経営思想を育てる
- とらよし
- 2024年12月21日
- 読了時間: 10分
意に介さない勇気
・企業のお仕事
大手企業のお仕事というのは適正に分断化され、徹底的に
効率化されている為に役割分担がなされている。とは言え
それが「仕事に対する疎外感」を生んでしまう事は避けら
れない現実だ。資本主義に則れば成功した会社はより成功
するし、成功しなかった会社は逆に無くなる事になる。
例えそれがアナタの欲したビジネスモデルであろうとも。
営利団体としての事業は、面白さよりも「収益性」を重視
する傾向にあって、面白い事をするよりもこの先収益性が
上がるかどうかにしか社会に対して興味を示さない理由で
もある。
・不合理性の適正化
ではそんな「個人の価値」よりも「企業価値」でしか判断
しなくなると、企業の為に行う黒い経営が白いと言わざる
を得なくなる事も事実だ。粉飾決済や不正融資なども会社
の価値を上げる為には仕方のない事だとしてしまえば社員
は言う事を聞くか辞めるかの2択に迫られる。利益にしか
目がいかない資本主義では、そんな不合理な状況を正当化
できる人間が上に上がる事になり、社員はひたすら疎外感
と闘う未来しか残されていないのではなかろうか。
・万民に好かれる覚悟
では「嫌われる勇気」はどこで必要になるか。こういった
企業の不正を正そうとすると、様々な現状維持派から攻撃
を受ける事になる。ただし、それは逆に場がひっくり返っ
た場合は万民から好かれる事になるので、その場面に相応
しい自分でいない事には行動に移せない事も確かだ。今の
時代個人起業家に必要なのは「嫌われる勇気」でも「好か
れる勇気」でもなく「好かれようが嫌われようが意に介さ
ない」独自の進化心理ではないだろうか。
経営者と演者の狭間で
・トップの陥落
例えばアナタがNo.2プレイヤーだったとして現在トップ
が何かしらの理由で陥落した時、どんな心境になるだろう
か。多くのプレイヤーは繰り上がり式に自身が実質トップ
に立った事を素直に喜ぶだろうが、実は「売り上げの8割
はトップ2割が稼いでいる」というパレートの法則に従え
ば、それはすなわち喜んでも良い状況かどうかは判断に難
しくないだろう。トップの座が使える権限は数あるものの
それらを全て使える状況に本当になったのだろうか。
・母体の状況
ここで自身の報酬について考えてみる必要がある。先程も
出てきた通り、店の売り上げの大半を旧トップが握ってい
たのであればお店は大パニックになっているはずだ。ここ
での課題は下剋上でトップと入れ替わったのではなく相手
が勝手に陥落した場合の出来事だから。例えばその理由が
「個人で何かを経営する為に顧客ごと移動」したのだとす
れば、新トップのアナタがしなければならない事はご新規
顧客の獲得しかない。
・経営者の課題
ここで経営側が気を付けなければならないのは「どこまで
情報を出すか」になる。起きた事を洗いざらいメンバーや
スタッフに話してしまえば透明性は保てるかもしれないが
「トップになれば独立できる」と思われてしまっては継続
が難しくなりからだ。ここで情報の非対称性であるアドバ
ースセレクションが大変活躍する事になり、従業員は知ら
されない情報がある理由そのものになる。
最高の結果を生む
・最低限の労力
人が仕事をする際に考える効率の指標にROIという考え方
がある。「R」はReturnの略で成果の事を指し「O」はOn
の略で、ココでは割り算を意味する。そして最後の「I」
はInvestmentの略で投資の事を指し、総じて「どれだけ
の投資に対してどれだけの成果が得られるか」という考え
方の事だ。このサロンではココにパレートの法則を繋げる
事で16倍良い仕事をする事を目標としている。実際には
上位2割の仕事が8割の成果を生み出す事から、4倍良い
仕事をする事を目標とし、それは同時に下位8割の仕事を
「やらない」と選択する事で、下位の仕事をやった時との
相対比較として16倍良い仕事が出来ているとしている。
・最高の結果を生む
逆算戦略で仕事を考えた場合、ここにはムーンショットと
いう考え方を取り入れている。仕事効率だけを考えるので
はなく「何が最高のゴールなのか」という最後の迎え方を
