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1週間の振り返り


寝ないウサギが一番速い

・単元の割り振り

誰もが憧れる職業コンサルタントやプロデューサーは納得

をお金に換える職業になる。だからこそ必然的に、大量の

情報を扱う必要があるし簡単にはなれないが、問題は大量

の情報をどのように処理するかの一言に尽きる。だからこ

そ備忘録は書き残す必要があるし、スケジュールに追われ

ている場合ではないし、アイデア帳に持ち替える事を余儀

なくされる。ただし、それを売りモノにする為には膨大な

データを単元(セクション)で切り分けてメニューにする

必要がある。ユーザーが買いたいのは「一部分」であって

「お店そのもの」ではないのだから。

 

・ウサギは何を見たのか

そんな大量の情報を扱う事になると、必然的に脳の情報の

やり取りが増える為に睡眠時間が長くなる。このサロンで

「うたた寝」を推奨しているのはその為だが、童話「ウサ

ギとカメ」に出てくるウサギが「寝た事によって負けた」

と勘違いしている人の何と多い事か。ウサギの敗因は途中

で寝てしまった事ではなく「視点が後ろにあったから」だ

と考えた方が自然ではないだろうか。一方で視点がゴール

にしかなかったカメは、ウサギを抜いても慢心しなかった

からこそ勝てたのだ。ここでは足の速い・遅いは関係ない

事が分かるが、それでもゴールだけを見据えて途中で寝な

かったウサギが一番速い事も事実だ。

 

・下山してきた人

自身でビジネスを興そうとする人は、その多くが「自身が

山頂へ辿り着けばゴールだ」と考えてしまっている。それ

はアナタが「プレイヤー」であった場合の話であり、それ

をゴールにして良いのは、どこかから賞金が出るレースに

参加した場合のみだ。オリジナルビジネスは「追体験」が

価値になる事が多い為、アナタが今まで必死に登ってきた

道なき登山道を、他の人でも登れるように整備する事が望

まれる。山頂からの呼びかけでは、麓にすら来ていない人

の耳には入らない。

過去の自分と闘わない

・下山する必要性

オリジナルビジネスが山頂からの呼びかけでなく「下山」

する必要がある理由は、そこがどれだけ素敵な世界なのか

を下界の人々に「説明する」必要があるから。何となく宙

に浮いた話では信用が得られないのは確かだし、アナタが

到達した場所に素敵な世界が広がっている事も確かなのだ

ろう。ならばそれを「説明」しよう。そこにはどんな苦難

があって、それをどう乗り越えられたのかを。これが俗に

言う「ストーリーテリング」の全容であり、アナタだけの

オリジナルストーリーになる。この内容が精密になればな

るほど信用度合いは増す。

 

・何かを売る事で克服する恐怖

このステップに至るまでに多くの人は「お金に困る」事に

なるのは既に周知の事実。だからこそ多くの人は「お金が

あるから起業ができる」と勘違いする要因になっている。

そして、まだ価値も出来ていない状態で本当にお金に困る

人は詐欺でも犯罪でも手を出し、それを「稼いだ自分はス

ゴイ」と周囲に見せびらかすようになる。確かにお金には

困らなくなるが、それはアナタの一番築きたかった信用を

台無しにする。アナタが本当に迎え入れたかった未来はそ

んな所にあったのだろうか。

 

