスに変換する何かツール」
がどうしても必要になる。つまり自分至上主義で立ち上げ
たマインドオートメーションを資本主義に変換するモノ。
これがマーケティング戦略の役割であり、いくらオリジナ
ルでビジネスを立ち上げたからといって無視する事ができ
ない存在だ。資本主義から一旦抜け出さなければ、自身の
進路そのものをこのマーケティング戦略に沿って「当ては
める」だけのビジネスモデルになってしまう。そんな「何
かの入れ物」に入るか否かでビジネスの規模やサイズを決
めてしまうのは、あまりに勿体なくはないだろうか。
・方針を決めなきゃ始まらない
自身のオリジナルを司るアイデンティティが最終的にどん
な価値を提供できるのかはともかくとして、この先自身が
進む方向だけでも最初に決めておかなければ「創るモノ」
もしくは「売るモノ」がいつまででも決まらない。これは
自然の理であり、ここを焦ると一気にキャッチフレーズだ
けを販売する看板売りに早変わりする。本気で自分のアイ
デンティティに触れたいのであれば、本心で今の自分の心
と向き合う「時間」が必要であり、それらは時間管理マト
リクスの第1の領域や第4の領域に費やしているヒマなど
なく、1日の内でほとんどの時間を第2領域に費やす必要
がある。
・誰の言う事を聞けば良い?
多くの人がここで他人の意見を参照したがるが、自分自身
が一体どんな人間でどんな事を考えているのかを知ってい
るのは他でもない自分自身だろう。ほとんどの人はこれを
自分でも見えない所に押し込んでしまっているだけであり
自分で自分の声が聞けない状態を「普通」とか「常識」と
いう名前で呼んでいるだけの事。他人の話を傾聴するにも
良いが、真っ先に自分自身の声を傾聴できなければ他人の
話を聞いた所で「へぇ~」で終わる。問題解決の極意とは
まず自分自身の問題を解決する所から始まる。
コネクティング・ドッツ
・コネクティング・ドッツとは
かの有名なスティーブ・ジョブズがどこかの大学で発した
このワードは、その知名度こそ一気に広まったものの実際
に体感できる人は極稀だ。その理由は「やる事が決まって
いるプレイヤー」に、このコネクティングの作業は必要が
ないから。この点と点を結ぶ作業は、何か新しい革新的な
事業を展開しようと考えなければ特に生きるのに必要ない
作業であり、これを不必要としている原因の筆頭に資本主
義がある事をまず理解しておかなければ永遠に体感する事
はないだろう。真っ先にやってくる「お金問題」を、どう
扱うのか。やりたくない作業に抗う「ストレス」と、どう
向き合うのか。これが道を開くカギになる。
・問題のプライオリティ
社会に生きる人のほとんどが「お金とストレス」を脳内の
トップトピックの上位を占めている現代社会で、逆にこの
問題が「トップトピックでない人になる」事が成功への鍵
になるのなら、それは即ちどんどん一般人とかけ離れてい
くのは正解だという事になる。だからボクらは、必然的に
マイノリティになりがちだしドリームキラーと呼ばれる人
は良くも悪くも「一般人」だ。ここが正に問題の優先順位
の差としての行動の違いにも現れてくる事を踏まえれば、
成功者に独身が多い事にも頷ける。ただ、成功者になって
からの結婚は非常に難しいが、結婚してからなら成功者を
目指す事は可能だろう。
・どこに「正」を置いているか
このサロンでは、フリーランス(事業家)と起業家の違い
を明確に定義している。フリーランスはどこかから仕事を
卸してもらい、その対価を「仕事の上流」から貰う立場の
事業を指し、起業家はゼロイチとも呼ばれるように仕事を
自分で創る人の事を指している。ただし、報酬をどこから
頂くかは様々なパターンがあり顧客からダイレクトに貰い
受けるD to Cだったり企業からの広告案件だったり一概に
コレと決まっているワケではない。とは言え、企業案件に
ぶら下がってしまうと「タレントのイメージを独占したい
企業側」と「様々な広告に出演したいタレント」の間での
摩擦に挟まれる。だからこそ、最後はどこにもぶら下がら
ない「独自ビジネス」を持っておく事をこのサロンで推奨
している。
お金の為に急ぐのを辞めた理由
・富裕層向けにならない
率直に聞くが、アナタが今持っている「ビジネス」は豪勢
な邸宅に単身乗り込んでいって、高級車やシャンデリアが
煌びやかに輝く中で「これ、いかがですかー?」と堂々と
