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1週間の振り返り


コネクティング・ドッツ

・コネクティング・ドッツとは

かの有名なスティーブ・ジョブズがどこかの大学で発した

このワードは、その知名度こそ一気に広まったものの実際

に体感できる人は極稀だ。その理由は「やる事が決まって

いるプレイヤー」に、このコネクティングの作業は必要が

ないから。この点と点を結ぶ作業は、何か新しい革新的な

事業を展開しようと考えなければ特に生きるのに必要ない

作業であり、これを不必要としている原因の筆頭に資本主

義がある事をまず理解しておかなければ永遠に体感する事

はないだろう。真っ先にやってくる「お金問題」を、どう

扱うのか。やりたくない作業に抗う「ストレス」と、どう

向き合うのか。これが道を開くカギになる。

 

・問題のプライオリティ

社会に生きる人のほとんどが「お金とストレス」を脳内の

トップトピックの上位を占めている現代社会で、逆にこの

問題が「トップトピックでない人になる」事が成功への鍵

になるのなら、それは即ちどんどん一般人とかけ離れてい

くのは正解だという事になる。だからボクらは、必然的に

マイノリティになりがちだしドリームキラーと呼ばれる人

は良くも悪くも「一般人」だ。ここが正に問題の優先順位

の差としての行動の違いにも現れてくる事を踏まえれば、

成功者に独身が多い事にも頷ける。ただ、成功者になって

からの結婚は非常に難しいが、結婚してからなら成功者を

目指す事は可能だろう。

 

・どこに「正」を置いているか

このサロンでは、フリーランス(事業家)と起業家の違い

を明確に定義している。フリーランスはどこかから仕事を

卸してもらい、その対価を「仕事の上流」から貰う立場の

事業を指し、起業家はゼロイチとも呼ばれるように仕事を

自分で創る人の事を指している。ただし、報酬をどこから

頂くかは様々なパターンがあり顧客からダイレクトに貰い

受けるD to Cだったり企業からの広告案件だったり一概に

コレと決まっているワケではない。とは言え、企業案件に

ぶら下がってしまうと「タレントのイメージを独占したい

企業側」と「様々な広告に出演したいタレント」の間での

摩擦に挟まれる。だからこそ、最後はどこにもぶら下がら

ない「独自ビジネス」を持っておく事をこのサロンで推奨

している。

お金の為に急ぐのを辞めた理由

・富裕層向けにならない

率直に聞くが、アナタが今持っている「ビジネス」は豪勢

な邸宅に単身乗り込んでいって、高級車やシャンデリアが

煌びやかに輝く中で「これ、いかがですかー?」と堂々と

お勧めできるだろうか?それは例えアナタの手の中にある

モノが有形だろうと無形だろうと関係なく、この世に1つ

しかない貴重なモノであったとしても「そこで披露できる

自分」をまず創らなければプレゼンすらままならない。

豪勢なラッピングはその部屋では安っぽいメッキに映るだ

ろうし、そこで精一杯見栄を張ってみたところでホンモノ

が並ぶその部屋では全てが見透かされる。そんなちっぽけ

な自分から卒業する為のメソッドが逆算戦略にはある。

 

・肉弾戦と頭脳戦

ここで「身体を使う」に舵を切った人は、つまりプレゼン

どころかお話もままならないだろうから、その雰囲気に呑

まれるしか選択肢がない。それはつまり「この身体を自由

に使ってくれ」と言わんばかりだ。コチラに自由な選択権

などなく、全て相手の赴くままに操作されるのを待つ身は

果たしてアナタにとっての成功なのか。その一方で「頭脳

を使う」に舵を切った人は、外見の美が不足しがち。外見

でなく「中身で判断」する事を目的としたその出で立ちは

好意の影響力を生み出さない代わりに、自身に満ちたプレ

ゼンやお話がメインになる。どちらに偏っても結局は成功

と呼べないのであれば、いかに文武のバランスが大切であ

るかを知るのに非常に都合が良い。

 

