仕掛け人になる為に
- とらよし
- 2024年10月19日
- 読了時間: 10分
他者の力を借りる
・応援されるとは
ビジネスシーンでの応援の考え方は、一般的に考えがちな
オーディエンスとは少し役割が違う。影響力を加味すれば
その応援に対して、する方とされる方の双方のメリットが
合致する必要があり、ここにWin Winの概念が必要になる
事が多い。ここのトランザクション設計が甘ければ甘い程
「自分の利益の為に応援して下さい」という何とも身勝手
な支援要請になりがちで、どうしてもファンが集まりにく
い要因を生む。自身のビジネスはあくまで他者(誰か)を
助ける為の価値創造に設計していく必要があり、この思想
を貫き通す為に何かしらの問題解決を目指そう。
・他者が宣伝する効果
誰かの問題解決は、それを必要とする人に対してのトラン
ザクション(取引)材料になる。これが「種を植える」の
中身そのものであり、ここが功を制した時、他者(誰か)
からの応援は、より容易に引き出す事が可能になる。その
延長にオーディエンス(取り巻き)が生まれるキッカケに
なり、これを拡大させる事でバンドワゴン効果は意図的に
生み出せる。これが大昔から人々の間で習慣的に行われる
口コミのメカニズムだ。
・MLMがよく出来ているワケ
この効果を効率よく生み出している組織体系がMLMだ。
その背景には絶対的な自信から生まれる誰かの問題解決を
遂行できる為の揺るぎない「品質」があり、応援者を始め
オーディエンスに至るまでその品質が浸透する事で初めて
マジョリティ層にまでトランザクションが働く事になる。
プレイヤーが活動しやすいのは、この「品質」そのものを
自身で創る必要がないからであり、MLM販売員がルール
を覚える立場にあるのもその為だ。逆算戦略アカデミーは
「ルールに従うプレイヤー」ではなく「ルールを創るマネ
ージャー」を育成するプログラムを公開している。
権威の影響力
・空売りは今でも健在
知っていても回避できない大きな力の1つに影響力がある
が、その中でも社会一般に普及しているのが「権威」とい
う名の影響力になる。これは「あの人はスゴイ力を持った
人だ」という、人が持つイメージそのものの事であり実際
の実力とはほとんど関連性がない事が多い。このイメージ
を植え付けた上で「中身の無い空箱」を販売する事を目的
にしているのが詐欺集団であり、これは資本主義の隠れた
グレー要素だと言っても過言ではない。お金を追いかける
為に手段を問わないのであればそれは「正解の行動」とも
取れるが、後に信用を著しく損なう為にこのサロン内では
推奨していない。
・権威の影響力
とは言え、この影響力は実際にスゴイ力を持った人は本物
の権威を手に入れる事も可能だという裏付けにもなるから
無下に否定する必要もない。起業家が目指すべきは本物の
権威を手に入れる事であり、そこにこそ人生を賭ける意味
はあると考えている。この影響力は安易に「スーツを着こ
なす」「作業服(白衣)を着ている」など外見で判断され
る事が多いので、こういった外見を取っ払う為に成功者達
は普段着で世に出ている事が多い。まずはこの影響力から
脱却する事が大切で、この影響力に囚われると黒いモノも
白くなるといった事故が多発する事を知ろう。
・空売りの推奨波及
この「権威の影響力」は詐欺師が好き好んで使う力であり
簡単に人を騙せてしまう。人は概ね第一印象(視覚情報)
で物事を判断するという「メラビアンの法則」が多用され
るのもその一環であり、多様化する情報社会の中で目の前
の人物がどういった人なのかを瞬時に判断する材料として
「服装」は大きな要因の1つ。自身が創り上げた品質では
なく、こういった影響力を駆使して販売実績を指標にして
しまうのも「今を照らして将来を消す」典型例になる事を
踏まえると、多くの人が目指してしまいがちな「空売り」
がいかに危険な橋であるかに気付ける。
ボクらが目指す未来
・不確定な未来
未来はいつだって不確定であり、予測は非常に困難な事。
だからこそ正解を求めるのではなく「不正解を除去」する