設計する事で16倍良い仕事を積み重ねた末に訪れる最高
の結果を設定しようという試みだ。当然この設定がなけれ
ば何に対して16倍良い仕事をしているかの指標が無いし
それに近づいているのか遠ざかっているのかも推し量る事
は出来ない。この「最低限の労力」と「最高の結果」の2
つが設定できて初めてKPIというフレームワークが動き出
せる。ほとんどの人は、KGIとKPIを学んだだけでこれらを
単独で運用させようとするが、その根底にはROIとムーン
ショットの2種類がパーツとして必要になる。
・戦略効果について
このサロンでは「こうすれば上手くいく」といった手法に
関する記事はあまり書かれていない。それは再現性に乏し
く、あまりにも理想論に近いからだ。それよりも、自身が
どんな思想で動く事がROIとムーンショットを引き寄せる
のかを考えて行動した方がよほど成果に近づけると考えて
いる。この2つは個人が各々持つ「夢(アイデンティティ
)」そのものであり、決してボクから提示できるモノでは
ない。だからこそこのサロンではそもそも、記事の中身を
使うも使わないもアナタ次第という設計になっている。
記事を読んでイライラしている暇など無い。アナタが必要
だと感じたモノは感情に流されずにピックアップしていく
べきで、それこそがROIの成果に繋がる行動になる。
Self Journey
・的外れな解説?
このサロンでの毎日の記事を何の目的もなく読んでいると
あまりにも突拍子もない話が多いので、多くの人は「また
意味不明な解説してる」と感じる事が多いかもしれない。
その理由は、多くの人が仕事をこなす上で大切にしたがる
スキルや手法をこのサロンではほとんど取り扱っていない
からだろう。このサロンでは「行動よりも思考」を重きに
置いていて、それが最終的に自身の運さえも引き寄せると
考えている。その根拠にマザーテレサの格言を引用してき
ており、思考は最終的に運を引き寄せるとしているからで
あると考えておこう。
・プレイヤー視点にない
また、スキルや手法を重視するのは主にプレイヤーである
事についても過去に何度も触れている。プレイヤーは報酬
を目指す立ち位置の人の事で、いわゆる花形であり誰もが
憧れる「注目の的」そのものだ。だがその反面レギュレー
ション(条件)が厳しい競争社会で勝ち抜く必要があって
その役割を担う為には「若さ」という期待値は非常に有利
な武器になる。ボクらが「正確さと速さ」を競う為に必要
な「スキルと手法」を成果とするプレイヤー領域で若さと
闘うには余りに不利な状況である事は明々白々だ。だから
こそ頭脳を働かせる「思考」に特化するマネージメントに
重きを置く事で有利を得る事がROIに繋がる第1歩だ。
・富豪の目線で見る世界
そもそもボクらは「マネーゲーム」がしたくてこの世界に
足を踏み入れたワケじゃない。いかに効率良く仕事をこな
して、いかに最高の結果を手に入れられるかというゲーム
をする為に「どんな仕事をすべきか」という所を掘り下げ
ているに過ぎない。では資本家とは一体何なのかについて
紐解けば「お金を資本として回している人」の事を指す。
それは資産を運用しているのと同義であり、この資産運用
の中身こそ「リソースを投資して利益を得る」という仕事
の在り方そのものだ。であれば何もリソースはお金である
必要もなくて、それは「人員」でも「時間」でも「資材」
でもアナタが持てるモノなら何でもベットすれば良い。
強み再認識
・VRIO分析が見せる素性
一般的なマーケティングフローの中で「強み分析」として
分類されるVRIO分析は、オリジナルビジネスをマネージ
メントする上ではそこまで出番がない。ただその中身だけ
を言葉通りに捉えれば一般的な解釈だけでなくオリジナル
ビジネスになぞらえた捉え方も可能になる。まずは冒頭の
「V(Value)」は市場価値という概念が当てはめられる
が、ここでは「自分が欲しいと思ったから作った」で事足
りる。ペルソナ設定でも出てくるが自分が欲しいと思った
モノは大抵他の人も欲しいと感じているモノである事が多
いからだ。そして「R(Rare)」においては言わずもがな