・やりたい仕事の中身

たまにリゾート研修に参加する・しないといった起業宣伝

文句を見かける事がある。ここに参加する事で未来の自分

をその主宰者に投影させてビジョンを楽しむのは結構だが

当然主宰者は「頭脳側」でありメインはプレゼンとトーク

になる。しかしながら、そこに参加する人は「肉体側」の

人であり、人生のコントロール権利は永遠に相手側にある

事から「その立場から脱却」する事が出来ない。つまり、

その研修に参加する意思表明(決断)をした時点で主宰者

になれない事を意味している。これは奇しくも頭脳側の人

は「主宰はするが参加しない」と聞けば何となく理解出来

るのではないだろうか。

見えない価値への対応策

・標準価格が無いモノ

基本的に標準価格のないモノは大々的に市場に出回らない

のが定石。その理由は様々あるが、一番大きな理由は顧客

がその価格で納得できるかどうかは「時と場合で違う」か

らだ。だからランチェスター戦略は弱者の闘い方を推奨し

ているし、本当に価値の高いモノは一般市場で人気が出な

い。また、顧客が「消費できない」モノは飾るしか選択肢

がない事も挙げられる。固さや美しさを代表するダイヤモ

ンドの消費方法が「装飾品」でなければ売れない理由もそ

こに集約されるが、ニッチ市場でダイヤは切削・研削工具

としての需要もある事はあまり知られていない。であれば

標準価格のない商品は「使い方」を示せる方が良い。

 

・価格競争の引き金は誰だ

何を隠そう「価格競争」の引き金を引いているのは割高な

商品を扱っている販売店だ。これは「売れる為に値下げす

るから」という理由ではなく、顧客の「割引要望」に応え

られるか否かで結果が変わるから。正規の(正直な)価格

を据えている企業は利益がなくなってしまう事を理由に値

下げができない。一方で、同じ価格でも多分に利益を乗せ

てある企業は「少しだけ」なら割引しても利益がなくなる

事はない。だから割引可能な企業だけが生き残れる構図が

必然的に出来上がる。このトリガーを一番最初に引いてい

るのは間違いなく顧客だが、その理由は「本当の価値が見

えない」所に集約される。だから試しに値下げを要求して

みるんだ。

 

・アドバース・セレクションの抑止法

本当の価値が見えないからこそ起こるこの現象をアドバー

ス・セレクションと呼んでいるが、これを根本的に避ける

為には「顧客に本当の価値を教える」しか方法はない。

だけども企業サイドからしてみれば、それは企業の怠慢も

同時に顧客に教える事になってしまうから出来るだけ教え

たくないという心理が見え隠れするのが現代社会の相場を

創り出している。これは単に企業の仕事内容が「ツマラナ

イ」事を繰り返しているからでもあり、冒険心や野心を忘

れ(又は恐れ)「保身」に走った企業は必ずこういう事態

に陥るという事を覚えておくと良い。だから「飽きる事無

く続けられる」企業こそサステナブルな結果を生み出す。

操者と従者問題

・資本主義の本懐

資本主義社会の本懐を鑑みれば、それは情報の非対称性に

よる「知らない」割合を利益率にした経済効果である事が

見えてくる。つまり「知識量=利益」に直結するワケだが

これをダイレクトに顧客に伝えた所で何の効果もメリット

も得られないのが現代社会が抱える闇の部分。だからこそ

顧客は「騙されて初めて無知を知る」という構図が必然的

に出来上がったワケだが、このサロンでは「本当に顧客は

騙されなければ無知に気付けないのか」をテーマに活動を

継続している。人が「無知を知る瞬間」は何も騙された時

でなくとも良いと考えていて、寧ろ騙されて尚無知な人も

大勢いる中で「人が無知である事に気付く瞬間」にフォー

カスする事をメインテーマとしている。

 

・保険屋さんの悩み

資本主義社会がメインにしている情報の非対称性を解決す

る為の手法として「スクリーニング」と「シグナリング」

というモノがある。これらは「お互いに情報を出し合えば

良い」という解決法だが、実際対価を渡す側は、なるべく

少ない対価で大きな効果を出して欲しいが為に自社が抱え

る闇の部分を隠し、見栄えのする情報だけを提供する一方

で、対価を貰う側は、なるべく少ない労力で大きな対価を

得る為に自身が抱える闇の部分を隠し、見栄えのする情報

だけを引き換えにしたがる。結局は双方とも情報の非対称

性を緩和しただけに留まってしまい、上手く機能しないの

が資本主義が成り立たない部分として残ってしまう事で、

この影響をモロに受けているのが保険業種だろう。

 