方向に動く必要がある。やった後悔とやらなかった後悔は
確かに違うが、そんな中でも「やらなくて良い事」という
のは確実に存在する。ただし、そこには「今」を求めるの
か「未来」を求めるのかによって答えが変わる事も否めな
い。大きな影響力で「今」を刈り取れば将来はハゲ山しか
残らなくなるし、今を植えて「未来」で収穫できるように
なればそれは「植えてから収穫」というサイクルが出来る
事は何となく理解に及ぶ。逆算戦略の真骨頂は正に未来に
対しての明るいアクションを起こす為の事業戦略だ。
・明確な名前のない未来
この「明るい未来」には明確な名前がない。成功や失敗と
いった名前には時間の概念がないし、天国や地獄といった
明確なイメージが持てるものでもない。歴代の成功者達は
ここに名前を付けてこなかったようで、多くの人が名前の
ないこの明るい未来に対して明確なイメージが持てないの
も無理はない。この領域に初めて名前を付けたのはアニメ
ワンピースに出てくる「ラフテル」であり、多くの考察家
がこれを話題にしているのもその為だ。
・何だか良さそうな方向
とは言え、昔からこの領域の存在そのものは一部の哲学者
には認知していたようで、当時の哲学者はこれを「それが
何かは分からないが、何かある」としてそれを「ブリコラ
ージュ」と名付けた。多くの人が目指す本当の明るい未来
はこの名の通り、今の世にあるたくさんの情報の寄せ集め
から構築される事で生まれる事が多く、全く何もない所か
ら生み出されるワケではない事を知っておこう。
問題を創る難しさ
・ベネフィットとは
マーケティング用語でよく使われるこのベネフィットとは
「顧客が買う理由」としてよく使われている。その為ここ
にペルソナ設定を持ってきては迷子になるという起業初心
者の事故が絶えない。確かに言い方としては「顧客が買う
理由」で間違っていないが、その奥にあるのは「衝動買い
してしまう」ではなく「どうしても買う必要に迫られる」
というニュアンスに近い。有名なバーガー屋のオーナーが
顧客競争をした際に「高級な食材もお洒落な建物も好立地
な条件も全てくれてやるから、1つだけ欲しい条件がる」
とした内容に『腹が減った群衆をくれ』と言い放ったのも
その為だ。
・キメラを創る
ならば群衆が「それが必要だ」と感じる為には単なる消費
欲求ではなく、それがないと困る環境を用意しなければな
らない。ただ多くの個人起業家が間違ってしまうのが順序
であり、その環境が整った時にはバーガー屋は完成してい
なければならない。腹を空かせた群衆を前に「今からお店
を創ります」と言えば、当然目の前の群衆は怒り出すから
だ。キメラは問題を創る事ではなく環境を創り出すファク
ターである事が理解できていれば、無意味にペルソナ思考
に走った挙句に迷子になる事もなくなる。コロナウィルス
が蔓延していない地域にコロナワクチンを紹介した所で誰
も欲しがらないが、ワクチンが手元にないのにウィルスを
撒く事がビジネスの目的でない事も知っておこう。
・有名人さんへのリスペクト
つまり多くの場合、最初に出来上がるのは自身の体験から
出来る治療薬の方が先になるのが自然であり、これを欲し
がる環境を後で構築する方が後戻りなく進める。とは言え
創ったモノがいくら素晴らしかろうが「くつを履く文化」
のないアフリカ原住民族の人々にシューズの素晴らしさを
広めるのは中々骨が折れるだろう。「無いのが当たり前」
で生活している人々の日々に、新たな環境変化を取り入れ
てもらうには価値の素晴らしさよりもコミュニケーション
能力が重要になってくるからだ。本当に良いモノが出来上
がったのなら、次はコミュニケーション能力を磨こう。
現状維持バイアス
・安全圏はどこだ
ボクらは概ねマズローが提唱する5段階欲求の上に生活を
成り立たせていると言っても間違いではない。人が安全を
第1に考えるのはここでの低層階を盤石なモノにしておき
たいという欲求が働くからで、第2階層の安全欲求の上に
はコミュニティ欲求がある。現代社会はこのコミュニティ
に入るのに条件が必要な時代であり、どんな地域コミュニ