・販売とセカンドキッズ

世の中には「売ればお金が手に入る」という短絡思考でし

か動けない人も多い。ただ、現実には「売る」というのは

2番目の行為であって、その前に「売るモノを入手」する

必要がある。それをどこかから買うのか自分で創るのかは

自由で良いが、それを手元に置かない内から何かを売ろう

とするのは「1人目の子供がいないのに、2番目の子供が

欲しい」と願っているようなモノ。株式の世界には確かに

「空売り」という売りが先行する手法はあるが、それでも

結果的には「後で買い戻す」必要がある。この世界は決し

て「売れば儲かる」という単純な仕組みで動いていない。

お金に善悪はあるか

・お金とは何なのか

そもそも「お金は価値の交換券」であり、そこに様々な人

の意思が乗る事でより複雑な使い方が出来るようになった

便利ツールの最高峰だ。このツールを使わなくとも高級な

リゾート地で暮らす事は可能だろうし、わらしべ長者の話

を基にすれば高級車でさえ手に入るかもしれない。お金は

現代社会を周囲と同じ速度で生きる為には必要だけれども

無いと何も始まらないワケじゃない。これが「お金は加速

装置だ」と定義される理由であり、お金を投資した所で必

ずビジネスが成功するワケではない理由だ。

 

・使い方を教えない社会

文明がこのまま加速を続ける為には、お金はどんどん増え

ていかなければならないと考えられているのが資本主義の

バブル思想だ。価値があろうが無かろうが、そこに行動の

加速装置であるお金をどんどん投入する事で「使う側」は

疲弊し「貰う側」は潤う。この辺りを理解しておけば自分

が過去に一体何を買ったのかは紐解けるだろうし、これか

ら「疲弊から脱却」する為に何に投資すべきでないのかも

見えてくる。アナタをギャンブラーにするかビジネスマン

にするかの境界線は、この辺りに潜んでいる。

 

・それにあやかる者達

例えば物販業界はビジネス素人でも簡単に手が出せる領域

で、ヤフオクやメルカリで「商店」としての活動をされる

方も少なくない。ではナゼこの商売には罪悪感もなく信用

も損なわないのに、自身が興そうとするビジネスに罪悪感

が生まれるのか。ここには商品やサービスにおける品質が

関係している。販売員(店)はこの「品質」に関して何ら

責任が無い。だからこそ自信を持って販売できるが、自身

で興すビジネスはその品質も自身で構築しなければならず

難易度が高い。この難易度は確かに苦労を伴うが、同時に

参入障壁の高さそのものであり「アナタでなければならな

い理由」を一生涯貫き通すものになる。

企画書の概要を考える

・企画書の要点

起業家が「ごっこ遊び」から抜け出す為の最難関となるの

が「企画書」そのもの。大抵の企業では予算を動かす為の

きっかけ作りに使われる企画書だが、自身で構築して間も

ない起業家にとっての企画書は「事業計画」そのものだ。

これを構築する為のテンプレートはインターネット上に転

がっているし、これさえ手に入れば「後は埋めるだけ」に

なる。逆算戦略アカデミーは、大手アメリカのベンチャー

キャピタルがネット上に公開している事業計画書を参照に

しているが、手っ取り早く内容を知りたければ「本編」へ

どうぞ。

 

・これが埋まらなければ先は無い

これだけ情報が溢れる世の中で、ナゼこんなにも個人起業

が簡単に進まないのかの要点を紐解けば、それはアナタが

「ビジネスを興したいと思った根拠」を説明できるかどう

かにかかってくる。ここに筋が通らなければ、品質を上げ

る事はおろか「価値を提供する」事すらままならない。

ほとんどのコミュニティや組織が「ごっこ遊び」から抜け

出せない理由はここにあって、企業で労働者として働いて

いた時代の稼ぎを越えられない「規模の影響力」に飲まれ

る理由もそこにある。「自身のやりたい事」を仕事にする

事は「規模を犠牲にする」事では決してない。

 