で、個人発想の時点でレアリティは活きてくる。次に出て
くる「I(Inimitability)」は模倣困難性の事を指すがこの
サロンではセルフジャーニーという新しい発想にてこれを
構築する。最後は「O(Organization)」の組織性だが、
オンラインサロンの使い方は過去記事にもある通り全員が
作って全員が入り合えば良い。
・新しい組織体系の誕生
このサロンでは「全員がサロンを作って全員で入り合えば
いい」としているが、それがナゼなのか。これがDAOの
在り方に近い中央集権のない集合体の考え方になるから。
誰かがトップにいて、その下がピラミッド形式になるので
はなく、もっと形が曖昧で小さなトップ同士が集まる新し
い集合体の形成を、このサロンでは目指している。だから
このサロンでは「ボクの言う事を聞きなさい」とは一切言
わないし、欲しい人が欲しい情報を欲しいだけ持っていけ
ば良い自由形式にしてある。その代わりに、運営費が月額
¥3,500だけ頂くシステムで回っている。
・これらを兼ね備えた事業が強い
VRIO分析の本質は「本来の捉え方」かどうかは関係ない。
良くも悪くも捉え方を間違えなければ、この方式に則った
事業が強い事は言うまでもない。どれだけ講座の中身を変
えようとも、この強み分析に引っかからない事業はやがて
衰退の一途を辿る。YouTuberが数年で人気が分散し始め
ているニュースはよく耳にするが、動画露出の本質はどこ
までいっても広告業だという事。そこで「自身が構築した
何かが提案できる」事業団体は、広告費が掛からない上に
自身の商品やサービスへ導線が引ける。この導入先を先に
作っておかなければならないのはその為だし、その導入先
は何かの問題解決がベター。困っている人を救うといった
コンセプトがあれば、アナタの事業はアナタ自身が広告す
る事に何の疑問もないだろう。
自身の目指す立ち位置
・職業カテゴライズ
個人で興す事業を色々と見て回った時、それらの事業には
各々役割があり人は1人では回っていけない事を痛感する
事と思う。ではそんな様々な職業をカテゴリ別に振り分け
た場合、ネックになるのは「難易度」だろう。とは言え、
難易度にも様々な種類があるので、今回は「価値提供可否
による難易度」と「希少価値による難易度」を軸に振り分
けてみた。これになぞらえて各業種を考えてみた時、一番
左下が最もイージーな部類になり、右上が最も困難な部類
となる。転売を含む物販は誰しもが一番最初に考える最も
オーソドックスな業種であり、政治家が最も困難な業種に
なると考える。
・競争の地位
マーケティングフレームワークの一環には、昔から「競争
地位別戦略」という、自身の立場によって方針を変える事
が可能な戦略が存在する。ここには「リーダー」「チャレ
ンジャー」「ニッチャー」「フォロワー」という4種類の
立ち位置が存在するが、個人事業で狙えるのはフォロワー
かニッチャーまでだろうというのがこのサロンでの予測。
リーダーは市場の26.1%を占めている必要があり、業界
のトップを走るオンリーワンだ。逆に、チャレンジャーは
リーダーの座を狙えるほどの規模が必要である事からココ
も個人で狙えるとは到底思えない。であれば残りの2つが
個人で狙える枠であり、これに先程の職業カテゴライズ図
を重ねると、より明確に自分のポジションが可視化できる
事になる。
・未来を選ぶ
このカテゴライズ図に、自身のオリジナルビジネスを重ね
合わせる事も重要ではあるが、もっと重要なのは今のポジ
ションで事業が上手く回らない時だ。この時に、お金を稼
ぐのにどこが適しているかもこれで見る事が可能になる。
自身のオリジナルビジネスが右上に近い所にいるのであれ
ば、お金を得る仕事は左下に持ってこないと「高難度」と
「高難度」の掛け持ちは身を亡ぼす未来しかない。逆に、
自身が人生を賭けて挑む渾身のオリジナルビジネスが左下
にいては、あまりにも達成実績(実入り)が少ない。自分
がこの先でどうなりたいのかも、この図で以て可視化でき
るようになる事がこの図の最終目的である。




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