ティであれ「誰でもウェルカム」な所は数少ない。これは
仕事をする為の職場であっても同じ事で、筆記試験や面接
など一定条件をクリアした人でなければそこで働けないの
はその最たるものだろう。だがそこでは報酬の為に自身の
アイデンティティを持ち込めない事が多く、安定を求めて
そのコミュニティに属したい為に自身のアイデンティティ
をどこかへ置いてくる事は珍しくない。
・上げた拳が下せない
現状維持バイアスが働く理由としてはもう1つ要因があり
それが「一貫性を保つ」意識そのもの。人は初めての事に
チャレンジするのに勇気がいるが、1度始めてしまった事
に対しては抵抗感がなくなる。これは無意識下においても
「自分はこんな人物だ」という周囲からの見られ方に矛盾
を生みたくないからだ。その根底には嘘を付きたくないと
いう心理欲求があり、この欲求に従わない行動がストレス
原因になる。ただ、この心理は良い方にも悪い方にも働く
一貫性を保つ性質があり、怒りの沸点が低い人が挙げた拳
を下ろせなくなるのもこの一貫性が保てないから。DVや
ハラスメントが実は一貫性を保つ為の行為なのだと理解が
できれば、現状維持バイアスがもたらす悪影響にも気付け
るのではないだろうか。
・過去を切り離せない現状維持
一般的に起業塾が唱える「やらない事」の中には「変化」
が含まれている事がある。無いモノでなく、あるモノを見
なさいといった発信や、ある事に注目しなさい等「現状を
良しとする思想」には、過去との繋がりは深まるが未来と
の接点はない。今自分の手にあるモノ(思想)で成功でき
てないのだから人は変化を求めて成長するのであって、新
しい挑戦を「やらない事」に設定した先で成功が見込める
道理がないだろう。今までの生活ルーティンで現在の自分
が出来上がったのであれば、そのルーティンをどこかで何
かを変化させなければ成功には繋がらない。本当に「やら
ない事」にすべきは、今までの生活ルーティンの中に必ず
存在している。
感情に触れる行為
・影響力と関心の輪
「くつを履かない文化」を持つ、アフリカに住む原住民族
にシューズの素晴らしさを伝える事が出来ない理由の1つ
に「人間が持つ感情の構造」がある。人の心の中には中核
に「影響力のエリア」がありその外側は「関心のエリア」
で覆われている。他者が外部から踏み込んで良いのは関心
のエリアまでとされていて、核心部分(誇り)である影響
力(実際に行動思想を変える領域)にまで他者が踏み込む
と、それは途端に拒絶反応として現れる。いくらシューズ
の性能が良かろうが便利で快適だろうが関係なく「No」
を頂く結果になる可能性は非常に高まるだろう。
・傾聴の果てに
人の話を聞くスキルに「傾聴」というものがある。これは
相手の話をより深くまで聞き取る事で、相手の深層心理に
潜り込む事が可能なスキルではあるが、それは同時に相手
の影響力の領域にまで簡単に辿り着ける事になる。結果、
直接相手の影響力へのダイレクトアタックをしてしまう事
も少なくない。親友だと思っていた人に裏切られたと感じ
る瞬間はこのパターンが多い。ならば問題の本質は「話を
聞いた側」にあり、こちらは「影響力のエリア」まで踏み
込むべきか「関心の輪」までで留めておくべきかのコント
ロールをしよう。
・Noの回避
コミュニケーション能力向上スキルの一環として、傾聴と
相手への思いやりを両立させる事は必須条件だ。相手から
無理矢理でなく、心からの「Yes」を貰うにはこういった
心理の駆け引きが非常に重要になるからだ。これを知らず
に人を扱うと、お金を受け取ってからサービスを提供する
側であるにも関わらず、先生の言う事が理解できない人は
さようならっという身勝手なコミュニティが出来上がる。
何度も言うがそういったコミュニティには信頼が構築でき
るだけの未来が無いからとっとと離れた方が良い。コミュ
ニケーション能力向上の目的は「相手を貶める」事では決
してなく適切なベネフィットを探し出す事にある。




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