・ファンタジックに考える

今、世の中の主流は「ヒーロージャーニー」であり自身が

「世の中をどう救えるか」という課題に対して空想世界で

ビームを出したり瞬間移動したり過去に戻ったりする事で

大切な誰かを救うといったテーマが主流だ。それは映画や

アニメといった形で民衆に提供され、人々に感動を与える

構図になっているが、現実的にアナタが誰かを救おうとし

てもビームは出ないし瞬間移動も出来ない。リアリスティ

ックな現実社会でアナタがヒーローではなく「何者か」に

なる為に必要なモノが本当は何なのかを考えよう。

市場ペインとタイミング

・アイデンティティが持つ力

個人が起業を目指す時、現代社会をそのままの視点で視て

いても何も「痛み」など感じる事はない。それもそのハズ

で多くの人は無意識に「ペルソナ仮面さえ付けていれば」

という前提条件で考えてしまうから。だから自身の仮面を

外してしまうアイデンティティは「市場のペイン」の項目

を半ば自動的に埋めてしまう。タイミングに関しても同じ

で、アイデンティティを再発見した時がそのタイミングに

なるから、こちらも半ば自動的に埋められる事になる。

アイデンティティは語尾やしゃべり方に特徴を取って付け

たキャラ戦略とは根本的に違う。自分自身そのものだ。

 

・市場ペイン

市場のペインが分かれば解決策はゴマンと存在する。ただ

そこは人の核心に触れるゾーンである事が多いから、直接

指摘すると本気でキレられる。だって”心が痛い”から。

だからマジョリティ層(ペルソナ仮面)向けのサービスや

商品は「関心ゾーン」にまでしか踏み込めないし、そこは

高度成長期に散々増殖したレッドオーシャン市場。起業家

を目指すなら、これを脱がす為のブルーオーシャン市場へ

出る方が価格競争にも巻き込まれず息が長い、資産として

のビジネスになりやすい。


・タイミング

多くの人が思い付きやすいレッドオーシャン市場をターゲ

ットにした場合、最も埋めにくい項目が「タイミング」に

なるだろう。「ナゼ今、始めようと思ったのか」の問いに

明確に答える為にはレッドオーシャン市場にいては中々に

分が悪い。既に誰かが売っているモノを買えば解決するの

なら、わざわざ新しい市場を開拓するのは逆にリスクにな

るからだ。この質問の裏側には「ナゼ、今なら売れると感

じたのか」という意味合いが秘められているが、大多数の

人が手に入れられてないモノはレッドオーシャン市場には

もうほとんど存在しない。

個人協会の可能性

・協会の概念

個人でアイデンティティを基に単身ブルーオーシャン市場

へ乗り出すのは中々に勇気がいる。そこで、一旦ビジネス

から離れて「個人の趣味の世界」として協会を立ち上げて

みるのは方法の1つ。この「協会」の立上げには特に何の

規制もなく、個人が勝手にどこへ何の申請も出す必要すら

なく「ある日突然思い付き」で立ち上げる事が可能だから

だ。メンバーも不要、申請も不要の「看板」は自身が持つ

アイデンティティを外の世界に少しずつ解放するのに一役

買うが、有料の場合には税金がかかる事をお忘れなく。

 

・協会5.0の世界

協会5.0の世界は正にオンラインサロンの世界そのものだ。

自身の稼ぎを最大化する為には仕事効率を最大化させるの

はマスト事項だ。自分が動いた時間分だけ稼ぎになるよう

な働き方は企業への雇用労働と同じだと考えれば、協会の

世界観がバージョンと共に効率化されていくのは当然の事

であり、より高次の協会を目指す方が良いだろう。

協会5.0のオンラインサロンが目指す世界は「入るも自由

なら抜けるも自由」な空間そのものだ。

 

・協会6.0の世界

これだけ事業のデータ化(DX化)が進むと、次に問題視

されるのは「コピー問題」だ。協会5.0の概念が「都合の

良い部分だけ」を習得するスタンスであるならば協会6.0

は、それらを全て踏襲しシステム化してしまった、いわば

完全オートメーションの世界になる。とは言え、基本的に

ユーザーは自動的に進んでいくが、今は全て機械式にでき

るかと言われればそうでもない。やはり「リアルタイム」

でなされる演出に勝る価値はそう多くないからだ。


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