・経営学 vs 影響力

それでも「どちらかが正直者になれば良い」と考えるのが

影響力の持つスクリーニングになる。この思想を実行する

のに最適なのが「権威の力」であり、権威に逆らわないと

する思想が文化として根付いたのもその為だろう。権威の

元では「嘘や隠し事」は罰則の対象とされるし、その罰則

を避けたいが為にシグナリングは正直にならざるを得ない

からだ。ただ、それでも経営学から見る資本主義社会には

まだまだ情報の非対称性が蔓延していて、どこまでいって

も「学歴の高いヤツが権威を得る」構図では世界は前へは

進まない。ならば使う影響力ごと変えてやろうというのが

このサロンの本懐にあり、返報性原理と社会的証明の原理

をミックスした影響力をここでは実演している事になる。

リアルとネットの境界線

・地上戦では資本主義

お金の流れが上から下へ流れる資本主義の世界では、初期

資金(イニシャルコスト)は投資というよりコストそのも

の。実際に投資をしているのは3大お金の集まるどれかで

あり、オーナーは負債を負っているだけに過ぎない。ただ

クラウドファンディングという場所は4番目の投資先とし

て名乗りを上げた新しいお金の集まる場所であり、ここで

投資してくれるのは一般人だ。ただし、この場所は物販の

コーナーではなく「ファンを創る場所」だという事を認識

できれば支援してくれた人をリピーターとして取り込む事

は可能になる。継続して先行情報を流してあげよう。

 

・空中戦は世界観

一方でインターネットを使った個人ビジネスはお金の流れ

を逆流させる事が可能だ。資本家をスタートとする事なく

自身がスタート(起点)になって価値を提供できるビジネ

スを展開する事が可能になるからだ。その代わりに強烈な

世界観を扱う必要があり、その認知のされにくさをどうに

か克服する必要がある。これがブルーオーシャンの世界に

参入するきっかけを自動的に創ってくれるし、寡占状態を

狙うのに最適な環境を半ば自動的に創ってくれる。これが

お金に縛られないサステナブルで永続的なビジネスの運用

を最適化させ、一生続く資産ビジネスの礎となる。

 

・どちらが正解か

両極端な2択の引き合いは2頂対立という1か0かという

極端な発想を促す原因を生む。ただし実際にはその中間に

位置するポジションは無限に存在するだろうし、どこまで

いっても「どっち寄りか」というバランスのお話になる事

も確かだ。まずは全ての2頂対立をインジケーター化して

みる事で「どっちが正解なのか」などというナンセンスな

質問から抜け出そう。全ての情報は参考程度に収集すべき

であるし、人生においてどっちに寄らせるかをアナタ自身

が決めなければならない理由はそこにある。現物から始ま

る地上戦と、思想から始まる空中戦は現在混戦模様だ。

このサロンで考える事

・「起業基金」案の是非

民衆が資本を支援してくれるクラウドファンディングを基

に「自分達で支援を出し合って資本を創る」起業基金では

株式とは違い、1人当たりの金額は少額になる。つまり何

度でも挑戦が可能で、それこそ「当たりを引くまで挑戦す

る」事も可能だ。このシステムは「価値ある者こそが然る

べき賞賛を受ける」に相応しいが、それは同時に賞レース

に早変わりしてしまうリスクを同時に孕む。競争の世界は

早い者勝ちがマストになる為にどうしても品質を度外視し

てしまいがち。つまりスクリーニングは「品質重視」だと

公言しているにも関わらず「速さ」をシグナリングとして

参加されるとどうしても場が荒れる所に問題が残る。

 

・賞レースは早い者勝ち

この「速さを競った競争」こそが大量生産大量消費の名残

として残っていて、わき目もふらずに走る大人たちの姿は

子供達にとってどのように映るのかを考えた事はあるだろ

うか。頭を使わず、ひたすら身体だけを酷使し続ける仕事

に子供達は夢を見出す事が果たしてできるだろうか。都合

主義のシグナリングがなくならない最大の理由を資本主義

のルールが創ったものだとするならば、適正なシグナリン

グを自身で創る為に一旦資本主義から離れるのも一手だし

それが自身のスクリーニングを構築する際の基準になる。

 

・ヒューマン・クオリティを上げる

提供者の伝えたい事が伝わらない事故はアチコチで起きて

いる事は確かで、それは必至で「今」を勝ち取ってきた人

にとって訪れる未来が真っ暗なのにも納得がいくだろう。

未来が真っ暗に見えるのは「思い描く未来が無い」からで

あり、創ってないモノは見えるはずもない。このサロンが

大切にしているのは、どこまでいっても「未来で得られる

自身の姿」であり、その未来から人生を逆算する事は永続

的な資産ビジネスを運用するのにどうしても必要なピース

であり、これをここではアイデンティティと呼んでいる。


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