お勧めできるだろうか?それは例えアナタの手の中にある
モノが有形だろうと無形だろうと関係なく、この世に1つ
しかない貴重なモノであったとしても「そこで披露できる
自分」をまずは創らなければプレゼンすらままならない。
豪勢なラッピングだけではその部屋では安っぽいメッキに
映るだろうし、そこで精一杯見栄を張ってみた所で本物が
並ぶその部屋では全てが見透かされる。そんなちっぽけな
自分から卒業する為のメソッドが逆算戦略にはある。
・肉弾戦と頭脳戦
ここで「身体を使う」に舵を切った人は、つまりプレゼン
どころかお話もままならないだろうから、その雰囲気に呑
まれるしか選択肢がない。それはつまり「この身体を自由
に使ってくれ」と言わんばかりだ。コチラに自由な選択権
などなく、全て相手の赴くままに操作されるのを待つ身は
果たしてアナタにとっての成功なのか。その一方で「頭脳
を使う」に舵を切った人は、外見の美が不足しがち。外見
でなく「中身で判断」する事を目的としたその出で立ちは
好意の影響力を生み出さない代わりに、自身に満ちたプレ
ゼンやお話がメインになる。どちらに偏っても結局は成功
とは呼べないのであれば、いかに文武のバランスが大切で
あるかを知るのに非常に都合が良い。
・やりたい仕事の中身
たまにリゾート研修に参加する・しないといった起業宣伝
文句を見かける事がある。ここに参加する事で未来の自分
をその主宰者に投影させてビジョンを楽しむのは結構だが
当然主宰者は「頭脳側」でありメインはプレゼンとトーク
になる。しかしながら、そこに参加する人は「肉体側」の
人であり、人生のコントロール権利は永遠に相手側にある
事から「その立場から脱却」する事が出来ない。つまり、
その研修に参加する意思表明(決断)をした時点で主宰者
になれない事を意味している。これは奇しくも頭脳側の人
は「主宰はするが参加しない」と聞けば何となく理解出来
るのではないだろうか。
見えない価値への対応策
・標準価格が無いモノ
基本的に標準価格のないモノは大々的に市場に出回らない
のが定石。その理由は様々あるが、一番大きな理由は顧客
がその価格で納得できるかどうかは「時と場合で違う」か
らだ。だからランチェスター戦略は弱者の闘い方を推奨し
ているし、本当に価値の高いモノは一般市場で人気が出な
い。また、顧客が「消費できない」モノは飾るしか選択肢
がない事も挙げられる。固さや美しさを代表するダイヤモ
ンドの消費方法が「装飾品」でなければ売れない理由もそ
こに集約されるが、ニッチ市場でダイヤは切削・研削工具
としての需要もある事はあまり知られていない。であれば
標準価格のない商品は「使い方」を示せる方が良い。
・価格競争の引き金は誰だ
何を隠そう「価格競争」の引き金を引いているのは割高な
商品を扱っている販売店だ。これは「売れる為に値下げす
るから」という理由ではなく、顧客の「割引要望」に応え
られるか否かで結果が変わるから。正規の(正直な)価格
を据えている企業は利益がなくなってしまう事を理由に値
下げができない。一方で、同じ価格でも多分に利益を乗せ
てある企業は「少しだけ」なら割引しても利益がなくなる
事はない。だから割引可能な企業だけが生き残れる構図が
必然的に出来上がる。このトリガーを一番最初に引いてい
るのは間違いなく顧客だが、その理由は「本当の価値が見
えない」所に集約される。だから試しに値下げを要求して
みるんだ。
・アドバース・セレクションの抑止法
本当の価値が見えないからこそ起こる「知らない」という
現象を利用した価値の格差をアドバース・セレクションと
呼んでいるが、これを根本的に避ける為には「顧客に本当
の価値を教える」しか方法はない。だけど企業サイドから
してみれば、それは企業の怠慢も同時に関係各位に教える
事になってしまうから、そこは出来るだけ教えたくないと
いう心理が見え隠れするのが現代社会の相場を創り出して
いる。これは単純に企業の仕事内容が「ツマラナイ」事を
繰り返しているからでもあり、冒険心や野心を忘れ(又は
恐れ)「保身」に走った企業は必ずこういう事態に陥ると
いう事を覚えておくと良い。だから「飽きる事無く続けら
れる」企業こそサステナブルな結果を生み出す。

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